3.一年前の不正を探して
主人公の名前と設定
本棚全体の夢小説設定俺は諦めた…いや、逃げたのかな?
※いろんな選手と絡みあります、時系列バラバラの予感
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~オフィス~
ドサッ
「・・・はぁ」
スンスさんに帰るように言われてオフィスに1人戻った…家にいても落ち着かないし
(もう辞める…俺はお前の兄貴じゃないから、ヒョンって呼ばないで)
「・・・ミンホ」
あそこまで言うつもりは無かったのに…そう思っていると
「っはぁはぁはぁ…」コッコッ
息を切らせてオフィスに誰かがやって来た
「?あ、セヨンさん」
「きゃあ!?…って晶か、こんな時間にどうしているのよ」
「え…まぁ暇つぶしに明日の資料をやろうかなって」
明日の分を終わらせれば明日はのんびり出来る…そう伝えるとセヨンさんは呆れた顔をした、そして
「っ、そうだわ!一つ手伝って欲しいんだけど」
「えぇ…(まぁ少しは気が紛れるかな)貸し一ですよ?」
俺は渋々と言った感じでパソコンを立ち上げた
「なんか腹立つ言い方ね…まぁいいわ、過去のスカウト一覧表をリストに出して送って欲しいの」
「あ~…はいはい」カチカチッ
取り敢えず5年分…そう言われてフォルダから資料を引き出す
「・・・そう言えばヨンジェは大丈夫でした?」
俺とジェヒがミンホの病院に行っている間にドリームズの外野手、イ・ヨンジェが暴行事件に巻き込まれたと連絡があったからセヨンさんに行ってもらったんだけど
「ん~…それなら直ぐに解決したわよ?セヒョクさんが弁護士を連れてきてくれたから」カチッ
「そうですか…セヒョクさんが」スッ
俺は手にした資料を見ながらある事に気づいた
「セヨンさん…貴方」
「っ・・・疑いたくはないけど、これは心から信じたいからこその、ね」
そう言った彼女はとても悲しそうな顔をしていた
「・・・ドリームズの、昔からのファンでしたもんね」カタッ
「っ…えぇ」
夜が明けるまで俺とセヨンさんは資料を調べていた…少しでもミンホの事を忘れたくて
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
~選手ロッカー~
「・・・晶」ツンッ
「ん…んん、誰?」
俺とセヨンさんは続きを後にして仮眠をとりにオフィスを後にした、家まで帰るのが面倒だった俺はロッカーのベンチで寝ていたんだけど
「ふっ、俺だよ…おはよう」
目の前には昨日引き離したはずのトゥギがいた、しかも
「・・・なんで膝枕?」
「腕に頭置いてたら痺れると思ってな」スッ
そう言って俺の頭に手を置いてくるトゥギ、彼は俺がどれだけ突き放しても諦めずに接してくる
(・・・・・)
(ん?どうした)
(いや…何でもない、ありがとね)
(これくらいならいつでもしてやるよ)
(・・・じゃ、俺は仕事だから)
(あぁ…またな)