紅と藍の別れ?
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三蔵一行が大サソリと対峙していたほんの僅かな時間。
円形影ドームの外で、鬼宮は使用していたクナイもろとも、刺した人物を地面にたたきつけて、自身も地に降り立った。
???「・・・てめー、人の腹に、風穴明けてんじゃねーよ」
立ち上がりながら、自身の体からクナイを抜き取り、それを足元に落として人影が立ち上がった。
鬼宮「その程度では死なないか。案外しぶといな」
???「誰かと思えば、あの時の生き残りか?」
鬼宮「覚えているとはね。悪いけど、ケリを付けようか」
言いながら、鬼宮は屈んだ。
何故か、相手の妖怪も同じ動きをする。
妖怪「な、体が勝手にっ。てめー、人間の分際で何をしやがった」
鬼宮「・・・影を繋がせてもらった」
言いながら、彼女は右手を地面近くまで低く降ろす。
宿敵の妖怪も同じ動きをして、自身が捨てた鬼宮のクナイを拾った。
鬼宮も自身で出現させたもう一本のクナイを手に握っている。
彼女はそのまま、左手も添えて、クナイを自身の首に当てる。
妖怪も同じ動作をしていた。
妖怪「なっ何をする気だっ」
鬼宮「何って、こうするのさ!」
彼女は何の迷いもなく、手首だけでクナイを動かし、首へと振り下ろす。
妖怪「っ、やめ!」
ザジュン!ガンガラッカン!
地面に落ちる2本のクナイ。
音が辺りに鳴り響くと同時に、三蔵一行を閉じ込めていた影のドームがなくなった。