1.タイにやって来ました!
主人公の名前と設定
本棚全体の夢小説設定俺は諦めた…いや、逃げたのかな?
※いろんな選手と絡みあります、時系列バラバラの予感
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〜自室〜
「・・・ティアン」
俺は自分の部屋で荷物を整理していた…ティアンがボランティア教師になって3日、つまり今日が家出をする日だ
「ん〜…どうしようかな?」
俺は悩んでいた…ティアンに名前を教えるべきかと
「トーファン姉の日記には特に俺の名前は書いて無かった…彼とかあの子とかだったから、でも」
晶・葉山は数ヶ月前までアーティストだった…顔は出してないから別に大丈夫だとは思うんだけど
「ん〜…どうしようかな?」
そう思っていると
コンッコン
「私だが今大丈夫かね?」
ドアがノックされて外から声が…ティーラユットさんが来たみたい
ガチャッ
「どうぞ〜何も無い所ですが」
俺は特に問題なかったからドアを開けて彼を招き入れた
「実は君に渡したいものがあってな」スッ
そう言ってティーラユットさんは俺に小さめの封筒をくれた
「ん…んん!?これって」
「折角ティアンと仲良くしてくれてるのに名字呼びはおかしいからね…どうだ?」
「あ、ありがとうございます!」
彼が俺にくれたものはパスポート…ただし名字の部分がジャルーンポンじゃなくて葉山になっていた
「流石に本物の飛行機にはそれでは乗れないがティアンに見られても問題ないようにな」
俺とティアンが家を出ることはティーラユットさんには伝えていた…まぁ特に支障は出ないからね
「ふふっこれでティアンに名前を呼んでもらえるや」
「・・・・・」
「っ、ごめんなさい…嬉しくてつい」
「ふふふっ良いんだよ、そこまで喜んで貰えてなによりだ」スッ
ティーラユットさんはそう言うと笑いながら俺の頭に手を置いてきた
「・・・ありがとうございます」
「こちらこそ…ティアンをこれからも助けてくれ、彼奴は私に似て頑固だからな」
それだけ言うと彼は部屋から出て行った…安心してください、彼は何があっても俺が守りますから
「この命に代えても、ね?」スッ
俺は貰ったパスポートを鞄に入れた後ある写真を手に取った…それは
「お姉ちゃん…今からもう1人に会いに行くよ…プーパー隊長にね」
トーファン姉と肩を組んで幸せそうに笑う彼…プーパー隊長の写真だった
(お待たせティアン)
(葉山!遅いだろ?何してたんだよ)
(あはは、ごめんごめん)
(そう言えば夜行バスに乗る予約したいんだけど名前、教えてくれよ)
(・・・晶)
(晶、そう言う名前だったんだな葉山は)
(うん…これからは晶って呼んでよ、ね?)
(っあぁ…今更って感じもするけどな)