阪神共和国
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ー阪神共和国
一行が降り立った世界、そこは海に囲まれた島国
空汰はパペットを取り出し、彼らに国の主食や気候、特産品などさまざまなことを笑顔で教えてくれる姿は本当にこの国が大好きなのだとわかる。途中で嵐に絡むが依然として完全無視をされているが傷ついている様子など全くない
「阪神共和国の形はこんな感じや。虎みたいな形しとるから通称、『虎の国』って言われとる」
「はいはーい!質問いいですかー?」
ホワイトボードに阪神共和国のことを書き教えていく空汰にファイ間延びした聞き方で質問しだした
「ここの国の人はみんなそんな話し方なんですかー?」
「なんや水くさいな!空ちゃんでええで!この言葉は古語やから今使われてへんで!わいは教師やからいつの間にか古いもんがなくなってしまうんわ忍びないなあと」
「なんや小狼は歴史に興味あるんか?」
「はい、遺跡の発掘作業に携わっていたので」
小狼と空汰のやり取りを聞きながらリオンはモコナの手を取り、大阪みたいとぽつりと呟きながら遊んでいた
「あ!モコナも大阪知ってるよー!」
「ふふ、モコナと私は認識が一緒だね。それに大阪みたいだったら美味しい食べ物いっぱいありそう」
「ごはんー!」
ファイは二人をニコニコして見ながらまた、空汰に質問しだした
「もう一つ質問いいですかー?で、ここはどこですか?」
「ここはわいとハニーのやってる下宿舎の空き部屋や」
歴史が好きな小狼は新たな国の存在を知ることが嬉しいのか目をキラキラさせていた。ファイも空汰の話をニコニコ聞きながら惚気混じりの話を聞いていた。しかし、そんななか話に興味がないのか黒鋼は壁側で眠りかけていたその時に空汰の「こらー!寝るな!」という声と共に黒鋼の頭は何かに叩かれた
「なにしやがる!!」
小狼はサクラをファイはリオンを庇うように構え唖然としていた
「なに投げやがった!」
「いや、何も投げられていませんでしたよ?」
「そうだねー、角度的にも真上からだったし」
リオンとファイは冷静に分析し始めた
「何って"くだん"使うたに決まってるやろ」
「「「くだん???」」」
「なんや、知らんのか!?あー、そっか異世界からやから知らへんのか」
「この世界ではなみんな"巧断"が憑くんや」
んで漢字はこう書くとまたホワイトボードを使って一行に説明してきた
「あーなるほど」
「オレ全然わかんないやー」
「モコナ読めるー!」
「へぇーモコナすごいね」
褒めて褒めてとファイ抱きつきに行った
「小狼くんとリオンちゃんは?」
「おれも読めます」
「私もなんとなく」
「ほー、黒鋼と小狼、リオンは漢字圏やったんやなー?んでも、言葉は通じるっつうんは不思議やなー」
「んで巧断はみんなに憑くって言ってたな。どんなやつなんだよ?」
黒鋼は先程とはうって変わって真面目に聞く体制に入った
「異世界の人だとしてもこの世界にきたのであれば巧断は憑きます」
今まで黙っていた嵐は説明をしだした。
「この方、サクラさんと呼ばせて頂きますが、この方の羽を探しているとか。何処にあるのかわかりませんが、もし誰かに渡っているとすれば争いになるかもしれません」
「それに、あなたたちは今戦う力を失っていますね」
「うちのハニーは巫女やったから霊力っつうんが備わってるんや」
「俺の刀はあのアマに...」
「オレは魔力の元渡しちゃいましてー」
「私は戦えませんから」
「おれが渡したのは力ではありませんが、元々魔力や武器は持っていませんから」
嵐はずっと疑問に思っていたことをリオンになげかけた
「あなたは霊力を持っていますね」