雨音
例年より早い時期の梅雨、昨日から日付が回った今にかけてずっと雨が降っていた。それも集中豪雨で深夜にもかかわらず窓を叩く雨音がうるさくて俺は製作途中の楽曲作業に身が入らなかった。進捗は75%。同居人である彼はといえば部屋に防音設備が整っているとはいえマイクに雨音が入り配信どころじゃないだろうし掲示板に蔓延っているんだろうな。
作業に一区切り着いたので席を立ち共有スペースへ。
タイミング同じく彼も部屋からでてきた。
「奇遇だね蘭くん」
彼はとても嬉しそうに話しかけてくれた
「タイミングバッチリすぎて逆に照れちゃうねすず」
照れくささを隠さず彼に伝える。
「すず、暖かいものでも飲む?」
俺は彼に提案した。
「飲む!」
満面の笑みで返事をする彼。
雨音が響き少し冷え冷えとする深夜の共有スペースでお湯を沸かしココアを作る。
彼のコップは薄いピンク色、俺のコップは薄い黄緑色。互いの色のお揃いのコップ。
出来上がったココアを飲みながら食卓でひと息休憩。
「明日には晴れてるといいな」
彼は俺の肩に寄りかかる。
「だね」
彼の頭を俺は撫でた。
たわいのない話をしながらお互いココアを飲み干しコップにココアが媚びりつかないように並々水を注いだ、明日の朝ご飯の食器と一緒に洗おう。
「俺、そろそろ寝るね」
欠伸をしながら彼に伝える。
「ん〜僕も寝る〜」
欠伸が移ったのか彼も欠伸をしながら返答した。
「ねぇ、蘭くん。いつものしていい?」
彼は上目遣いで話を切り出した
「うん、おいで?」
手を広げて返事をし彼を抱きしめた
「いい夢見れそう…」
猫なで声で彼は言う。
「俺も…」
愛しくなって彼の頭を撫でた。
雨音と2人の呼吸が響く共有スペース、明日は晴れますように。
作業に一区切り着いたので席を立ち共有スペースへ。
タイミング同じく彼も部屋からでてきた。
「奇遇だね蘭くん」
彼はとても嬉しそうに話しかけてくれた
「タイミングバッチリすぎて逆に照れちゃうねすず」
照れくささを隠さず彼に伝える。
「すず、暖かいものでも飲む?」
俺は彼に提案した。
「飲む!」
満面の笑みで返事をする彼。
雨音が響き少し冷え冷えとする深夜の共有スペースでお湯を沸かしココアを作る。
彼のコップは薄いピンク色、俺のコップは薄い黄緑色。互いの色のお揃いのコップ。
出来上がったココアを飲みながら食卓でひと息休憩。
「明日には晴れてるといいな」
彼は俺の肩に寄りかかる。
「だね」
彼の頭を俺は撫でた。
たわいのない話をしながらお互いココアを飲み干しコップにココアが媚びりつかないように並々水を注いだ、明日の朝ご飯の食器と一緒に洗おう。
「俺、そろそろ寝るね」
欠伸をしながら彼に伝える。
「ん〜僕も寝る〜」
欠伸が移ったのか彼も欠伸をしながら返答した。
「ねぇ、蘭くん。いつものしていい?」
彼は上目遣いで話を切り出した
「うん、おいで?」
手を広げて返事をし彼を抱きしめた
「いい夢見れそう…」
猫なで声で彼は言う。
「俺も…」
愛しくなって彼の頭を撫でた。
雨音と2人の呼吸が響く共有スペース、明日は晴れますように。