1.タイにやって来ました!
主人公の名前と設定
本棚全体の夢小説設定俺は諦めた…いや、逃げたのかな?
※いろんな選手と絡みあります、時系列バラバラの予感
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〜5ヶ月後、ティアンの部屋前〜
「っ・・・ごめんなさい」
「・・・・・」
「俺、貴方の心臓を貰う価値なんて無かったのに…トーファン」
「ティアン…(とうとう気がついたのか)思ったより早かったな」
俺はティアンの部屋の前で泣きじゃくる彼の声をドア越しに聞いていた
「・・・・・」
コンッコン
「ティアン様?」ガチャッ
泣き声が暫くすると止んだ…俺は名前を呼びながら部屋に入ったんだけど
「っ…ごめん、なさい」
机にうつ伏せのまま泣き疲れて眠ってしまったティアンを見つけた
「・・・はぁ」グッ
俺は彼を抱き上げてベッドに運ぶ…そして
スッ
「あ、ん…」
彼の服の中に手を入れて胸の真ん中に手を置いた…心臓の位置に、ね
「・・・トーファン姉、俺は約束を守れてるかな?」
誰も答えをくれない…静けさだけが残った部屋で俺はそう呟いた
「あれは…っ、日記?」
少し時間が経って俺はティアンの胸から手を離した…そして彼が眠ってしまった机を見るとそこには一冊の日記が、俺はそれに見覚えがあった
「っ、1000の星の物語…ティアン」
その日記はトーファンのものだった…恐らく叔母さんの家に行ったんだろうな
「・・・・・」ペラッ
その日記には色んなことが書かれていた…彼女がボランティア教師として行った村、恐らくプーパーさんって人がいるね、その場所のことや俺の話も少しだけ
「パーパンダーオ村、か」
「っ、葉山」
「ティアン?」
「ん…んぅ」
俺の名前を呼ばれて起きたのかと様子を見たんだけど寝言だったみたい
「はぁ…これからどうするの?、まぁ答えは聞くまでもないだろうけど」ギシッ
精神的に疲れた俺はティアンの寝ているベッドに入った…俺にも睡眠が必要だ
「(恐らく彼は数日したら村に行くんだろうね…)ティアン…俺もついていくから、君を1人になんてさせないよ?」ギュッ
俺はティアンを抱きしめて目を閉じた…大丈夫、俺がついてるよ?
(っ・・・あれ?俺はいつのまに寝てたんだ)
(ん〜…Zzz)
(え、はぁ!?…なんで葉山が俺のベッドに)
(ティアン…俺が…てる)
(え、今なんて?)
(ん〜…)
(はぁ・・・取り敢えず日記は隠しとかないとな、それからトーファンの弟についても調べなきゃ)
(・・・ティアン)
(っ、葉山?)
(ん〜・・・はぁっ、おはよう)
(え、あぁ…おはよう)