1.ドリームズに吹く新しい風
主人公の名前と設定
本棚全体の夢小説設定俺は諦めた…いや、逃げたのかな?
※いろんな選手と絡みあります、時系列バラバラの予感
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~社長室からの帰り道~
「♪~♪♪」
俺は社長室を出て口笛を吹きながら歩いていたんだけど
「・・・・・」
「お?あの人は」
ドリームズの歴史が載ってる壁の前に変わったお兄さん事ペク・スンスさんが立っていた
「スンスさ~ん」タッ
「あ、先程はどうも」スッ
名前を呼びながら走っていくと彼は頭を下げてくれた
「ふふっ、さっきは貴重なお話をありがとうございました」
「いえ、アレくらい調べれば直ぐにわかる事なので…」
そう言うとまた壁を見るスンスさん
「・・・凄いですよね、ドリームズは最下位でもこんなに素敵な思い出があるんですよ?」
「えぇ…皆さんとても良い笑顔です」
「スンスさんも合格したらこんな笑顔にいつかなれると思います」
「どうでしょう?貴方はさておき他の2人はとても僕を採用するとは思えない」
そう言ったスンスさんは少し元気がないような気がする
ギュッ
「大丈夫です、自信を持って?…貴方の経歴は目に留まるものがあります」
俺は思わずスンスさんの手を握った、元気になってもらいたかったから
「っ!?…ありがとうございます、晶さん」
目を大きく開いた後にやっと名前で呼んでくれたスンスさん
「お、あのサインがよく読めましたね」
「えぇ、頑張って解読しました…日本の方だったんですね」
「はい、此処で唯一の日本人です」
俺は胸を張って答えた、でも
「晶さんは此処に研修で来てるんですか?留学までして偉いですね」スッ
そう言って頭を撫でてくれるスンスさん…これは
「・・・スンスさん、俺っていくつに見えるんですか?」
「そうですね…流石に20を超えてるようには見えないです、しがない球場スタッフとも言っていたので正規雇用では無いと思ったのですが」
やっぱり…俺は震える拳を抑えて
「俺、今年で26になるんですけど…正規雇用でドリームズには5年います!」
「・・・何かの冗談ですよね?」
「いや…本当です」
「「・・・・・」」
俺とスンスさんはお互いを見ながら固まっちゃった、そんな時
「っ~、あいつだけは絶対にゆるせない!ドリームズの何がわかるっていうのよ!!」
スンスさんの悪口を言いながら歩いてきたセヨンさん…まずい!
(ち、チーム長?)
(ちょっと!何でまだここにいるわけ?仕事は!?)
(後ろ、う~し~ろ~)
(はぁ?アンタの後ろに誰(・・・・・)がって…ヤバっ)
(はぁ…俺、知りませんからね?セヨンさんはスンスさんに謝ってから戻って来てください)ダッ
(ちょ、ちょっと!待ちなさいよ晶~!!)