紅と藍の邂逅
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その後、町に入った一行は、宿を取りに宿屋に入る。
鬼宮「すまない、今、空いてる部屋はあるか?」
店主「あー、すまないね、今、4人部屋と1人部屋一つずつしか空いてないだわ。それでいいかな」
鬼宮「それで構わない。女だからと言って、俺は妖怪退治屋だからな。自己防衛位できる」
店主「あんた、妖怪退治屋さんなのかい。そりゃ助かるよ。良かったら、うちの町も守ってくれないかい。最近、近くに妖怪がうろついてるみたいでな」
鬼宮「必要があれば、仕事はしよう。だが、まずは長旅の疲れを癒したい。部屋への案内を頼めるか」
店主「あぁ、分かったよ」
いつもは、八戒がする宿屋の交渉も、鬼宮が先に口を開き、的確で短いやり取り用件を済ませて、それぞれ2階の部屋へ案内された。
一行が各々荷物整理をしていると、鬼宮が彼らの部屋へと顔を出した。
鬼宮「よう、買い物行くけど、なんか買ってくるものあるか?」
八戒「あぁ、鬼宮さん。先程は、交渉ありがとうございました。僕らもこれから買い物に行こうとしてたんですけど」
鬼宮「けど?」
八戒「僕、さっきの戦闘で気功を少々使いすぎてしまいまして、そのまま運転してきたので休息が必要で」
悟空「俺、腹、減って、もう、動けない」
三蔵「おい、悟浄、煙草買ってこい。カートン2つ」
悟浄「三蔵様は、はなっから、行く気なしかよ!ったく、八戒、他に買ってくるものは?」
八戒「このメモに書いてあるものをお願いします。あと、できればこの周辺の詳細な地図をお願いします」
鬼宮「なんか、気の抜けた一行だな。悟空、ここ1階の奥の部屋が、食事処になってたから、夕飯まで我慢しろよ」
八戒「あれ?入り口は、受付カウンターだけでしたよね?なぜ、奥に食事処があると?」
鬼宮「カウンターの左奥にのれんがあったぞ。まぁ、気功の使いすぎだと気付かなかったかもな。八戒は休んでろよ。悟浄、行くよ。ここまで乗せてもらった礼も兼ねて、買い物手伝わせてよ。俺も補充したいものあるし」
悟浄「しゃーないな。じゃ、俺は美人さんと、デートとしゃれこもうかな」
そう言って立ち上がる悟浄。
鬼宮「で、デートって、単なる買い物だろ!それに、俺は、美人じゃない!」
長い夜色の髪を翻して、鬼宮は部屋から出て行こうとする。
悟浄「そう照れるなって」
そんな彼女の反応を楽しみながら、後に続いて部屋を出て、買い物に行く悟浄である。