1.ドリームズに吹く新しい風
主人公の名前と設定
本棚全体の夢小説設定俺は諦めた…いや、逃げたのかな?
※いろんな選手と絡みあります、時系列バラバラの予感
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~球場~
「おいおい…まじかよ」
「これは…マズイわね!!」ダッ
「あ、俺も行きます!」ダッ
あまりの失態に呆れた俺、他の2人は喧嘩を止めるためにベンチに向かった
「うわぁぁああ…」
「・・・ごめんね?僕、お詫びにこれいる?」スッ
泣き出した子供を落ち着かせるためにドンギュのサインボールをあげた
「っ、いいの?」
「うん…代わりにまた次のシーズンも応援してくれる?お兄さんがあいつらを叱っとくから」
「うん!!」
「あぁ…ありがとうございます、こんなに貴重なものを」
俺は母親がファンだと言ったハニョンのサインボールもプレゼントして事務所に向かおうとしたんだけど
「・・・あの」
「?あぁ…お兄さんか、さっきはすみません」
「いいえ…それより貴方は何者ですか?」
彼は顔色を変えずに俺が誰かと聞いてきた、まぁ察してるとは思うけど
「まぁ…しがないドリームズの球場スタッフですよ」
「やはりそうでしたか…あの、良かったら僕にもくれませんか?」
俺の正体を教えた後お兄さんは手を出してきた
「あぁ…見てたんですね、誰のがいいですか?」
「貴方のが欲しいです」
カバンの中を見てると俺のが欲しいと言ってきた
「えっ?」
「名前をまだ教えてもらっていなかったので」スッ
お兄さんはそう言うとサインペンとボールを俺に渡してきた
「・・・普通に聞いてくれたら教えますよ」キュッ
何年ぶりに書いただろう、俺はサインボールとペンを彼に渡した
「・・・随分と書き慣れてるんですね」
「あ~…まぁ、昔は野球選手になりたくてサインの練習ばかりしていたので」
「そうですか…では僕はこれで」スッ
カバンにサインボールをしまうと彼はそのまま球場を後にした
「・・・変わった人だったな、まぁいいや」
俺はこのまま事務所に戻った…今日の試合についての電話が殺到すると思ったから
(・・・残業が1番嫌いなのに、はぁ)
(文句言わないの!この後のお疲れ様会に行くために早く終わらせないと)
(え、俺行きたくないです)
(残念ながら拒否権がないらしいですよ?)
(本当?…最悪、じゃあちょっと失礼します)
(ちょっと!どこに行くのよ!?)
(今日の試合のせいであの子供が泣いちゃったんですよ、その子とお母さんにサインボールをプレゼントしたのでその補充です)
((・・・すみません))
2人の謝罪を聞いた後俺は選手用ロッカーに向かった、ついでに帰るための荷物を取りにね