合縁奇縁
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「それで?」
「えーっと」
場所を移して職員室、呼び出しをくらった学生の如くセイは椅子に座った相澤に睨まれていた。
「連絡一つよこさずアメリカにいた?」
「連絡はしようとしたっていうか…」
「来年度から雄英で副担?」
「それは成り行きで…」
「は?」
「うっ」
相澤からただならぬオーラを感じでセイは目を逸らす
そこに助け舟を出したのはマイクだった
「そんぐらいにして再会を喜ぼうぜ!!!
今日は誰ん家でパーティーする!?」
「しなくてよくね?」
「俺もパス」
「こいつぁシヴィー!!!!」
相澤の隣の席、マイクが誰よりも大きい声で遮った
「携帯持ってなくて連絡出来なかったのは謝るよ」
「買え、今日、買って、帰れ」
「はい…」
「んじゃ簡単に仕事の説明するから、それ終わったら今日はいいらしい」
「わかった」
「これと、これ。あとはこれの整理とスケジュールも作る」
ドサドサと音を立てて書類の山が積み重ねられるのを見てセイは顔をしかめる
「うげ、のっけからやること多いな」
「今日はこんくらいだが入試始まったらもっと大変になるからな」
「ひえ…お兄さん死んじゃう…」
「もう俺らはお兄さんて年じゃねぇぞ」
「うぐっ!?心に何か刺さった…」
その後、他の教師へ挨拶回りを済ませ、任された簡単な仕事を終わらせると先に帰ることを二人に伝える
「これここに置いとくからな
携帯買ってお先しまーす」
「あぁ」
「おう!今度お前ん家で持ち寄りな!」
「はいはい」
「セイ」
職員室から出ようとしたところで相澤に呼び止められる
「ん?」
「………………次は、勝手にどっか行くんじゃねぇぞ」
「…相澤ちゃんがデレた」
「消太が言ってることには俺も賛成だぜ、セイ」
言葉に思わず振り向けば、まだ同じクラスだった頃の二人の、友を見る顔にセイは息が詰まった
「あぁ、わかったよ………」