1.彼等との再会
主人公の名前と設定
本棚全体の夢小説設定俺は諦めた…いや、逃げたのかな?
※いろんな選手と絡みあります、時系列バラバラの予感
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〜建築学部棟〜
「っ、はぁ…はぁ」ダッ
俺は先輩から離れる為に結構な距離を走った…ビックリした
「何で…彼奴が此処に?」
平穏な大学生活を送りたかったのに…よりにもよって何であの人の生まれ変わりが?
(ねぇ!聞いてよソムキット〜…昨日の夜にね、コーン先輩と約束したんだ!…生まれ変わってもまたお互いを絶対に見つけるって)
「・・・まさか、いるの?イン」サァッ
俺は久しぶりに彼の名前を口にした…晶になる前の前世の、ソムキットの親友の名前をね
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〜カフェ〜
「はぁ…ビックリした」
あの後走ったからか喉が渇いて近くの学生カフェに入った
「はいよ、お待たせ」スッ
カフェのおばさんはそう言って俺が注文した飲み物を渡してくれる
「ありがとうございます、え〜っと」
俺は胸ポケットにしまった学生証を提示しようとしたんだけど
「ん?あれ、何でないんだ」
先輩から逃げた時に学生証を落としてしまったらしい…参ったな
「生徒証が無いと有料になりますよ?」
「はぁ…しかたないか」
俺は諦めて財布を出そうとしたんだけど
「も〜しょうがないなお前は…ごめんなおばちゃん、俺の後輩なんだけど忘れたみたいでさ?俺ので良い?」
知らない誰かが急に肩を組んできた…てか馴れ馴れしいな
「何だ、ドーンの後輩かい?次からは持ってきなよ?」
そう言っておばさんは仕事に戻った
「・・・・・」
「・・・あの」
「ん?あぁ、悪かったな…困ってるように見えたからさ」スッ
肩を組んできた先輩は俺が話しかけると直ぐに離してくれた
「にしても入学初日で生徒証忘れるか?」
「えへへ、ちょっと走ってたら落としちゃったみたいで…」ズッ
そう答えた後先輩が買ってくれた形になった飲み物を口に含んだ…うん、美味しい
「・・・・・」
「はぁ、生き返った・・・先輩?」
「っ、いや…そう言えばお前の名前は?俺はドーン、ドーン・ラッタノーンだ」スッ
俺の顔を見ながら何故か黙った先輩、呼びかけると名前を教えてくれた
「ドーン先輩ですね?改めて助けてくれてありがとうございました、俺は晶・ウィルポータンと言います」ギュッ
「っ、よろしくな…晶」
彼が出した手を握って名前を教えるといきなり顔が赤くなった
(え、大丈夫ですか?ドーン先輩)
(っ…あぁ、大丈夫だ、それで?晶は何学部なんだ?)
(俺は経済学部ですよ?先輩はやっぱり建築学部ですか?)
(もちろん、でもお前は何で正反対の建築学部のカフェに?)
(大学に早めに着いたので散策してたんですよ…そしたら喉が渇いたので)
(ふ〜ん…まぁそのお陰で俺たちは会えたんだな)
(?ふふっ、はい)