阪神共和国
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リオンのおかげか大量のりんごを貰えることになった一行は休憩がてら自分たちの知らないりんごを食べることにした
「おいしいねー」
「はい」
「本当に違う次元から来たんだねオレたち。ばたばたしちゃってて聞いてなかったけど、みんなはどうやって次元の魔女さんのところに来たの?小狼くんは魔力ないって言ってたけど」
りんごを食べていたファイがおもむろにこちらに疑問を投げかけてきた
「おれがいた国の神官さまに送ってもらったんです」
「すごいねー、その神官さん。一人でも大変なのに二人も異世界に送るなんて」
「黒様はどうやってきたのー?」
「うちの姫巫女に無理矢理飛ばされたんだよ!」
「やーい、しかれんぼだー」
「ふ、悪いことして叱られたんですか」
「そーいうお前はどーなんだよ!」
「オレ?オレは自分で行ったよ?」
「なら、自分で行けただろ」
「無理だよー魔力総動員しても一回だけしか行けないし...」
小狼は神官、黒鋼は姫巫女、ファイは自分で次々どうやってミセにきたか話しているなか、リオンはあまり話したくなどなかった。しかし、運が良かったのかファイがリオンに質問しようとした時遠くから叫び声が聞こえた
「きゃあああ!」
声がした方を見るとゴーグルをした集団とまた別の服が一緒の集団が何やら騒いでいる様子だった。辺りの人の話を聞いてみるとナワバリ争いをしている様子だった
どちらも左腕を差し出すと巧断で戦い始めた
「あれが巧断ってことか」
「みたいだねー。モコナが驚かれないわけだ」
「でも、突然こんなとこでナワバリ争いやるなんて迷惑極まりないんですけど」
リオンちゃんはっきり言うねーっと言われているなか、争いはヒートアップしていき、ゴーグルを着けている集団の大将らしき人が巨大なエイを出し、辺り一面を水浸しにしていった。その中で落下した看板がぶつかりそうになっている少年たちを見つけ走っていった
「あぶない!!」
小狼が少年の元に着くと彼を守るかのように炎が囲み始めた
「へー、おまえの巧断も特級か。おもしれー、炎と水どちらが強いか」
「おれは浅黄笙悟。おまえは?」
「...小狼」
「おまえ、気に入った」
そういうとゴーグルの男は仲間の集団と共に去っていった。集団が消えた後は争ったためか、さまざまな物が壊されていた。小狼の巧断も役目を終えたのか体の中に入っていった
「はっ!大丈夫ですか?!」
助けた中華服を着た少年に聞くと彼は頷くとすっと消え、学生服を着た少年のみが残った。
「あれも巧断だったんだー」
「なんでもありじゃねーか」
「そういえば、うちの巧断みたいな子はどこ行ったのかなー?」
「モコナ!?」
「どっかで潰れてんじゃねーのか」
「違うみたいだよー」
モコナを探しているとあるところから可愛いなどと言った声とともにモコナが女の子たちに囲まれていた。モコナを回収し、何故あそこにいたのか詳しくことにした
「モコナ黒鋼の上にいた。そしたら落とされたー」
「可哀想なモコナ、やっぱり顔と同じで酷い人だったんですね」
黒鋼がシクシクと泣いているモコナを慰めているリオンを恨めしげに見てきた。そんななか、めきょっと目を見開きながら叫んできた。
「聞いてー聞いてー、さっきねこんな風になった」
「羽あったのか!」
「さっきはあったけどどこなのかはわからないの」
さっきまでいた人が持っていたのかもよく分からないため、振り出しに戻ってしまった一行が落ち込んでいるとさっき助けた少年が声をかけてきた。
「あの!さっきはありがとうございました!俺、斉藤正義って言います。何かお礼させて下さい!」
小狼がうろたえているうちにモコナの一声でお昼を案内してもらうことになった