紅と藍の別れ?
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サソリはカチカチと両方の鋏を鳴らして、ゆらゆらと毒の詰まった尻尾を揺らして挑発してくる。
八戒「まずは、あの尻尾からやりますか」
悟浄「じゃぁ、鋏は俺がまとめておきますか」
八戒の提案に答える形で、シャラララララと音が鳴り、悟浄の錫杖が、片方のサソリの鋏を封じる。
悟空「じゃぁ、俺はこっちだ。おぅりゃぁあ!」
悟空が跳躍し、如意棒でもう一方の鋏を破壊する。
サソリは声にならない怒号を上げながら、尻尾の毒針で鋏を固定している悟浄を襲おうとするが、三蔵の弾丸が、毒針を貫き、辺りに猛毒が散らばる。
悟浄「ちょっ、三蔵!俺のこと殺す気か!」
すぐ近くの地面に毒が落ちてきた悟浄が文句を言う。
三蔵「うるせーよ、エロ河童。悟空!もう一つの鋏も壊して、とっとと留目を刺せ!とっととこの暗いドームから出るぞ」
悟空「おう!伸びろ、如意棒!!」
悟空は気合を入れて、如意棒を伸ばし、悟浄が拘束していた鋏を破壊するついでに、素早く手首を返して、サソリの胴体を如意棒で貫く。
苦しむ大サソリはまだ死ぬ様子がなく、八戒がにっこり笑顔で留目を刺す。
八戒「害虫は生命力が強くて、ウザいですね。これならどうですか?はぁああ!」
八戒の特大気功が炸裂して、悟空と悟浄が離れた瞬間に、大サソリを飲み込んでいく。
八戒の気功の光が過ぎ去った後には、何も残らず、鬼宮が張った円形の影も消える。
彼らの耳に届いたのは、地に落ちる鋼の音。
続いて目にしたのは、倒れゆく人影だった。