阪神共和国
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「「「ただいまー」」」」
一行は下宿舎に帰ってきた
ひとまず、外でのことを出迎えてくれた空汰と嵐に伝えることにした
「波動はあったけどわからへんくなってしもたかー」
「それに、小狼くんの炎の獣も巧断だったのかなー?」
「そうやな、しかもとても大物や」
「羽の気配がしたのにわからなくなったんですね。それはきっと、現れたり、消えたりするものではないでしょうか?」
「もしかして巧断ですか!?」
「はい」
「しかも、とても強い巧断に取り込まれとる可能性が高いの確かや」
「なんでわかる」
羽の場所がわかったのも束の間黒鋼が眉間にシワを寄せながら空汰に疑問を投げかけた
「サクラさんの羽はとても強い力を持っています。それに、記憶の羽は強い心の結晶のようなものなので、より強い心を持つ存在に引き寄せられます。なので、強い巧断に取り込まれている可能性が高いんです」
羽が強い巧断に取り込まれていることを知った一行は明日からまた強い巧断を探すことになった
「やっぱ普段から巧断出している人なんていないねー」
「それに、どの巧断に取り込まれてんのか分かったところで簡単に渡してくれんのかよ」
見つけても渡してくれないかもしれないという考えに落ち込んでいる小狼のところに突然、壁から昨日あった正義の巧断が現れた
「小狼くーん!」
「正義くん」
遠くから正義が走ってきた。今日も探し物の手伝いとして道案内をしてくれることになった
「よく私たちがここにいるってわかりましたね」
「僕の巧断一度会った人は場所がわかるんです」
「すごいですね」
「でも、それだけしか出来なくて」
正義くんはやはり小狼くんの巧断に憧れているらしい。小狼の上から正義の上へ移動して羽探しを再開しようとした瞬間遠くから風が吹き、上から鳥のような物体が現れた。
「わあ!」
「きゃ!」
次の瞬間、モコナと正義、近くにいたリオンが連れ去っていった
「モコナ!正義くん!リオンさん!」
連れ去ると同時にそこには一枚の紙が落ちた。紙には"阪神城で待つ"と書かれていた
三人が連れてこられたのは阪神城だった。しかも、三人は城の頂上に吊るされていた
「ねー、本当にこの子が笙悟くんが気に入った"シャオラン"なの?しかも、関係ない子まで連れてきてるじゃない!!」
「いや、でもシャオラン連れてきました!!」
「私たち完全間違えて連れ去られてしまったみたいですね」
はあーとリオンはため息を出さざるを得なかった。何故ならモコナは揺れながら歌っているし、正義は泣いているからだ
「(高い、早くきてくれないかなー)」
(とりあえず、目を瞑って待ってようかな、、、)
しばらく目を瞑っていると遠くから声が聞こえた
「逃げちゃダメー!」
「は?」
ファイさんは飛んでるし女の子はマイクを持って何か叫んでいた。すると、女の子は怒ったのか「Calling!」と叫んだ
叫んだものはなぜかこっちに来てリオンたち三人が捕まっている縄に当たった
「え、」
気づいたのは束の間、私たちは落下していた
「(やばい!モコナ!正義くん!)」
目を瞑って衝撃を待っていると痛みはなく、ふわっと何かに包まれた
目を開けると
「ファイさん?」
「うん、大丈夫?」
「はい、あ!モコナと正義くんは!?」
あそこと指が指された方を見ると、二人とも無事だった
「良かった、助けてくれてありがとうございます」
8/8ページ