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家庭科の時間にクッキーを作った。
出来た分は各自で食べていいとの事で、せっかくの食料だとポリポリ食べていた。
次の授業は魔法史かなんて考えながら歩いていると、後ろから声をかけられた。
たぶん、さっきの授業の隣の班の人。
「俺クッキー苦手でさお前食べる?」喋った事も無いのにくれるなんてよほど、食い意地が張ってみえたのかな。ちょっと恥ずかしい、でもクッキーに罪は無いので貰っておいた。そういや彼の名前も知らないや。そう思いながらもサクサクと食べるのを辞められない。
私のクッキーはプレーンだったが彼のクッキーはチョコチップが入ってる、いいね豪華だ。
些細なことだが、チョコが入っているというのは嬉しいもので、自分の分を食べ終えるとすぐに袋のリボンを解いた。
バターの強い匂いにほのかに香るチョコ。
期待に胸を膨らませながら、一口頬張る焼き加減も良い。
幸せ一杯でクッキーを食べている私の背後からいきなり抱えられ鳩尾を押された。
声にもならない音を出して、驚きで口から咀嚼していたクッキーが漏れる。
「早く吐くんだ!!!!!!」
普段とは違う強い口調だが、声でカリム先輩だと分かった。
なんで?と言う前に顎が閉じないように抑えられ指を入れられる。
「くそっ、飲み込んだ後か…」
カリム先輩の細いながらもゴツゴツした指が舌をはっていく。
普段触れることのない所に侵入され嗚咽が漏れる
「あ゛っっっお゛お゛」
汚い声をあげながら喉が異物を排除しようと痙攣していくのが分かる。
痙攣を指で感じたのか先輩が嬉しそうに喋る。
「そう、上手だ。落ち着け俺がついてる」
あやされているような優しい声と比例してビチャビチャと私の胃から出たものが地面を汚す。
生理的なものと、いきなり指を入れられて吐いたことによる恐怖で涙が出た。
「ごめんな〜お前毒が入ったクッキー食べてたから言葉より先に動いちまって。怖かったな。」
そんな私を理解してか先輩は優しく抱きしめてくれた。
毒が入ったクッキー?抱きしめられながらもハッキリと聞こえたそれに驚いた。
「あの、これ毒が入ってるんですか?」
貰った袋を掲げ聞いてみると、一瞬顔が険しくなった後に真剣な顔でそうだと言われた。
顔も名前も知らない人に毒を盛られるほど嫌われていた。その事実は辛いものだった。
只々悲しくなって、また止まらなくなった涙を手で拭いながら慰めてくれる先輩。
「辛いよなぁ。人から毒を盛られるのも、毒を盛られるかもしれないと思いながら食事するのも。だから、これからは一緒にジャミルの飯食おうな!」
そう言う先輩のキラキラした笑顔に安心した。そうだ、これからはカリム先輩と一緒に、ジャミル先輩のご飯だけを食べれば良い。そうすれば、こんなこと二度と起きないだろう。ギュッとカリム先輩の服を掴む私の頭を先輩が優しく撫でる。
「大丈夫。これからは俺達が守ってやるからな」
出来た分は各自で食べていいとの事で、せっかくの食料だとポリポリ食べていた。
次の授業は魔法史かなんて考えながら歩いていると、後ろから声をかけられた。
たぶん、さっきの授業の隣の班の人。
「俺クッキー苦手でさお前食べる?」喋った事も無いのにくれるなんてよほど、食い意地が張ってみえたのかな。ちょっと恥ずかしい、でもクッキーに罪は無いので貰っておいた。そういや彼の名前も知らないや。そう思いながらもサクサクと食べるのを辞められない。
私のクッキーはプレーンだったが彼のクッキーはチョコチップが入ってる、いいね豪華だ。
些細なことだが、チョコが入っているというのは嬉しいもので、自分の分を食べ終えるとすぐに袋のリボンを解いた。
バターの強い匂いにほのかに香るチョコ。
期待に胸を膨らませながら、一口頬張る焼き加減も良い。
幸せ一杯でクッキーを食べている私の背後からいきなり抱えられ鳩尾を押された。
声にもならない音を出して、驚きで口から咀嚼していたクッキーが漏れる。
「早く吐くんだ!!!!!!」
普段とは違う強い口調だが、声でカリム先輩だと分かった。
なんで?と言う前に顎が閉じないように抑えられ指を入れられる。
「くそっ、飲み込んだ後か…」
カリム先輩の細いながらもゴツゴツした指が舌をはっていく。
普段触れることのない所に侵入され嗚咽が漏れる
「あ゛っっっお゛お゛」
汚い声をあげながら喉が異物を排除しようと痙攣していくのが分かる。
痙攣を指で感じたのか先輩が嬉しそうに喋る。
「そう、上手だ。落ち着け俺がついてる」
あやされているような優しい声と比例してビチャビチャと私の胃から出たものが地面を汚す。
生理的なものと、いきなり指を入れられて吐いたことによる恐怖で涙が出た。
「ごめんな〜お前毒が入ったクッキー食べてたから言葉より先に動いちまって。怖かったな。」
そんな私を理解してか先輩は優しく抱きしめてくれた。
毒が入ったクッキー?抱きしめられながらもハッキリと聞こえたそれに驚いた。
「あの、これ毒が入ってるんですか?」
貰った袋を掲げ聞いてみると、一瞬顔が険しくなった後に真剣な顔でそうだと言われた。
顔も名前も知らない人に毒を盛られるほど嫌われていた。その事実は辛いものだった。
只々悲しくなって、また止まらなくなった涙を手で拭いながら慰めてくれる先輩。
「辛いよなぁ。人から毒を盛られるのも、毒を盛られるかもしれないと思いながら食事するのも。だから、これからは一緒にジャミルの飯食おうな!」
そう言う先輩のキラキラした笑顔に安心した。そうだ、これからはカリム先輩と一緒に、ジャミル先輩のご飯だけを食べれば良い。そうすれば、こんなこと二度と起きないだろう。ギュッとカリム先輩の服を掴む私の頭を先輩が優しく撫でる。
「大丈夫。これからは俺達が守ってやるからな」