夢日記

気づいたら森の中にいた。
複数人の女性たちもいて怯えてる。
仏の成れの果てのような化け物が現れては、次々に残酷に殺されていた。
なんだかデスゲーム漫画みたいだなと思ってると、森の奥から女性の叫び声と喰われてる音が聞こえた。骨を噛み砕く音がする。
近くに化け物がいる。息を殺して忍び足で逃げる。
女性たちもそれぞれの方向に逃げていく。

朽ちかけた古い神社を発見して物陰に隠れた。
また遠くから女性の叫び声。また犠牲者だ。

ここは現世じゃなくて狭間のような場所っぽいと体感で感じてて、逃げても結局助けは呼べそうにない。
いずれ私も犠牲になるんだと諦めて物陰で座り込んでいたら、
白い狩衣を着たお兄さんが現れる。

犠牲のターゲットは女性ばかりの中に、なぜ男性がいるんだろう? と思っていたら、狩衣のお兄さんに話しかけられた。

「アンタ、事件とは無関係なのに迷い込んだだけよ。無関係者を巻き込むわけにはいかないから、この森から早く出ていって」

狩衣さんは見た目は男性だが、女性的な口調をしてた。

とある婦女暴行連続殺人事件があった。
犯人は女性を誘拐しては、ひとけの無い神社の裏で暴行して殺していたという。
その被害者に狩衣さんの姉がいたらしい。

犯人は自殺して罪から逃亡。
その犯人を地獄に落としてやるために、狩衣さんは儀式をしてここに来たそうだ。

この狭間の森にいる女性たちは当時の事件の被害者で、今も浮かばれずこんな場所で化け物(犯人)に苦しめられてるのか…と思った。

私は事件とは全くの無関係で、偶然ここに迷い込んでしまっただけで、まだ生きてるらしい。
狩衣さんが指し示した方向に歩いて森から脱出することができた。

けど狩衣さんの今後が気になったので、
私は背後霊の生霊?を残して神視点で見守ることにした。


成仏も許されず仏の成れの果てのような化け物姿になってる犯人は、のたうち回りながら女性を探している。
狩衣さんは地面に地獄への穴を作り、犯人と揉み合いながら真っ暗な穴に落ちていった。
私の生霊は地獄まではついて行けず、ここで場面が途切れた。


長い長い年月、狩衣さんは地獄で拷問を受けて罪を償ったようだ。
暗雲に覆われた地獄だが、全ての罰を耐えて償い終えた狩衣さんの上空だけ朝焼けの空ように明るくなった。

私は寿命で死んでて、朝焼けの空に広く続く草原(天国と地獄の狭間?)にいたら、
地獄から戻ってきた狩衣さんと合流。

「やっと終わったわ~。しんどかったけど、アイツは一生拷問を受け続ける運命なのよ。ざまあみろよ!」

めちゃくちゃエグい耐え難い拷問を地獄で体験してきたはずなのに狩衣さんは清々しい顔をしてた。
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