3.一年前の不正を探して
主人公の名前と設定
本棚全体の夢小説設定俺は諦めた…いや、逃げたのかな?
※いろんな選手と絡みあります、時系列バラバラの予感
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
~球場近くの公園~
「・・・・・」
ザッ
「はぁ…見つけた」
「っ、ヒョン」
彼と一緒に暮らしたらいつのまにかヒョンと呼ばれるようになった…全然慣れないけど
「ヒョン呼びはやめてよ…それより」
「すみません、俺やっぱり怖くて…」
「うん、知ってる」
ヨンジェは俺が怒っていると思ったのか目を合わせず下を向いている
「・・・ヨンジェが実は臆病だって事はね」
「ははっ…その通りですよ」
スッ
「まだ家にいたらぶっ飛ばしてたけど…ここまで来てくれたんでしょ?十分だよ」グッ
俺はヨンジェの隣に座って彼の肩を抱き寄せた
「っ、晶ヒョン!?」
「ありがとう…頑張ってくれて、もう大丈夫だからね?」
「っ、う…は、はい!」ギュッ
感謝の気持ちを伝えるとヨンジェが泣きながら俺に抱きついてきた…その時同じくらいのタイミングでセヨンさんからセヒョクさんのクビが決まったと言うメールが届いた
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
~駐車場~
「・・・・・」
「・・・晶」
「これからどうするんですか?セヒョクさん」
俺はセヨンさん達が来る前に少し彼と話がしたかったから先回りをして待っていた
「さぁな?」
普段俺たちの間に会話は無かった…でも仲は良かったと思う
「お前の事は信頼してたんだぞ?」
「はははっ、ちゃんと見て見ぬ振りはしてたよ…GMに違和感を持たれたセヒョクさんが悪いんだ」
「はぁ…本当にお前はムカつく奴だな」
「俺だって2、3年前まではアンタにムカついてたんだよ?今となってはどうでもいいけど」
「は?何を言って…まさか」
「言ったでしょ?・・・見て見ぬ振りは俺の得意技だよ」
自分自身のことについてもね?…俺の言葉に顔を青ざめるセヒョクさん、俺が知ってる情報を日本に流したら彼の人生が終わるかもしれないからね
「アンタも知ってたはずだよ?俺の正体…それをまぁ周囲に隠す隠す、はははっ、俺はただの変わり者の社員で会社の腫れ物扱いだ」
「っ、だからせめて選手にはしてやろうと「余計なことを…」っ晶」
俺達がそんな話をしていると足音が2人分聞こえてきた…セヒョクの荷物を持ってきたんだ
(まぁ…これからはアンタもいないし?気楽にやらせてもらうよ)
(っ・・・)
(じゃあね?・・・選手の時はアンタは本当にかっこよかったよ、一緒にキャッチボールとかしてみたかった)