天帝のおくすり

2人の認識のズレが一番わかりやすい(美味しい)時期の話なのですが、もっと煮詰めて丁寧に書きたかったなぁと思わんでもないです。この時はとにかく描きたいもの、黛赤で表現したいもの、雰囲気、セリフ、設定、魅力、黒バスという世界、あらゆるものが頭の中で爆発していたので熟考している心の余裕もなく、またシリーズ自体7月から書き始め3月1日(まゆ誕)に終わらせるために暴走機関車のようになっていたので、時間の余裕もまったくなかったんですよね…まさかくっついたあとも書きたいものが湯水の如く湧き続けるとは思ってもいなかったですが…黛赤おそろしいこ

黛さんは普通の男の子なので「魅力的に感じる相手」に対し「性的にアリかナシか」という判断基準を持ちますが、赤司くんはその辺あまり直結はしなくて黛さんに対しては「魅力的だと思う」「年上」「好き」という条件がすべてというか、それだけで充分満足でオールOKなんですよね。しかも相手もそういうものだと思っている。だから黛さんが手出してきたら「なんだこいつ????俺は男だが?????」となるわけですね。黛さん頑張って。
恋愛感情に限らず他人との愛情の交感に関しては、赤司くんは非常に幼い部分が残ったままの人だと思っています。あくまでこの時点ではですが、虹村さんに対しても黛さんに対しても父性や兄性を求めている節があると感じます。

とはいえ恋愛感情はこの先黛さんが一から十まで教えてくれるからね…

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