Prologue
夢小説設定
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ガタンッ
ガタガタッー!
「(…この音は…?)」
夢を見た気がしていたが、目を開けているのか閉じているのかもわからないほどの真っ暗闇の中で何かの音がした
「やべぇ。そろそろ人がきちまうゾ。
早いところ制服を……」
そしてどこからともなく少し高めの声が聞こえてくる
「(あたし、どうしたの…?)」
ベルベットの意識はまだぼんやりとしていた
「うーん!!!
この蓋、重たいんだゾ。
こうなったら………奥の手だ!
ふな''〜〜〜〜それっ!」
すると突然目の前が青い炎で包まれた
「っ!?なに!?」
青い炎が視界を走り、眩しくて目を閉じていたベルベットが少しずつ目を開くと、大きな鏡といくつもの棺がふわふわと浮かんでいる景色が飛び込んでくる
「さてさて、お目当の…ってギャーーーーーー!!!!
オマエ、なんでもう起きてるんだ!?」
「うるっさいわね…
しゃべる狸、ここはどこなのよ」
景色が飛び込んでくるとともに目の前にいたロシアンブルー色の動物が大声で叫べば思わずベルベットは顔をしかめてしまった
「誰が狸じゃーーーー!!!!
オレ様はグリム様なんだゾ!」
「あら、よく見たら猫ね…
ねこにん以外にもしゃべる猫っているのね」
「ねこにん?なんなんだゾそれ
まぁいい。そこのニンゲン!
オレ様にその服をよこすんだゾ!
さもなくば……丸焼きだ!」
「狸に丸焼きにされる夢なんて…どんな夢よ…」
「だから狸じゃねーって言ってるんだゾ!」
ぼんやりと喋る猫との会話を続けていたが
「ラフィーが見たらきっと喜…っ!?
ライフィセットッ!?」
腕の中にいるはずの存在がいないことに気がつき、途端に覚醒する
「あんたライフィセットを知らない!?
あたしの弟!」
「はぁ〜?そんなの知らねーんだゾ
この中には最初からオマエだけだったんだゾ?」
「そんな…嘘よ…
ラフィー!どこなの!?」
「ちょっ!オマエどこいくんだ!?」