15.試し斬りの曲(170.
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- スタン -
「さて、巽の姐さん。ターゲットの位置、教えてくれませんか?」
❲OKOK!!えっとね〜……(カタカタ…)うん、動きの無い反応二つがソレな筈だから、ギリいずみんの射程範囲だね。(カタカタカタカタ……)よし!座標指定したから、一発どうぞ!!その方角に行けばターゲットに会える筈だよ〜。あ、念の為飛距離重視に調律 してね?❳
「了解です!!(キイィーン)誘導弾 +炸裂弾 =…誘導炸裂弾 !!(ピュウゥー)」
転送完了した出水が巽の指示の元、景気良く初手から合成弾を打ち放つ。それを遠目で眺めるだけの余裕がある太刀川が、対峙している二人に更なるプレッシャーを掛ける
「お〜、開幕から飛ばすな〜出水。で、……お前はどうする時枝?このまま俺の相手を続けるか?それとも逃げに転じるか?(…トントン)俺はどっちでも構わねぇぞ〜??」
「(シュウ〜〜)……貴方がゴール役になる気がないのなら、おれは此処で足止めするだけです。(スチャッ)(例え勝てなくても彼女達が言実さんに若しくは……佐鳥と合流出来ればコチラの勝ちだ。その為ならおれは……)「(ドーン!)コラコラとっきー!!また捨て身の…自分を犠牲にしようとしてるだろ!!?そんな事して勝ってもきっと、……少なくても柚紀は喜ばないよ?!(スタン!キイィーン!!)勝つなら皆一緒に、だよ?」!!!…………(ハァ〜)…間合い、間違えるなよ?太刀川さんは旋空もだがグラスホッパー持ちだ。十分な距離を保たなきゃ直ぐに落とされるって意識しろ」
太刀川相手に致命傷は避けているが、無傷で相手をするのは無理で負傷をしつつ相手をしている時枝。……流石に合流した女子達を騙し討ちはしないだろうと思いたいが……自分達はそれをされたのと、あくまでもテストなこの状況なら…そう考え銃を構えて戦う意志を示す。そしてこの状況なら佐鳥は"クリア条件を満たすのを優先する"と考えていたが……どうやら違ったらしく、威嚇射撃で太刀川を後退させれば隣に降り立ちツインの構えを取る。……確かにあの柚紀なら、と考えを改めると生き残る為のアドバイスを手短にする。それに対して「りょ〜かい、時枝"隊長"!!」と返したのを見た太刀川がニヤリと笑えば二人に向かって距離を詰めるのであった
-
- -
- - -
一方、サラマンダーを何とかやり過ごした女子三人。そして出水と言実のレーダー反応の見分けがついたシロから通信が入る
❲わぁ〜、かなりコレ面倒な事になったかも。佐鳥くん達は太刀川さんと真っ向勝負し始めたし、丁度言実さんは私達と出水先輩を挟んだ位置に居るし、反応が動かないって事は………手助けする気ないみたい❳
「そりゃテストに保護者が乱入する訳には行かねえだろうからな〜。で、………どうするユズ。【太刀川さんとバトり中の二人の元へ向かう】か【出水先輩の攻撃を掻い潜って傍観モードのつる姐の元に向かうか】の二択になるが……」
『………掻い潜るって事は"出水先輩が居る方角に向かう必要がある"よね?逃げながらならフブキは"捌きつつ"って言いそうだもん。…なら、行き先は二人の元かな?下手に近付くより一定距離を保ったまま先輩から逃げる様に動いた方が多分楽な筈。そうしないと位置取りが代わって隙が出来る可能性がある?』
「位置取り……今回の本来の目的である【試作品トリガー性能を試す為に、フブキ先輩が常に私達と出水先輩との"間にいなければならない"】事を指してますか?」
「そんな感じだろうな。確かに立ち位置がコロコロ変わらねぇ方が俺も楽だな。ってな訳だから佐鳥達が居る方に向かう。ナビ頼むぜシロ!!」
と、方針を考えている間に出水が目視出来る距離まで接近して来ていた。そして弾を生成しながら一応声を掛ける
「よぉ女子御一行さん!どうするか決めたか?ま、向かう先が何処であれ俺の役目は変わらないけどな。……さて、先ずは小手調べと行こうか!…通常弾 !!」
「!アステロイドなら……(…スッ)二人共、俺の後ろから動くなよっ!?(スーパー…)」
「えっ?!ですがっ!!?『(ポン)大丈夫だよ藍ちゃん。フブキの腕を信じて、ね?』………分かりました」
大量に迫る弾丸に反射的に回避行動を取ろうとする木虎だったが、フブキの呼び掛けと柚紀の冷静さを見て自身も落ち着きを取り戻す。そして前方にて弧月を横に構えるフブキの後ろ姿をただ見守るのであった
そのフブキも迫りくる弾丸に微動だにせず、目を瞑りただ集中力を高めている。そして
「オプショントリガー、起動
- キイィーン -
(スーパー)……弧月流、守ノ型…
- ズ、ズババババババババ!! -
…………制空剣 (スウゥ)」
「……説明は受けてたが、実際に見るとやっぱりスゲェな。ってか【弾丸を斬り捨てる】とか太刀川さんですら思い付かなかった発想だぜ?なんでそれをやろうとしたんだ?」
「(シュウゥー)なんでって……長年過ごした俺の戦いの場にはシールドが存在しなかったから攻撃をやり過ごすには"回避か剣での防御"の二択でしかない。で、その癖って中々抜けなくて咄嗟にそれが出たのが入隊初日の木虎戦。勿論あれは条件が揃っていたから上手くできたが…もし、自分よりトリオン量が多い相手にもそれが出来れば今までの経験が役に立つ。的な事をつる姐に話したら作ってくれた訳。……原理は知らねぇがあくまでも"対弾トリガー用"で他は斬れねぇらしいが、俺にはピッタリなトリガーな訳だ(ニヤリ)。さて、そんな俺を出し抜かなきゃ二人…ユズに当てられるとは思わないでくれよ?そこは先輩の腕の見せ所だぜ?((木虎、一先ずユズを抱えて騒音が聞こえる方角に走れ!!))」
数多の弾丸の中から"自分や後ろの二人に被弾するモノ"のみを斬り捨てたフブキを素直に賞賛する出水に"試作品トリガー開発の経緯"をフブキが語る。そして挑発まがいの言葉を掛けた後に退却を始める。……それを見聞きしてヤル気になった出水がどうやって仕留めるか考えながら後を追う事に
「さて、巽の姐さん。ターゲットの位置、教えてくれませんか?」
❲OKOK!!えっとね〜……(カタカタ…)うん、動きの無い反応二つがソレな筈だから、ギリいずみんの射程範囲だね。(カタカタカタカタ……)よし!座標指定したから、一発どうぞ!!その方角に行けばターゲットに会える筈だよ〜。あ、念の為飛距離重視に
「了解です!!(キイィーン)
転送完了した出水が巽の指示の元、景気良く初手から合成弾を打ち放つ。それを遠目で眺めるだけの余裕がある太刀川が、対峙している二人に更なるプレッシャーを掛ける
「お〜、開幕から飛ばすな〜出水。で、……お前はどうする時枝?このまま俺の相手を続けるか?それとも逃げに転じるか?(…トントン)俺はどっちでも構わねぇぞ〜??」
「(シュウ〜〜)……貴方がゴール役になる気がないのなら、おれは此処で足止めするだけです。(スチャッ)(例え勝てなくても彼女達が言実さんに若しくは……佐鳥と合流出来ればコチラの勝ちだ。その為ならおれは……)「(ドーン!)コラコラとっきー!!また捨て身の…自分を犠牲にしようとしてるだろ!!?そんな事して勝ってもきっと、……少なくても柚紀は喜ばないよ?!(スタン!キイィーン!!)勝つなら皆一緒に、だよ?」!!!…………(ハァ〜)…間合い、間違えるなよ?太刀川さんは旋空もだがグラスホッパー持ちだ。十分な距離を保たなきゃ直ぐに落とされるって意識しろ」
太刀川相手に致命傷は避けているが、無傷で相手をするのは無理で負傷をしつつ相手をしている時枝。……流石に合流した女子達を騙し討ちはしないだろうと思いたいが……自分達はそれをされたのと、あくまでもテストなこの状況なら…そう考え銃を構えて戦う意志を示す。そしてこの状況なら佐鳥は"クリア条件を満たすのを優先する"と考えていたが……どうやら違ったらしく、威嚇射撃で太刀川を後退させれば隣に降り立ちツインの構えを取る。……確かにあの柚紀なら、と考えを改めると生き残る為のアドバイスを手短にする。それに対して「りょ〜かい、時枝"隊長"!!」と返したのを見た太刀川がニヤリと笑えば二人に向かって距離を詰めるのであった
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一方、サラマンダーを何とかやり過ごした女子三人。そして出水と言実のレーダー反応の見分けがついたシロから通信が入る
❲わぁ〜、かなりコレ面倒な事になったかも。佐鳥くん達は太刀川さんと真っ向勝負し始めたし、丁度言実さんは私達と出水先輩を挟んだ位置に居るし、反応が動かないって事は………手助けする気ないみたい❳
「そりゃテストに保護者が乱入する訳には行かねえだろうからな〜。で、………どうするユズ。【太刀川さんとバトり中の二人の元へ向かう】か【出水先輩の攻撃を掻い潜って傍観モードのつる姐の元に向かうか】の二択になるが……」
『………掻い潜るって事は"出水先輩が居る方角に向かう必要がある"よね?逃げながらならフブキは"捌きつつ"って言いそうだもん。…なら、行き先は二人の元かな?下手に近付くより一定距離を保ったまま先輩から逃げる様に動いた方が多分楽な筈。そうしないと位置取りが代わって隙が出来る可能性がある?』
「位置取り……今回の本来の目的である【試作品トリガー性能を試す為に、フブキ先輩が常に私達と出水先輩との"間にいなければならない"】事を指してますか?」
「そんな感じだろうな。確かに立ち位置がコロコロ変わらねぇ方が俺も楽だな。ってな訳だから佐鳥達が居る方に向かう。ナビ頼むぜシロ!!」
と、方針を考えている間に出水が目視出来る距離まで接近して来ていた。そして弾を生成しながら一応声を掛ける
「よぉ女子御一行さん!どうするか決めたか?ま、向かう先が何処であれ俺の役目は変わらないけどな。……さて、先ずは小手調べと行こうか!…
「!アステロイドなら……(…スッ)二人共、俺の後ろから動くなよっ!?(スーパー…)」
「えっ?!ですがっ!!?『(ポン)大丈夫だよ藍ちゃん。フブキの腕を信じて、ね?』………分かりました」
大量に迫る弾丸に反射的に回避行動を取ろうとする木虎だったが、フブキの呼び掛けと柚紀の冷静さを見て自身も落ち着きを取り戻す。そして前方にて弧月を横に構えるフブキの後ろ姿をただ見守るのであった
そのフブキも迫りくる弾丸に微動だにせず、目を瞑りただ集中力を高めている。そして
「オプショントリガー、起動
- キイィーン -
(スーパー)……弧月流、守ノ型…
- ズ、ズババババババババ!! -
…………
「……説明は受けてたが、実際に見るとやっぱりスゲェな。ってか【弾丸を斬り捨てる】とか太刀川さんですら思い付かなかった発想だぜ?なんでそれをやろうとしたんだ?」
「(シュウゥー)なんでって……長年過ごした俺の戦いの場にはシールドが存在しなかったから攻撃をやり過ごすには"回避か剣での防御"の二択でしかない。で、その癖って中々抜けなくて咄嗟にそれが出たのが入隊初日の木虎戦。勿論あれは条件が揃っていたから上手くできたが…もし、自分よりトリオン量が多い相手にもそれが出来れば今までの経験が役に立つ。的な事をつる姐に話したら作ってくれた訳。……原理は知らねぇがあくまでも"対弾トリガー用"で他は斬れねぇらしいが、俺にはピッタリなトリガーな訳だ(ニヤリ)。さて、そんな俺を出し抜かなきゃ二人…ユズに当てられるとは思わないでくれよ?そこは先輩の腕の見せ所だぜ?((木虎、一先ずユズを抱えて騒音が聞こえる方角に走れ!!))」
数多の弾丸の中から"自分や後ろの二人に被弾するモノ"のみを斬り捨てたフブキを素直に賞賛する出水に"試作品トリガー開発の経緯"をフブキが語る。そして挑発まがいの言葉を掛けた後に退却を始める。……それを見聞きしてヤル気になった出水がどうやって仕留めるか考えながら後を追う事に