1.進路相談と放課後
主人公の名前と設定
本棚全体の夢小説設定俺は諦めた…いや、逃げたのかな?
※いろんな選手と絡みあります、時系列バラバラの予感
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〜進路相談室〜
「・・・・・」
「なぁ、お前は将来何がしたいんだ?」
「・・・・・」
教師と俺の間にある進路希望の用紙、中は空白になっている…俺には将来の夢なんてない
「大学とかはどうなんだ?お前の学力ならなんとかなるだろ」
「大学…想像もつかないですね〜」
「なら就職、うちの学校は職場体験も行けるから一度行ってみるか?」
「それお金貰えないっしょ、一人暮らしだし時間の無駄」
「お前なぁ…ったく」
俺の意見に担任の山田もため息をつく、もうこれ以上話す事はない
ガタッ
「まぁいい案が出たらまた知らせますよ、センセ」
「なっ、ちょっと待ちなさい葉山!」
「さよ〜なら〜」
止める山田を無視して部屋を出た
「あ…」
「ん?よぉ、次は百合だったんだな」
「まぁね、と言っても特に話す事なんてないんだけどね」
「ははっ俺もそのパターンだわ」
進路指導室の前にある椅子に座っていたのは俺と席が隣の加納百合、よくノートを見せて貰ってる根は優しい奴だ…クラスでは浮いてるけど
「てか一人なの?俺は一人暮らしだから仕方ないけど」
俺は両親が海外に出張に行っているから一人でアパートを借りて住んでいる、百合には母親が居たはずだけど
「仕事、遅くなるって…別に来なくても良いのに」
百合の父親はまだ彼女が幼い時に川で溺れた子供を助けて亡くなったらしい、お陰で母親は朝から晩まで仕事三昧、俺からしたら凄い両親だと思うんだけど
「(その分1人にされて我慢して来た結果反抗期になってるんだよな〜)まぁ母親としては娘の将来が掛かってるんだから何が何でも来たいはずだよ」
「・・・・・」
「まぁここ暑いし中で待ってれば?クーラー涼しかったぜ?」
「・・・そうする、山田と2人はだるいけど」
よく見ると百合の額には薄っすらと汗がついていた、万が一倒れられても困るし教室に誘導したんだけど大人しく従ってくれた
「じゃあまた教室でな」
「うん…ありがとう、晶」
「ふわぁ…どういたしまして〜」
百合と別れた後に俺は教室に戻った、まだ放課後まで時間はあるから寝よっと
(はぁ、はぁ….えぇっと進路相談室って)
(あ、おばさんだ、こんにちわ〜)
(え?あら!晶ちゃんじゃない、ちょうど良かったわ)
(え?あぁ、進路相談室ですか?それならあっちですよ)
(あっちね?ありがと〜助かっちゃったわ)
(これくらいお安いご用ですよ〜じゃあまた)
(えぇまたね?次お店に来た時はお魚サービスしちゃうから)
(ふふっありがとうございます)