2.驚きのトレード
主人公の名前と設定
本棚全体の夢小説設定俺は諦めた…いや、逃げたのかな?
※いろんな選手と絡みあります、時系列バラバラの予感
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~道路~
「ドンギュ!待ってよ、ねぇ」ドンッ
監督が来た瞬間に荷物をまとめて退散したドンギュ、声をかけても止まらないから彼に抱きついて無理やり動きを止める
「・・・はなせ」
「嫌だね…もうこんな事は辞めようよ」
「っ、何でお前に指図されなきゃいけねぇんだ?ずっと一緒だったチームメイトじゃなく初心者を庇うやつに」
「別に庇ってはないよ…俺はただ」
「それに・・・もう遅せぇよ、アイツは終わりだ」
そう言ったドンギュはまた昨日の様な顔で笑う
「っ、まさかスンスさ「バキッ」う"ぐっ」
俺がスンスさんの名前を言おうとしたら突然殴ってきたドンギュ
「・・・アイツを名前で呼ぶな、虫唾が走る」
「っ、ドンギュ」
「お前は先にウチに帰ってろ…今夜こそ認めさせてやる、俺がどれだけドリームズを、お前を思ってるかをよ」ザッ
「・・・ドンギュ!」
ドンギュは俺を一瞥すると飲食街に向かった
「っ、俺は誰も助けられないのかな…」
目から溢れてきた涙を拭きながらドンギュの家に1人で向かう…もう、どうすればいいか分からないよ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
~次の日~
「・・・・・」カタカタッ
「おはよ~ございます」スッ
次の日、ジェヒはいつも通り買ってきてくれたコーヒーを机の上に置いてくれた
「ん…ありがと」
「はい…あの、キズ増えてません?」
気になった事は正直に全部聞いてくるジェヒ、飲み込みも早くて良い子なんだけど
「ごめん・・・言いたくない」
昨日自分が無力だと思い知らされた俺は冷たくあたってしまう
「そう、ですよね…すみません、そう言えば昨日GMが誰かと喧嘩して病院に運ばれたんです」
「っ!?大丈夫なの?無事!?」ガタッ
昨日のドンギュの笑顔はやっぱりそう言う…俺は思わず椅子から立ち上がってしまった
「え、えぇ…チーム長が呼ばれたんですけど特に重症ってわけではないので入院って程ではなかったみたいです」
「っ、そっか…よかった~」
「噂をすれば、ほら」スッ
安心した俺、そのときジェヒがスンスさんの出社を教えてくれた
「・・・・・」
「うわ、痛そう…手も包帯巻いてる」
「っ、スンスさん」
無言で歩いてきたスンスさんは痛々しい格好になっていた…俺は直ぐに彼のいる部屋に向かった
(・・・おはようございます、GM)
(あぁ…葉山さん、おはようございます)
(っ、昨日は助けられなくて)
(いいえ…このくらい相撲部にいた時に比べればマシですよ)
(・・・強がらないでください)
(ふふっ弟と同じことを言ってくれるんですね…でも本当に大丈夫、こういう連中の方が扱いやすい)