月と桜と・・・
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妖怪と人間が共存し、桃源郷と呼ばれた大陸において、突如西域からのマイナスの波動による影響で、妖怪が人間たちを襲い始める。
その元凶である、牛魔王組成実験阻止のため、三仏神の命により、第三十一第唐亜玄奘三蔵法師が率いる、孫悟空、沙悟浄、猪八戒、そして彼らの有能な移動手段である小さき白いドラゴンこと、ジープが西域へと旅路を続けていた。
そんなとある旅路の荒野で、彼らは藍色のポニーテールと同色の瞳を持つ女妖怪退治屋と遭遇する。
彼女は、ある妖怪の呪術により、紅い月の夜に妖怪化してしまうという呪いを受けていた。
影を使って、妖怪を倒していく彼女を、一刻の助っ人として、次の町までのほんの少しの時間を共にした。
その短い時間で悟浄は次第に、弱みを見せようとせず、孤独に生きようとする彼女に惹かれていく。
旅立ちの朝、悟浄が彼女と旅の同行を三蔵に持ちかけ、喧嘩になるが、当の本人はそれを拒絶する。
しかし、「有能な専門家を引き入れて、楽がしたいから」という単楽的な目的で、三蔵が同行を断行した。
あまりに強引な命令に彼女は「復讐を果たすまで」という条件で彼女も旅路に加わった。
そして、彼らが西域に進むにつれ、彼女の妖怪化の頻度が多くなり、彼女が復讐相手に固執する理由もわかってくる。
これ以上の同行について、結論を下さなければいけない時が来ていた。
そんな折、彼女の復讐相手が、三蔵一行への刺客として送り込まれた。
すぐさま戦闘になり、彼女は自身の技の全てを使って、敵を撃破した。
当初の目的である「復讐を果たすまで」の約束が効力を失う、その時その瞬間、彼女はこれまでの三蔵一行の旅の金銭管理と食料問題について、一行に「三仏神カードを止められたら、どうやって天竺まで辿り着くつもりなのか」と理詰めで問い、決定権を持つ三蔵に渋々旅の同行継続を決定させた。
そして、それまでずっと彼女を支えてくれていた悟浄に笑顔を向けて、三蔵一行は5人組として、西域への旅を継続している。
これから、語られるは、とある桜の咲き誇る山間の町での密やかな物語…