2.辺境の村にて
主人公の名前と設定
本棚全体の夢小説設定俺は諦めた…いや、逃げたのかな?
※いろんな選手と絡みあります、時系列バラバラの予感
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〜車の中〜
「ん〜空気が美味しい気がする…そう思わない?ティアン」
「あぁ…バンコクとは大違いだ、もちろんいい意味でね」
俺とティアンはヨートさんの車に乗って早速パーパンダーオ村に向かって出発した
「チェンマイは気候が良いでしょう?初日には最高の天気だ」
「えぇ、本当にそうですね」
「自然豊かで気持ちいいです」
「今日はカマーに頼まれて迎えに来たんですよ」
「「カマー??」」
俺とティアンは聞き慣れない単語が出てきたから思わず同時に言葉を返してしまった
「ん?あぁ!カマーは村長の事です、パーパンダーオ村の村長」
「なるほど、村長さんか」
「今日さっそく会えますよ、後でご挨拶に行きましょう」
「えぇ」
この会話が終わると静かになる車内、ティアンはちょっと人見知りがあるから仕方ないんだけど…でもヨートさんは静かなのが苦手みたいで話を振ってくる
「あの〜1つ質問です」
「?」
「どうしてこんなにへんぴな村にやってきたんですか?」
「あ〜…」
此処でいきなり来るか、俺は事の成り行きを見守る為にティアンに視線を向ける
「たまにこうやって先生がやってきます、何かの答えや意味を探しにしたとか大抵そのようなことを言います」
「ん〜…子供達に勉強を教えに」
「あは、あはは!そりゃそうだ」
「・・・(ふ〜ん)」
ティアンはヨートさんの一番欲しいであろう言葉を使った…まぁ姉さんの意思を引き継いだんだから当然と言えば当然だよね
「ちなみにこれまで来た人達は答えを見つけたんですか?」グッ
「ちょっと、危ないよ晶」
俺も会話に加わった方が良いと感じたから身を乗り出してヨートさんに話しかけた
「ん〜…どうなんでしょう?よく分からないのです、すぐに帰ってしまうので」
「なるほど…(馴染めずに帰っちゃうんだろうな)」
返事をして車の後ろに戻ろうとしたんだけど
「あ、でもあなた方の前任者は長く滞在していましたよ?」
「「っ!?」」
此処でまさかトーファン姉さんが出てくるとは…思わず息をするのを忘れてしまった
「「・・・・・」」
「?・・・あっ!忘れるところだった、これを食べてエネルギーを蓄えて下さい!今日は忙しくなりますよ?」
ヨートさんはそう言ってティアンにクッキーの入った袋を渡す
「ありがとうございます」
「あ…すみません、実は財布を忘れてしまって1人分しか買えなくて」
「ん?あぁ大丈夫ですよ、俺にはさっきディアンがくれたカロリーメイトがあるので」
俺はそう伝えると後部座席に戻ってさっそく袋を開けた