青い春
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近くにいるととくとくして
あの角を曲がったその先に
居ることをいつも願ってしまって
笑ってるのが嬉しくて
もっと近くにいたくて・・・
これってなんだろうと思っていたけど
きっと最初から気づいていたの。
初めて見た時に王子様みたいと思った時から
私は五条くんがすきだったの。
とくとくする正体に気づいた時から
私は五条くんのお姫様になりたくて
ずっと傍に置いて欲しくて
可愛くなりたくて、いっぱい研究した。
大好きな甘いおやつも辞めて
肌が綺麗になるように食事も変えた。
大好きなお昼寝の時間も減らして
メイクを練習した。
少しでも悟くんの好みになりたくて
硝子ちゃんや傑くんに聞いてみたりもした!
だけど2人とも
「何もしなくていいんじゃない?」
「そのままでも、とても喜ぶよ?」
なんて言って教えてくれなかった・・・。
きっと私が背伸びしても
手が届かないような人が
好きなのかもしれない・・・
何か知ってるかなと思って
直哉くんにメールで聞いてみると
「名前は知らへん。元カノさんはなんや、モデルやったろ?」
っておしえてくれた・・・。
モデルさん・・・
硝子ちゃんも傑くんも内緒にしちゃうよね・・・
この瞬間から私のライバルは
雑誌に載っている全てのモデルさんになった。
ふんっ!と気合いを入れて
自分磨きに日々勤しんでいた。
王子様を振り向かせる為に!!
・・・・・
最近なんかおもしろくねー。
にゃんこちゃんを捕まえては
こねくり回すのが楽しかったのに
そのにゃんこちゃんが色気づき出した。
ぴよんぴよんしていた髪が
ちゅるんちゅるんになり
彼女色だった唇もテカテカしてた。
お気に入りのココアじゃなくて
野菜ジュースばっかチューチュー飲んでるし
何よりある時から俺の顔を見ると
驚いたような顔をして
ちょっと慌てた後、逃げられる。
・・・おもしろくねー。
「なぁ傑、にゃんこちゃん何か最近変じゃね?」
「おや、悟なのに気づくんだね?」
「るせぇ。揚げ足とってんじゃねーよ。これは真剣に聞いてんだよ。」
「ほぅ。悟が、ね。・・・にゃんちゃんは誰かのために可愛くなりたいみたいだよ?誰かは聞いていないのだけど」
・・・。
・・・。
「は?」
おもしろくねー。なんだそれ。
・・・・
『五条悟くんっ!』
今日は私のライバル、
雑誌のprprに出ていた子みたいに
流行りのゆるにゃんメイクが上手くいったの。
その事が背中を押してくれて
五条くんに声をかけてみる。
「・・・なに」
五条くんは最近笑ってこっちを見てくれなくて
今日もムスッとサングラスの奥から見下ろしている。
まるで心が無下限に弾かれているみたいに。
だけど今日は用意したものがあるから
それを前に差し出す。
『これ、いっぱい作ったのっ!五条くんも甘いの好きって聞いて・・・良かったら・・・』
練習していっぱい作った生チョコを渡す。
沢山の好きが届くといいなと思って
「五条くんも?・・・はっ、余りもんかよ。・・・チッ」
だけど受け取ってくれた悟くんは
今日も笑ってくれなくて舌打ちをする・・・。
最後にチラッとこっちを見て
「それ、全部似合ってねーから戻せば?」
ってゆるにゃんメイクも無下限に弾かれる。
渡せたのに寂しくて
教室に戻ってぼーっとする。
形が悪くてプレゼントいきオーディションで
不合格になった残りのチョコを口に入れる。
甘いはずなのに熱で溶けていくチョコは
なんだかビター味みたいで。
バレンタインはあっけなく終わっていく
・・・・・
全部似合ってない・・・か。
好きな人からの呪いは私を無気力にしていく・・・
お部屋に戻って鏡を見ながら
頑張ったゆるにゃんメイクを落として
苦戦しながら整えた髪もいつものただ下ろした髪にして変身前のシンデレラになる。
まだ王子様を振り向かせるどころか、踊ったり靴を落としてもないのに魔法が解けちゃった。
『喉渇いちゃった・・・』
勇気を出してチョコレートを渡した緊張が解けたのか、
今になって飲み物が欲しくて
お気に入りのココアを買いに暗くなる廊下を歩いて向かう
夜の学校って怖いな・・・
木造の高専は時々軋む音がして怖くて俯きながら進んでいく。
角を曲がった所で何かにぶつかったと思うとグイッと温かく包まれる。
「っぶねぇ、ごめん弾いた」
上を見ると五条くんがいて、無下限に弾かれた私を受け止めてくれたらしい。
さっきトロトロと溶けて消えていった気持ちがペシャンコになるのが分かった。
会いたかったのに会いたくなかった人。
気持ちだけじゃなくて本当に無下限に弾かれる私。
優しい五条くんは倒れないようにボヨンっと跳ねた私をただ受け止めてくれただけ。
舞い上がらないように気持ちを抑えていると、頭の上から言葉が降ってくる。
「・・・え?にゃんこ??」
『んぅ?』
「おまえ、メイクは?」
メイク?ゆるにゃんメイク???
上手くいったけど、上手くいかなかったメイク・・・。
『・・・もぅしないのっ』
だって、
だって、
『好きな人に全部似合ってないって言われて・・・』
「は?好きな人??」
だって・・・
『・・・1人だけチョコ渡したんだけど、笑ってくれなくて』
「・・・?・・・っ!」
『五条くんに可愛く映らないならもうメイクしないのっ!』
「・・・は?まじでちょっと待て」
『どうしたら悟くんに可愛いって思ってもらえるの・・・?グスッ』
さっきは出てこなかった悲しい雫が溢れてくる。
「・・・さとるくん??え?とりあえず泣くな!」
強くそう言われてまた怒ってると思って静かに俯く。
『グスッ・・・もぅやらぁ〜なんで怒ってるの〜?』
五条くんの腕から逃げたくてモゾモゾ動く。
「っ!?離すかよ。いい子だろ?じっとして。怒ってねぇから。あんま可愛いこと言うな」
『グスッ・・・』
涙を拭いながら上を見上げると蒼空色の瞳と目が合って胸がひょこひょこする。
だけど、みるみるうちに五条くんのお顔は赤くなってまだ怒ってると思って、掴まってる腕を振り払って部屋に向かって駆け出していく。
パタンと扉を閉めて崩れ落ちて震える体を抱きしめる・・・
五条くんの前で靴を落としたりしないから私はシンデレラになれないのかもしれない・・・
・・・
靴は落としていないけど
チョコを受け取った王子様が
お返しのイベントの時に
迎えに来ることをまだ知らない時の私のお話し。
あの角を曲がったその先に
居ることをいつも願ってしまって
笑ってるのが嬉しくて
もっと近くにいたくて・・・
これってなんだろうと思っていたけど
きっと最初から気づいていたの。
初めて見た時に王子様みたいと思った時から
私は五条くんがすきだったの。
とくとくする正体に気づいた時から
私は五条くんのお姫様になりたくて
ずっと傍に置いて欲しくて
可愛くなりたくて、いっぱい研究した。
大好きな甘いおやつも辞めて
肌が綺麗になるように食事も変えた。
大好きなお昼寝の時間も減らして
メイクを練習した。
少しでも悟くんの好みになりたくて
硝子ちゃんや傑くんに聞いてみたりもした!
だけど2人とも
「何もしなくていいんじゃない?」
「そのままでも、とても喜ぶよ?」
なんて言って教えてくれなかった・・・。
きっと私が背伸びしても
手が届かないような人が
好きなのかもしれない・・・
何か知ってるかなと思って
直哉くんにメールで聞いてみると
「名前は知らへん。元カノさんはなんや、モデルやったろ?」
っておしえてくれた・・・。
モデルさん・・・
硝子ちゃんも傑くんも内緒にしちゃうよね・・・
この瞬間から私のライバルは
雑誌に載っている全てのモデルさんになった。
ふんっ!と気合いを入れて
自分磨きに日々勤しんでいた。
王子様を振り向かせる為に!!
・・・・・
最近なんかおもしろくねー。
にゃんこちゃんを捕まえては
こねくり回すのが楽しかったのに
そのにゃんこちゃんが色気づき出した。
ぴよんぴよんしていた髪が
ちゅるんちゅるんになり
彼女色だった唇もテカテカしてた。
お気に入りのココアじゃなくて
野菜ジュースばっかチューチュー飲んでるし
何よりある時から俺の顔を見ると
驚いたような顔をして
ちょっと慌てた後、逃げられる。
・・・おもしろくねー。
「なぁ傑、にゃんこちゃん何か最近変じゃね?」
「おや、悟なのに気づくんだね?」
「るせぇ。揚げ足とってんじゃねーよ。これは真剣に聞いてんだよ。」
「ほぅ。悟が、ね。・・・にゃんちゃんは誰かのために可愛くなりたいみたいだよ?誰かは聞いていないのだけど」
・・・。
・・・。
「は?」
おもしろくねー。なんだそれ。
・・・・
『五条悟くんっ!』
今日は私のライバル、
雑誌のprprに出ていた子みたいに
流行りのゆるにゃんメイクが上手くいったの。
その事が背中を押してくれて
五条くんに声をかけてみる。
「・・・なに」
五条くんは最近笑ってこっちを見てくれなくて
今日もムスッとサングラスの奥から見下ろしている。
まるで心が無下限に弾かれているみたいに。
だけど今日は用意したものがあるから
それを前に差し出す。
『これ、いっぱい作ったのっ!五条くんも甘いの好きって聞いて・・・良かったら・・・』
練習していっぱい作った生チョコを渡す。
沢山の好きが届くといいなと思って
「五条くんも?・・・はっ、余りもんかよ。・・・チッ」
だけど受け取ってくれた悟くんは
今日も笑ってくれなくて舌打ちをする・・・。
最後にチラッとこっちを見て
「それ、全部似合ってねーから戻せば?」
ってゆるにゃんメイクも無下限に弾かれる。
渡せたのに寂しくて
教室に戻ってぼーっとする。
形が悪くてプレゼントいきオーディションで
不合格になった残りのチョコを口に入れる。
甘いはずなのに熱で溶けていくチョコは
なんだかビター味みたいで。
バレンタインはあっけなく終わっていく
・・・・・
全部似合ってない・・・か。
好きな人からの呪いは私を無気力にしていく・・・
お部屋に戻って鏡を見ながら
頑張ったゆるにゃんメイクを落として
苦戦しながら整えた髪もいつものただ下ろした髪にして変身前のシンデレラになる。
まだ王子様を振り向かせるどころか、踊ったり靴を落としてもないのに魔法が解けちゃった。
『喉渇いちゃった・・・』
勇気を出してチョコレートを渡した緊張が解けたのか、
今になって飲み物が欲しくて
お気に入りのココアを買いに暗くなる廊下を歩いて向かう
夜の学校って怖いな・・・
木造の高専は時々軋む音がして怖くて俯きながら進んでいく。
角を曲がった所で何かにぶつかったと思うとグイッと温かく包まれる。
「っぶねぇ、ごめん弾いた」
上を見ると五条くんがいて、無下限に弾かれた私を受け止めてくれたらしい。
さっきトロトロと溶けて消えていった気持ちがペシャンコになるのが分かった。
会いたかったのに会いたくなかった人。
気持ちだけじゃなくて本当に無下限に弾かれる私。
優しい五条くんは倒れないようにボヨンっと跳ねた私をただ受け止めてくれただけ。
舞い上がらないように気持ちを抑えていると、頭の上から言葉が降ってくる。
「・・・え?にゃんこ??」
『んぅ?』
「おまえ、メイクは?」
メイク?ゆるにゃんメイク???
上手くいったけど、上手くいかなかったメイク・・・。
『・・・もぅしないのっ』
だって、
だって、
『好きな人に全部似合ってないって言われて・・・』
「は?好きな人??」
だって・・・
『・・・1人だけチョコ渡したんだけど、笑ってくれなくて』
「・・・?・・・っ!」
『五条くんに可愛く映らないならもうメイクしないのっ!』
「・・・は?まじでちょっと待て」
『どうしたら悟くんに可愛いって思ってもらえるの・・・?グスッ』
さっきは出てこなかった悲しい雫が溢れてくる。
「・・・さとるくん??え?とりあえず泣くな!」
強くそう言われてまた怒ってると思って静かに俯く。
『グスッ・・・もぅやらぁ〜なんで怒ってるの〜?』
五条くんの腕から逃げたくてモゾモゾ動く。
「っ!?離すかよ。いい子だろ?じっとして。怒ってねぇから。あんま可愛いこと言うな」
『グスッ・・・』
涙を拭いながら上を見上げると蒼空色の瞳と目が合って胸がひょこひょこする。
だけど、みるみるうちに五条くんのお顔は赤くなってまだ怒ってると思って、掴まってる腕を振り払って部屋に向かって駆け出していく。
パタンと扉を閉めて崩れ落ちて震える体を抱きしめる・・・
五条くんの前で靴を落としたりしないから私はシンデレラになれないのかもしれない・・・
・・・
靴は落としていないけど
チョコを受け取った王子様が
お返しのイベントの時に
迎えに来ることをまだ知らない時の私のお話し。
