スカイウォードソード続
[#dc=1#]は祈りを捧げ、テツの掘ってくれた道を通って入口まで戻ってきていた。大地の神殿を後にしようとしたその時。
「[#dc=1#]の嬢ちゃん!」
テツが呼ぶ声がした。横を見るとテツがいる。
「あれ?戻ったんじゃあ」
「話は後!一度もぐるぜ!」
テツは[#dc=1#]を遮って言うと、早々に引っ込んでしまった。仕方なく[#dc=1#]も続く。その直後、頭上で何かの雄叫びを聞いた気がした。
「……今の、」
「魔物だよ。さっき帰ろうとしたら銀髪の変な奴がいてよぉ、アンタを探すように命令してたんだ。」
……ギラヒムだ……!!
「そうそう、アンタ、ワープできるんだって?」
「え?うん。この石の」
「シィー!!やり方はいいよ。オイラには関係ないし。それより声を聞かれちゃ大変だ。今からは何もしゃべんなよ。」
[#dc=1#]は、見えないと分かりながら頷いた。しかし、なぜか伝わったようだった。
「オイラ達は今、モグマ族の住処に向かってんだ。そこに出たら、そっから安全な場所にワープしな。あ、そうだ。さっきの変な奴は天望の神殿に行くといってたぜ。」
……困ったな……。
「よし、ついた。じゃあ、またな、[#dc=1#]の嬢ちゃん。」
テツはさっさとどこかへ行ってしまった。多分しゃべらないでいいように気を使ってくれたんだな……。とりあえず、外に出ようか。[#dc=1#]はなんとか外に這い出した。さて、どうする?……ギラヒムが、いる。だけど……行くしかない。[#dc=1#]は覚悟を決めるとワープした。
よし、うまくできた。[#dc=1#]は天望の神殿の脇にいた。正面の方は全く見えないから、おそらく向こうからも見えないだろう。そろそろと忍び足で正面を覗き込んだその時、キン!と金属独特の音が鳴り響いた。[#dc=1#]は慌てて隠れた。あの音は多分ギラヒムだ……どうする?[#dc=1#]が悩んでいると正面が騒がしくなった。[#dc=1#]は何事かと聞き耳を立てた。
「キミが中から出て来たってことは、あの娘は中にいるんだね、リンク君。」
「残念ながら、彼女はここにはいない。分かったらさっさと去れ!」
言うと同時にシュンという音が鳴った。リンクが矢を放ったのだろう。
「本当に!!何度も何度もムカつくよ、キミは!!」
[#dc=1#]は身を縮めた。怖い。そうしているうちにも、戦闘は激しくなっているようだった。しばらくして、辺りは静かになった。
「ハァ……ハァ……もういい、今のところは引き上げてあげるよ。」
キン、という音が再び鳴り響いた。[#dc=1#]は顔を挙げた。……やっと終わったんだ。
「……困ったな、彼女、本当にいなかったのに。」
リンクのつぶやきが聞こえてきた。あ!リンクがいる![#dc=1#]は急いで正面に出た。
「リンクさん。」
「[#dc=1#]!よかった。そんなところに隠れていたんだな。怖かっただろ。大丈夫か?」
「はい、大丈夫です。」
「堅苦しいなぁ。タメ口でいいよ、タメ口で。後、俺のことはリンクでいいから。」
「じゃあ、遠慮なく。リンクはどうしてここへ?」
リンクはため息をついた。
「この状況じゃ一択だろ?」
「え?」
[#dc=1#]はきょとんとし、首を傾げた。
「[#dc=1#]を追ってきたんだ。」
[#dc=1#]は驚いた。
「でも、ゼルダは?」
「今回、ギラヒムの狙いは君のようだから。ゼルダなら大丈夫。最悪バドもいるし。」
「そう……。」
いいの、かな?
「で、今から大地の神殿?」
「いえ、天望の神殿よ。大地の神殿はさっき行ってきたの。」
「そうか。じゃあ、行くか!」
二人は天望の神殿に入った。リンクがいてくれたおかげで、楽に進むことができた。……最後の綱渡りは苦労したが。本当にゼルダはどうやって攻略したのだろう。あぁ見えて運動神経バツグンなのかな。そんなことを思いながら祈りを捧げた。
無事祈り終え、神殿から出てきた。すると突然リンクが[#dc=1#]を横へ押し倒し、自分は逆方向へ飛び退った。その直後、カキンと何かがはじかれた音がした。起き上がって音の方を見てみると、短剣が地面の上を転がっていた。[#dc=1#]が驚いて短剣を眺めていると、
「ギラヒム!」
リンクが叫んだ。
「やっぱりキミと一緒にいたんだね。今度こそ、その娘はもらっていくよ。」
ギラヒムが襲い掛かってきた。
「させるか!」
リンクが応戦する。[#dc=1#]はおずおずと下がった。また、戦いが繰り広げられる。……怖い!その時、何かが向かってくる気配がした。顔をそちらに向けると、ギラヒムの放った短剣の一つが[#dc=1#]にむかってきている。が、
「[#dc=1#]!」
リンクが間に入って盾で庇ってくれた。[#dc=1#]はへなへなとその場に座り込んでしまった。
「大丈夫かっ!?」
リンクの声が飛ぶ。
「う、うん……!」
[#dc=1#]は怖く思う自分を叱責してなんとか答えた。
「ゼルダから伝言だ!次は三匹の龍に会え!俺がギラヒムの相手をしているうちに」
「させないよ!」
パチン!ギラヒムが[#dc=1#]の後ろに立った。その気配を感じ取り、[#dc=1#]は慌てて前に飛び出し、振り向く。ギラヒムが、目の前にいる。手をのばしてきた。その時、後ろから引っ張られた。リンクが[#dc=1#]を引っ張ったのだった。ギラヒムから距離ができる。
「さぁ、行け!」
[#dc=1#]はすぐさまワープした。
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「[#dc=1#]の嬢ちゃん!」
テツが呼ぶ声がした。横を見るとテツがいる。
「あれ?戻ったんじゃあ」
「話は後!一度もぐるぜ!」
テツは[#dc=1#]を遮って言うと、早々に引っ込んでしまった。仕方なく[#dc=1#]も続く。その直後、頭上で何かの雄叫びを聞いた気がした。
「……今の、」
「魔物だよ。さっき帰ろうとしたら銀髪の変な奴がいてよぉ、アンタを探すように命令してたんだ。」
……ギラヒムだ……!!
「そうそう、アンタ、ワープできるんだって?」
「え?うん。この石の」
「シィー!!やり方はいいよ。オイラには関係ないし。それより声を聞かれちゃ大変だ。今からは何もしゃべんなよ。」
[#dc=1#]は、見えないと分かりながら頷いた。しかし、なぜか伝わったようだった。
「オイラ達は今、モグマ族の住処に向かってんだ。そこに出たら、そっから安全な場所にワープしな。あ、そうだ。さっきの変な奴は天望の神殿に行くといってたぜ。」
……困ったな……。
「よし、ついた。じゃあ、またな、[#dc=1#]の嬢ちゃん。」
テツはさっさとどこかへ行ってしまった。多分しゃべらないでいいように気を使ってくれたんだな……。とりあえず、外に出ようか。[#dc=1#]はなんとか外に這い出した。さて、どうする?……ギラヒムが、いる。だけど……行くしかない。[#dc=1#]は覚悟を決めるとワープした。
よし、うまくできた。[#dc=1#]は天望の神殿の脇にいた。正面の方は全く見えないから、おそらく向こうからも見えないだろう。そろそろと忍び足で正面を覗き込んだその時、キン!と金属独特の音が鳴り響いた。[#dc=1#]は慌てて隠れた。あの音は多分ギラヒムだ……どうする?[#dc=1#]が悩んでいると正面が騒がしくなった。[#dc=1#]は何事かと聞き耳を立てた。
「キミが中から出て来たってことは、あの娘は中にいるんだね、リンク君。」
「残念ながら、彼女はここにはいない。分かったらさっさと去れ!」
言うと同時にシュンという音が鳴った。リンクが矢を放ったのだろう。
「本当に!!何度も何度もムカつくよ、キミは!!」
[#dc=1#]は身を縮めた。怖い。そうしているうちにも、戦闘は激しくなっているようだった。しばらくして、辺りは静かになった。
「ハァ……ハァ……もういい、今のところは引き上げてあげるよ。」
キン、という音が再び鳴り響いた。[#dc=1#]は顔を挙げた。……やっと終わったんだ。
「……困ったな、彼女、本当にいなかったのに。」
リンクのつぶやきが聞こえてきた。あ!リンクがいる![#dc=1#]は急いで正面に出た。
「リンクさん。」
「[#dc=1#]!よかった。そんなところに隠れていたんだな。怖かっただろ。大丈夫か?」
「はい、大丈夫です。」
「堅苦しいなぁ。タメ口でいいよ、タメ口で。後、俺のことはリンクでいいから。」
「じゃあ、遠慮なく。リンクはどうしてここへ?」
リンクはため息をついた。
「この状況じゃ一択だろ?」
「え?」
[#dc=1#]はきょとんとし、首を傾げた。
「[#dc=1#]を追ってきたんだ。」
[#dc=1#]は驚いた。
「でも、ゼルダは?」
「今回、ギラヒムの狙いは君のようだから。ゼルダなら大丈夫。最悪バドもいるし。」
「そう……。」
いいの、かな?
「で、今から大地の神殿?」
「いえ、天望の神殿よ。大地の神殿はさっき行ってきたの。」
「そうか。じゃあ、行くか!」
二人は天望の神殿に入った。リンクがいてくれたおかげで、楽に進むことができた。……最後の綱渡りは苦労したが。本当にゼルダはどうやって攻略したのだろう。あぁ見えて運動神経バツグンなのかな。そんなことを思いながら祈りを捧げた。
無事祈り終え、神殿から出てきた。すると突然リンクが[#dc=1#]を横へ押し倒し、自分は逆方向へ飛び退った。その直後、カキンと何かがはじかれた音がした。起き上がって音の方を見てみると、短剣が地面の上を転がっていた。[#dc=1#]が驚いて短剣を眺めていると、
「ギラヒム!」
リンクが叫んだ。
「やっぱりキミと一緒にいたんだね。今度こそ、その娘はもらっていくよ。」
ギラヒムが襲い掛かってきた。
「させるか!」
リンクが応戦する。[#dc=1#]はおずおずと下がった。また、戦いが繰り広げられる。……怖い!その時、何かが向かってくる気配がした。顔をそちらに向けると、ギラヒムの放った短剣の一つが[#dc=1#]にむかってきている。が、
「[#dc=1#]!」
リンクが間に入って盾で庇ってくれた。[#dc=1#]はへなへなとその場に座り込んでしまった。
「大丈夫かっ!?」
リンクの声が飛ぶ。
「う、うん……!」
[#dc=1#]は怖く思う自分を叱責してなんとか答えた。
「ゼルダから伝言だ!次は三匹の龍に会え!俺がギラヒムの相手をしているうちに」
「させないよ!」
パチン!ギラヒムが[#dc=1#]の後ろに立った。その気配を感じ取り、[#dc=1#]は慌てて前に飛び出し、振り向く。ギラヒムが、目の前にいる。手をのばしてきた。その時、後ろから引っ張られた。リンクが[#dc=1#]を引っ張ったのだった。ギラヒムから距離ができる。
「さぁ、行け!」
[#dc=1#]はすぐさまワープした。
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