【8】ボスさん、お留守番
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突然ですが…留守を任されました。
おはようございます、皆さん。
居候中のディアボロです。
あの食事会から三日経過しました。
シメのうどんを食べ終えた後、俺は一足早く入浴して就寝しました。
実は、これ…意図的でした。
元々、リゾットさんはフィンさんに用事があってきたみたいですし、俺があのままリビングにいたら…?
おそらく、彼はフィンさんと会話なく過ごしてしまうでしょう。
これは勘ですが、リゾットさんとフィンさん…恋仲なのでは?
付き合ってないなら、その一歩手前というか、二人のどちらかが片思いをしている可能性もありそうだ。
人の恋路を邪魔するよりも、成就させてあげる方が素敵だと思いませんか?
だから、俺はさりげなく行動したのです。
あの後、二人がどんな会話をしたのか、どんな雰囲気になったのか…すっごく気になっていました。
いい感じになってたらいいな~とささやかに願ってて、翌朝に起床してフィンさんにこそ~と遠回しに訊いてみました。
『ちょっと世間話に盛り上がりました』
ほんのり笑って教えてくれた。
さすがに、深い内容までは公開してくれなかったけど…個人情報保護は大事ですよね。
でも、朝食を食べている時にフィンさんはちらっとその中身に触れる事を喋ってくれた。
『久しぶりに、パッショーネに行く事になりました』
なんですとっ!
リゾットさんが訪れたって…あれ、恋愛フラグではなくてお仕事招集フラグだったんですか!?
『半日ほど外出しないといけなくて…ディアさん、どうします?』
おおう…選択ですか。
大人しくここでお留守番するか?
それとも、危険覚悟でついていくか?
答えは勿論…
前者を選択しました。
何故、後者にしない!
…と怒っておられる方もいらっしゃると思いますが、考えてくださいませ。
現在のパッショーネのボスは、DIO様のご子息のあの子です。
中身は違うとはいえ、前ボスの立ち位置の俺を見逃すはずがありません。
ぶっちゃけ会いたい気持ちもありますが、今はその時期ではない気がします。
だから、お留守番をする事になりました。
そして冒頭へ戻る…と。
「でぃあちゃーん」
なんと、タイミングよくふーちゃんもやってきました。
独りぼっちはちょっと寂しいと思ってたんだ、来てくれてありがとう!
「にゃふっ!」
おおっ、ワンダニャンもいますね。
なら、二人と一匹でまったりとした一日を過ごしましょう。
フィンさんは出かける際に、こう忠告してくれました。
「ディアさん、念の為に言っておきます。
この空間は常に結界を張っているので、私やふーちゃんの力を狙う勢力は入れない仕組みになっています。
でも、この結界さえも封じられない強いスタンド使いがスキを突いて侵入する危険性はあります。
もしも、そんな人が来た場合は…力を存分に使ってください」
はい、分かりました!
…と言っても、フィンさんの口調だとこれまでそんな大胆な行動を起こした人は稀らしい。
出来るだけ油断しない様にしておけば大丈夫…って事かな?
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