3.一年前の不正を探して
主人公の名前と設定
本棚全体の夢小説設定俺は諦めた…いや、逃げたのかな?
※いろんな選手と絡みあります、時系列バラバラの予感
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~グラウンド近く~
「・・・それでは本題なのですが」
ウォンソプさんを引き剥がした後に漸く俺達は本題の一年前のドラフトについて話を始めた
「一年前のドラフト会議のデータを見ました…初めにタイムを取るのは珍しいと聞きました」
「えぇ…俺は、いや俺達は元々満場一致でユ・ミンホ選手を取る予定でした…なのに直前でイ・チャングォン選手に変えると言い出したんです、セヒョクさんが」
「なるほど…では次の質問です、どうして貴方はユ・ミンホ選手をドラフト前にメジャーリーグに行かせようと?しかも怪我が見つかって帰ってきたのに指名したのですか?」
「っ・・・それは」
ウォンソプさんは少し言いづらそうにしていた…何か取り調べみたいでかわいそうだな
「・・・経済的に支援をしたかったんです」
「経済的?」
「うん…ミンホは、いやミンホ選手はお婆さんと2人きりで生活していたんです」
経済的にと言うところに引っかかったジェヒ、俺も知ってることだったから横から割り込んで説明をした
「・・・彼は汚い大人の事情に巻き込まれたんだ」
「試合に出してほしかったら学費を払えだって…馬鹿げてる!!」
「っ、それは酷い監督ですね!」
事情を話すにつれて怒りだしたウォンソプさん、相変わらずの熱血だ…ジェヒも隣で怒ってるし
「なるほど…事情はわかりました、しかし」
話を聞いた後のスンスさんの答えは
「ウォンソプさん…貴方は今日限りでスカウトチームを辞めてもらいます」
「あ~…やっぱりね」
予想通りスカウトチームを辞めさせられるみたい、でも
「っ、そんな…でも」
「今のこの球団にヒューマニストは必要ありません…さぁ一緒にオフィスに戻りましょう」ザッ
スンスさんはそう言って1人車に向かって歩き始めた
「っ・・・」
「ウォンソプさん」
「俺、間違ってたのかな」
「いえ…間違っては無いと思いますよ?確かにチャングォン選手を取れば新人王になってたかもしれないけどあくまで結果論です」
そう伝えた後に俺もスンスさんに続いた
(・・・スンスさん?)
(今からウォンソプさんの資料を回収しに向かいます)
(は~い)
(・・・晶さんはミンホ選手とウォンソプさんの関係を?)
(えぇ…知ってましたよ?)
(何故教えてくれなかったんですか?)
(ん~…聞かれなかったからですかね、てか俺もミンホ選手が来てくれて嬉しかったので)
(・・・はぁ、貴方って人は)