3.一年前の不正を探して
主人公の名前と設定
本棚全体の夢小説設定俺は諦めた…いや、逃げたのかな?
※いろんな選手と絡みあります、時系列バラバラの予感
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~自宅ー
ジャーッ
「・・・・・」キュッ
俺は洗い物をしながら時計をみた、時刻は21時過ぎ
「今頃もうお開きになってるかな?」カチャッ
コーチ達との会話の後とても歓迎会に行く気分じゃなくなった俺はセヨンさんに連絡を入れて真っ直ぐ自宅に帰った
「・・・スンスさんに悪いことしちゃったな」
また会場で…そう言って別れたのに、自己嫌悪に悩まされていると
ピンポーン
「・・・誰?」スッ
ドンギュにもらった家に引っ越した事はセヨンさんとジェヒにしか教えてないはず…俺は恐る恐る画面を覗いたんだけど
「・・・こんばんわ」
「え…あ、今開けますね~」
そこにはちょうど考えていた人、スンスさんが立っていた
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コトッ
「どうぞ、緑茶しかないですけど」
「あぁ、わざわざすみません…ん、美味しいですね」
「良かった、日本から送ってもらったお茶なんですよ」スッ
スンスさんがお茶を気に入ってくれたみたいで安心した…彼と向き合う感じでソファに自分も座ったんだけど
「「・・・・・」」
2人とも無言で少し気まずい感じになっちゃった
「・・・あの、どうして今日の食事会に来なかったんですか?」
少し間を置いてスンスさんが本題を話してきた…
「え…まぁ気が変わったからです、セヨンさんも言ってませんでした?俺はあまり参加しないって」
「ん~…確かにそう言ってましたけど、僕の自惚れでは無かったら別れる前に貴方はとても楽しそうな顔をしていたと思ったので」カチャッ
スンスさんはそう言うと緑茶をまた一口飲んだ
「あはは、それは確かに自惚れかもしれないですね…現に俺は行かなかったわけですし」
何で素直になれないのかな…俺はまた笑って誤魔化そうとした、でも
「貴方は嘘をつく時は敬語になるようですね…2人きりの時は辞めてくださいと言った筈ですが」
「・・・ごめん」
どうやら最初からバレバレだったみたい…俺は作った笑顔を消して顔を下に向けた
「まぁいいです…お陰でチーム長に貴方の家の場所を聞くことが出来ましたし」
「え、どういう事?」
俺は何故家の場所を?そう質問したんだけどスンスさんは顔を少し赤らめて
「・・・僕は貴方に1番歓迎して欲しかったみたいで」
小さな声でそう言った
「・・・っ、ふふっあははは」
俺は思わず大声で笑ってしまった…スンスさんは恥ずかしくなったのかもっと顔が赤い
(そんなに笑わないでくださいよ…貴方がいないって聞いた時は本当は歓迎されてなかったのかなって不安になったんですから)
(あはは、ごめんごめん…次の機会があったら絶対参加するから、ね?)