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雑記帳

新作あげました(主→棘)

2018/07/22 21:57
更新
赤い夢の楽園



たまには作品解説らしいことをしてみようかと思うので、今回は↑を読んでから見ていただけると嬉しいです。
いつもは書いたもののネタバレを避けて敢えて書いてなかったりしてたんですが、本来はそういう解説みたいなことするために日記書いてたので……。

で。

自分を一凛だと思い込んでるソーンと、そう思い込んだ彼に付き合い続けている部長のお話でした。

nもとい音人に関しては、既に彼がどういう道筋を辿って、彼の物語がどういう終わりを迎えるか決めてあるんですが、
このお話は、その道筋や結末とは全く関係のない、でも、もしかしたら有り得たかもしれないifの話として書きました。
なので、このお話は、他の短編や今後書く予定の長編とは関係のない、有り得たかもしれない、有り得なかったifのお話です。

資料集を読んだんですよ。
棗飛鳥のとこにさ、「自らの存在を捨てた」ってあってさ……。

なんか物凄く悲しくなってしまって……。
棗飛鳥からしたら自分はもういなくて、あくまでも「ソーン」は「一凛」としているんだな、と……。

でもソーンはどう足掻いても棗飛鳥でしかないんですよね。一凛のガワの中には彼がいる。そういう存在でしかない。

誰も早乙女一凛にはなれない。

今回書いたお話は、その事実に気付いてしまった、理解してしまったソーンがついに「狂って」しまって、自分を一凛だと思い込むようになった……という想定のもとで書いていました。
音人はそんな狂人であっても、ソーンを、棗飛鳥を愛している。
ソーンがどんなに一凛っぽく振舞おうとしても、そこにいるのはあくまでも「一凛の偽物」でしかなくて、音人はその「一凛の偽物」がどこまでも好きでしかない。

そういうお話でした。

この世界線のお話はあくまでもifなので、もう2度と書かないと思うのですが、結構気に入っています。

あと、これは私が人生で初めて会った棗クラスタさんに捧げる主→棘だったりもします。お納めいただけたら嬉しいなぁ。

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