2.驚きのトレード
主人公の名前と設定
本棚全体の夢小説設定俺は諦めた…いや、逃げたのかな?
※いろんな選手と絡みあります、時系列バラバラの予感
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~ドンギュの家~
ジュゥゥウ
「・・・・・」
俺は仕事を終わらせた後ドンギュの家に戻って料理を作っていた
ガチャッ
「っ、帰ってきたかな」スッ
玄関を開ける音が聞こえた俺は焼き上がった魚を皿に盛り付ける
ガタッ
「・・・・・」
「…おかえり、ドンギュ」
「っ、何でまだいんだよ…帰れ」
「元々無理矢理連れてきたのはドンギュでしょ?」
ドンギュは俺の顔を見るなり帰れと一言、本当に勝手な奴だ
「うるせぇ!心の中では喜んでるくせに…そうだよなぁ、あのカン・トゥギが帰ってくるんだからよ!!」ガンッ
そう言って壁を叩く彼は泣いている
「・・・そりゃうれしいよ、ドリームズには彼が必要だからね」
「っ・・・」
俺の言葉にショックを受けたらしくドンギュは顔を下に向けた
「ドンギュ…俺、待ってるから」スッ
俺は彼を優しく抱きしめた
「晶…?」
「ドンギュの心が落ち着いたらでいいから…正々堂々と野球ができるようになったら、帰ってきてよ・・・だって、ドリームズに…そして俺にはドンギュが必要なんだからさ?」
俺がそう言うと彼はまた涙が溢れ始めて
「っ、うぅ…晶、晶!!」ギュッ
ドンギュは俺の名前を何度も呼びながら抱きつく力を強くした…本当に泣き虫なんだから
「俺、いつまでも待ってるからさ?」
「あぁ…ごめんな?」チュッ
ドンギュはそう言うと唇を重ねてきた
「んっ…いつもより優しいキスだね」
「うるせぇ…それより腹減った」
「ふふっ今日は特別に俺の得意料理の日本食だよ?」
「・・・あぁ、楽しみだ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
~寝室~
「・・・なぁ、晶」ギュッ
「ん?」
俺達は最後の夜だから同じベッドで寝ていた…後ろからドンギュが名前を呼びながら抱きしめてきたんだけど
「・・・この家、お前にやるよ」
「え…はい?」
家をやる?俺は聞き間違いかと思ってドンギュにもう一度聞いてみたんだけど
「だから…お前にやるよ、もう買っちまってるし」
[いやいやいや…何言ってんの!?貰えるわけ無いじゃんそんなの!]
「?何言ってんだお前」
[無理無理、本当に要らないよ?]
「お前、韓国語で話せよ」
「え、あ…またか、ごめんごめん」
衝撃発言に俺はまた日本語で話しちゃったみたい、でもこれは驚くよね?普通
(貰えるわけ無いじゃん、こんな高級住宅)
(あんなボロアパートなんかよりいいだろ?)
(そりゃそうだけど…ドンギュが戻った時はどうするの?)
(そん時は俺が新しい家を見つけるまで居候させてくれ)
(普通逆でしょ…やっぱりバカだよね)
(っ、お前なぁ!・・・まぁ実はこの家の名義は既に変えてるからお前の物なんだけどな)
(はぁ!?ちょっ、なんて事を・・・)