1.ドリームズに吹く新しい風
主人公の名前と設定
本棚全体の夢小説設定俺は諦めた…いや、逃げたのかな?
※いろんな選手と絡みあります、時系列バラバラの予感
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このお話から時々主人公は日本語を話します。その場合[この表記]を使わせていただきますのでお願いします。
~練習場~
「ふわぁ…この時間は誰もこないからいいサボりスポットなんだよね」
スンスさんの紹介が終わって納得の行かないセヨンさんが社長室に向かったおかげでオフィスから楽に逃げ出せた
「あ~…これから忙しくなりそうな気がするな」
午後からは運営チームと他のチーム長達との意見交換をするらしい、でも
「選手兼任は秘密を漏らしたら大変だからね~…どうせ話せる人もいないのにさ」
静かな空間にいたら段々と意識がなくなって来た…セヨンさんにまた怒られちゃうな
「・・・zZz」
(予算が少ないので設備は全て前GMが直していたんです…全て)
(なるほど、素晴らしい方だ…そろそろ食事の時間にしましょう)
(・・・zzZ)
(おや?)
(あ!晶ってばまたサボってる)
(・・・放っておきましょう、酷いクマだ)
(っ、でも!)
(それに…午後から彼はあなた方と違って暇になる、そうでしょ?)
(・・・は、い)
(それでは食事に行きましょう)
(あ、GM…上着)
(後から返してくれると思うので…)
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「ん?・・・やば、寝ちゃってた!」
時計を確認するともう会議が始まってる時間に
「え~っと…うん、まだ定時通りに上がれる」パサッ
立ち上がると同時に1枚の上着が肩から落ちた
「ん?…この上着、スンスさんの」
いつのまに練習場に来たんだ?少し肌寒かったから彼の上着を羽織って戻ろうとしたんだけど
ズドンッ
今日は練習が休みな筈なのに球をネットに入れる音がした
「今日は久しぶりの休みの筈なのに誰「しゅっ!」・・・ジヌさん」バァンッ
俺は建物の影に隠れて練習するジヌさんを見ていた、でも
「痛っ、はぁ…」
ジヌさんはグラブを外して自分の爪を見た、多分割れたんだと思うけど
「・・・よし」スッ
[ちょ、待って!!ストップ!]
「!?何でお前が」
[爪、怪我したのにグラブをはめ直すんですか!あ~もう、こんなに割れて…馬鹿ですか?]スッ
「え、な…お前何言ってんだ?」
俺はジヌさんのグラブを外してその手を応急処置した、慌ててるけど知るもんか
[もう…聞いてるんですか?ジヌさん?]
「・・・晶、すまないが韓国語で話してくれ」
[えっ「…]あぁ、すみません焦るとまだ日本語が」シュルッ
ジヌさんに言われて漸く日本語になってた事に気がついた…まだまだだな
(・・・今日は練習終了、わかりましたか?)
(晶が俺と話をしてくれたら練習は終わりだ)
(・・・なら爪が全部剥がれるまでどうぞ?)
(ははっ…冗談だよ、ありがとな)ポンッ
(・・・・・)