意気自如
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
胸ぐらを掴む勢いでセイに詰め寄ったのは爆豪だった
「あん時言ってたのはこーゆーことかよ!!!」
「待って待って、話が見えないんだけど」
「あぁ!!?
俺が雄英受けるっつったらテメェが楽しみだとか言いやがったんだろうが!!!!」
「言ったかなぁ」
「なんだセイ、トラブルか?」
相澤が心底めんどくさそうにため息をつく
「違うよ相澤ちゃん
ちょーっと初日ではしゃいじゃっただけだよね」
ぽんぽんと爆豪の頭を撫でるとうぜぇ!と声と共に払われた
「あそ
んじゃ着替えたやつからグラウンドに出ろ」
体操服を渡し終えた相澤は一人グラウンドへと向かい始める
「何はともあれ、合格できてよかったね。爆発くん
まぁ本番はこれからだけど」
「ッてめやっぱ覚えてんじゃねぇかタヌキ野郎!!!!」
「か、かっちゃん!」
手の平で爆発を起こしながらセイに詰め寄るが横から緑谷が弱々しい声で爆豪を呼ぶ
「んだクソナードは出てくんなや!」
「で、ででもほら、着替えてグラウンドに行かないと…」
「そうそう、除籍にしちゃうかもよ?」
笑みを向ければ盛大な舌打ちを返しながら爆豪はグラウンドに向かう
「えーと、緑谷だったかい?」
「は、はい!」
「最近の若者怖すぎない?」
「そ、そう言われても…」
全員がグラウンドへ出終わったあと、相澤はここへ来た目的を告げる
「個性把握…テストォ!?」
「入学式は!?ガイダンスは!?」
てっきり入学式に出るものとばかり考えていたのか麗日が相澤とセイを交互に見やる
「ヒーローになるならそんな悠長な行事出る時間ないよ
雄英は自由な校風が売り文句、そしてそれは先生側もまた然り」
相澤は爆豪に個性を使ってソフトボール投げをするよう指示する
「円から出なきゃ何してもいい、早よ
思いっ切りな」
「んじゃまぁ
死ねぇ!!!」
(…………死ね?)
爆風と共にソフトボールは705.2mという距離を叩き出す
「死ねはいかんでしょ死ねは」
ヒーローに似つかわしくない掛け声にセイも思わず本音をこぼさずにはいられなかった