1.進路相談と放課後
主人公の名前と設定
本棚全体の夢小説設定俺は諦めた…いや、逃げたのかな?
※いろんな選手と絡みあります、時系列バラバラの予感
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〜放課後、下校中〜
「ん〜教室で寝てたらまさかこんな時間になるなんて…間に合うかな」
俺は百合を待つ為教室で寝てたんだけど気がつけば部活動の生徒も下校する時間帯になっていた
「はぁ、この時間には家に帰ってると思って傘なんて持って来てないのに…てか俺も寝過ぎか、平和ボケしてんなぁ」
(ねぇ?ちょっと)トンッ
(ん、後5分)
(後5分待ったら完全下校時間なんだけど?)
(うぇ!?もうそんな時間、あれ?カンナ?)
(あれ?じゃないわよ、まったく…私が忘れ物取りに来なかったらずっと寝てたんじゃない?)
寝ていた俺の肩を叩いたのは百合じゃなくあいつの唯一の友達の木島カンナだった
「百合の反抗期には困ったもんだな」
カンナが百合の母親から聞いた話によると進学を勧められたけど就職を希望している、突然魚臭いと呟いて気分が悪いと立ち去ったらしい
「・・・母さんに反抗なんて、出来ることが幸せなのにな」ポツッ
そんな事を呟いていると額に水が落ちてくる、それもかなりの量だ
「うわっ、やばいな…このままだと風邪ひいちゃう」バシャッ
一度降り出すとあっという間に地面に水溜りを作ってしまう雨、靴に水が入る事を気にせずに兎に角帰り道を走っていく、そんな時
ザァァ…ドォン
「っ、雷まで…最悪だ」
雷の光と音に思わず足を止めてしまう
「はぁ…ん?あそこは確か」
足を止めた後に横を見てみると古い洞窟があった
「前にアイツらと遊んでた時に話してたな…昔の防空壕を秘密基地に改造したって」
晶なら入ってもいいよ〜近所の小学生にそう言われたのを思い出して俺は中に入る事にした…今思えば呼ばれていたのかもしれない、俺達2人は過去のあの人達に
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〜防空壕〜
「はぁ〜寒っ…にしても広いな」スッ
俺は早速防空壕の中に入ったんだけど意外にも中は広くて小学生達が秘密基地だと言っていたのもうなづけた
「おぉ!電気まであるじゃん、すげーな最近の小学生って」ドサッ
雨が上がるまでは時間がかかりそうだと判断した俺は近くにあったマットに座り込んだ
「暇だし本でも読むかな…」
そう呟いて俺は鞄の中から防水加工しているカバーの本を取り出した、そしてしばらく時間を潰すことに決めた
(・・・雨全然やまねぇな、腹減ったし最悪だ)
(はぁ…はぁ、ここなら誰も居ないはず)