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デートからの帰り道は何時も歩きが遅くなる。
1歩1歩歩幅が縮んでいく。
帰りたく無いって気持ちの表れだと分かっているのに、素直になれなくて、ただただゆっくり歩く。
だけど、小さくなった歩幅でも別れる時はやってくる。
今日は言っちゃおうかな。
「帰したくない」って。
言葉にしようと口を開くが、変なプライドが邪魔をする。
パクパクと金魚のように開いては閉じ、開いては閉じ。
なんてしていると、繋いでいた手がゆっくりと解かれる。
ああ、今日も言葉にできなかった。
「今日はありがとうエース!楽しかった!」
「俺も楽しかった。また行こうな!」
無邪気に笑う彼女の顔を見て、少しホッとする。楽しそうならこれでいいのだと。
少しの間、手を振りあってお互い背を向け合う。
あとは、家に帰るだけなのにまだ歩幅が小さい。
分かってる。このままじゃ駄目だ俺。かっこ悪すぎる。
遠くに行ってしまった彼女を探す。
走って走って、息が切れそうになったとき彼女を見つけた。
俺と同じように小さな歩幅で歩く君が、とても愛おしく思えた。
一目散に駆け出して後ろから抱きしめる。
「遅くなってごめん。俺、もっとお前と居たい。」
さっきまで驚いていた彼女が、顔を真っ赤にしている。
「ほんとに遅いよ。馬鹿エース、、」
きゅっと回した腕に置かれた手に力が入った。
ああ、やっぱり早く言うべきだった。
俺の彼女はこんなにも可愛いのだから。
1歩1歩歩幅が縮んでいく。
帰りたく無いって気持ちの表れだと分かっているのに、素直になれなくて、ただただゆっくり歩く。
だけど、小さくなった歩幅でも別れる時はやってくる。
今日は言っちゃおうかな。
「帰したくない」って。
言葉にしようと口を開くが、変なプライドが邪魔をする。
パクパクと金魚のように開いては閉じ、開いては閉じ。
なんてしていると、繋いでいた手がゆっくりと解かれる。
ああ、今日も言葉にできなかった。
「今日はありがとうエース!楽しかった!」
「俺も楽しかった。また行こうな!」
無邪気に笑う彼女の顔を見て、少しホッとする。楽しそうならこれでいいのだと。
少しの間、手を振りあってお互い背を向け合う。
あとは、家に帰るだけなのにまだ歩幅が小さい。
分かってる。このままじゃ駄目だ俺。かっこ悪すぎる。
遠くに行ってしまった彼女を探す。
走って走って、息が切れそうになったとき彼女を見つけた。
俺と同じように小さな歩幅で歩く君が、とても愛おしく思えた。
一目散に駆け出して後ろから抱きしめる。
「遅くなってごめん。俺、もっとお前と居たい。」
さっきまで驚いていた彼女が、顔を真っ赤にしている。
「ほんとに遅いよ。馬鹿エース、、」
きゅっと回した腕に置かれた手に力が入った。
ああ、やっぱり早く言うべきだった。
俺の彼女はこんなにも可愛いのだから。
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