天帝ルート

はじめて書いた黛赤です。
「おかげさんでな」爆弾を投下されたあと、「赤司くんが問答無用で黛さんの部屋に押しかける」という100番煎じくらいのネタがなんとなくずっと頭にあって、まぁ一応形にしてスッキリさせておこうか~と書き始めたんですが、まさかそこから書いても書いても次の話が出てきていつまで経っても終わらない事態に陥るなんて思いもしませんでした。どんなトラップよ
入り口がおかげさんでな!☆っていう軽いフラットなノリなのに足を踏み入れたらそこは沼どころじゃなかった。ただの恋する高校生がそこにいた。孤高の天帝とマイペースな凡人の恋物語。青春(ラノベ)ですよ、そんなの。ずるい。
書く直前まで左右も特に考えておらずCPですらなく、あくまで戦友、呪縛の解かれた先輩後輩、ブロマンスにもならない、関係性ももっとさっぱりした爽やかな感じで「この2人意外と気の合った親友になるかもね」という健全な匂わせ程度で終わるつもりだったんです。
でも思った以上に赤司くんは黛さんにメロっていたし、黛さんは赤司くんに落ちるのが引くほど速かった。

一回で終わる気満々で書いたわりに、その後延々と書き続けることになる脳内黛赤シリーズの基軸となる要素がこの一作にすべて詰め込まれているなぁと思います。描きたいものは基本ずっと同じなんだろうな。

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