2.ドイツ…VSロキ
主人公の名前と設定
本棚全体の夢小説設定俺は諦めた…いや、逃げたのかな?
※いろんな選手と絡みあります、時系列バラバラの予感
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~ドイツ~
「…えい!」シュッ
俺は今ロキを攻撃していた
ザシュッ「ぐぉっ…何故このロキの場所がわかるのだ」
「何ででしょうね?…なに?もう疲れて来ちゃったの?」シュッ
俺のトランプは少しずつだがロキの身体から血を流すように掠めていた
「もっと本気で逃げなよ…」
「あれが晶…?」
「これじゃあどっちが悪だかわからないわね」
「ガキに追い詰められるなんて…あんた弱いな」
「こっ、このロキを馬鹿にしおって~…消えろ!!」
「っ!?…ちょっとまずいかもね」
どうやらロキは本気で怒ったみたい…これまでの光線よりも強い光線を放った、割と距離が近かったせいで直撃しそうだ
「っ!?まずい…間に合わない!」
「避けなさい!晶」
「あはは…流石に無理だって」
俺は笑いながら光線を受けようとした…でも
ドガァン
「っ…あれ?光線が消えた?」
俺の目の前に来ていた光線は俺の後ろから放たれた何かとぶつかって爆発した
「やれやれ…間一髪だったな?晶」
俺の少し後ろで聞き覚えのある声がした…赤いスーツを着て右手を前に突き出している人は
「あ…おじさん?」
俺の親戚のトニーさんだった
「ぬぅ…また増援か、こしゃくな地球人どもめ!!」
「トニー!来てくれたんだね?」
「少し来るのが遅いんじゃ無い?」
「ちょっと準備に時間がかかってね…まぁお陰でカッコよく晶を守ることが出来たんだ、良しとしようじゃないか」
「・・・俺は別に平気でしたけど」
「また君はそんな事を…」
スティーブさんは俺を呆れたような目で見て来た
「まぁ無事でよかった…さっさと彼奴を倒さないか?」
トニーさんが来たおかげで戦況は一気に此方に傾いた
「…(もう平気かな?)お腹すいたなぁ」ダッ
俺は戦闘をやめて食べ物を探しに目の前にあったパーティー会場へと忍び込んだ
・・・・・・・・・・・・・・・・・
「この人…目が抜き取られてる、可哀想に」スッ
俺は目の前に倒れていた男性の目を閉じてあげようと手を伸ばした…その時
ヒュンッ「っ!?誰?」
俺は伸ばしていた手を引っ込めた…その瞬間に矢が飛んで来た
「お前こそなにもんだ?」
階段の上から声をかけて来たのは弓を構えたまま此方を見下ろした気怠そうな男性だった
「俺はお腹が空いたから食べ物を探しに来ただけだよ」
「ほぉ~…だか侵入者は殺す、恨むなら自分の運の悪さを恨むんだな」ギギッ
そう言うと気怠げな男性は再び弦を後ろに引いた
「はぁ…お腹が空いただけなのに」シュッ
俺はトランプを男に向かって投げた
「なっ!?…お前も飛び道具使うのかよ」
「まぁね~…弓矢だなんておじさんってば中々渋いね」
俺もおじさんも飛び道具を使うと言う共通点から戦っていくうちにお互いを認めていた
「おいガキ…名前は?」
「俺?…葉山 晶だよ?」
急な質問に俺は思わず日本の読み方で答えてしまった
「あ…こっちだと反対か、晶・葉山です」
「晶?お前日本人か」
「うん!でもハーフなんだ」
「そうか、俺はクリント…クリント・バートンだ」
「クリントさん…よろしく!」
俺達が自己紹介を終えるとタイミングが良いのか悪いのか…
「おい!どこだ晶!」
トニーさんが俺を探している声が聞こえた
「そろそろ戻らなくちゃ」
ピッ「俺だ…そうか、了解」
クリントさんも通信が入ったみたいで誰かと会話をしていた
「じゃあね!クリントさん」
「さん付けはやめてくれ、クリントで良い…またな?晶」ダッ
俺とクリントはそのまま背を向けて場所を移動した
(あっ!おじさん、お疲れ様です)
(晶!?心配したんだぞ、何でこんな所に?)
(え…お腹が空いたから食べ物を探してただけだよ)
(まったく…君って奴は)