意気自如
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「なんだこれ!!すげー面白そう!」
「705mってマジかよ」
「個性思いっきり使えるんだ!!さすがヒーロー科!!」
小学、中学、今までになかった個性を使った記録に生徒は口々に声をあげた
「………面白そう…か」
「あ、まずい」
「ヒーローになる為の三年間、そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい?
よし、トータル成績最下位の者は見込み無しと判断し、除籍処分としよう」
セイが相澤の企みに気づくと同時にトータル成績最下位は除籍勧告をしてしまった
もちろん生徒達からは悲鳴にも似た驚愕の声が上がった
「生徒の如何は
ようこそ、これが雄英高校ヒーロー科だ」
相澤がそう告げると笑みを見せる者、焦っている者、気合いを入れ直す者と三者三様の相違を見せた
「初日から除籍って…
まぁまだ一人なだけいい方なんかね…」
「お前も見込み無しって判断したら除籍にしていいぞ」
セイが小声でボヤけば相澤は少し気が乗ってきたとばりに笑みを浮かべる
だが勿論、納得の行かない者もいるようで
「最下位除籍って…!
入学初日ですよ!?いや初日じゃなくても…理不尽すぎる!!
神落先生だって除籍はって…!」
「初日だけで素質を推し量るのは如何なもんかねと思ったからよろしくないと言っただけで、俺も見込み無しと思えば除籍にするさ
それが、優秀なやつだろうとね」
セイの眠たげな瞳が鋭くなり鈍い光を放てば本気なのだと感じた生徒の顔がみるみると青ざめる
「そんな…!」
「放課後マックで談笑したかったならお生憎
これから三年間雄英は全力で君たちに苦難を与え続ける」
「折れるか伸びるかはお前さんたち次第だ」
「「
「全力で乗り越えて来い」
「全力で乗り越えて来な」
相澤とセイが挑発するような笑みを浮かべれば、生徒たちは身震いをした
「さて、デモンストレーションは終わり
こっからが本番だ」
「最初の50m走の次は握力測るから終わったやつから俺のとこに集合ね」