15.試し斬りの曲(170.
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合流した先では言実がタブレットを操作しており、試作品トリガーがセット完了したらしく弧月が再度腰に収まる。感触を確かめる為に触ったり実際に抜いて軽く振ったり、オプショントリガーの使い分けは恐らく無理と旋空を抜いたかを確かめる為にも試作品トリガーを発動させて振ったりして感触を確かめ終えたのを確認して言実が口を開く
『さて、ただ"捌くだけ"ではつまらぬ故に少し条件を設けようか。……柚紀と木虎を一般市民と仮定し、フブキは一定時間まで二人を護り、出水は二人を捕らえる若しくは攻撃を当てれば勝ちとする。…つまりは去年9月に行った実力テストと同じ内容だ』
「異議あり!!?何で二人が一般市民役なの?!佐鳥達じゃ駄目なの??!」
『男子二人のトリオン量は平均値なのと木虎よりは経験豊富故に反射的にシールドを使った場合、出水の弾でもある程度は防げてしまう。それでは緊張感が足りぬし、フブキとて何処か油断してしまうだろう。因みに柚紀を指名した理由は経験者なのと……少ないトリオン量である程度行動を出来るようにすると特訓だ。(タン・タン・タン……)これで木虎並のトリオン量にしたから恐らく何時もより動きが鈍くなる筈だが、……どうだ?』
- ズシリッ!!! -
『へっ?わ、わわわわぁ〜!?(ペタン!)う〜、いきなり重たいモノを担がされた感じがするぅ〜!!(スーパー…)ほっ!!(スクッ!)……これ、気を抜いたらまた座り込みそう。(グーパーグーパー……)今、ほぼ全てのトリオンを身体機能向上に回して普段通りな感じだからシールドに割く余裕がないかも』
「………柚紀先輩は特殊な体質なので仕方ないですが、こうなると色々配慮が必要になりそうですね。……実際敵による襲撃を受けた際に【間接的な理由で市民の方が負傷するケース】だってあり得ます。そう言う意味では良い訓練にはなりますが……」
「(……スッ)それ"特定の場所まで二人……と言うより柚紀さんを護送出来たら"にしたら駄目ですか?実際あの時もチーム戦で対象は彼女一人でしたし、クリア条件も二つでしたから問題ないとおれは思いますが…」
やはり柚紀が一般市民役なのが気に入らない二人がそれぞれ言い分や妥協案を口にすれば、言実も理由を説明した上で了承。そして柚紀の様子を確認後『シロ、余剰している柚紀のトリオンを使って別トレーニングルームをB級ランク戦ステージ並に拡大。更にそこへ佐鳥と時枝、柚紀と木虎は組とし、残りはランダムに飛ばせ。フブキはシロと連携して最初は二人を見つけ出す所からだ。因みにヒナを出水達のサポートに付ける。少し難易度が上がった故に出水以外はゴールと見なす。……そろそろ始めるぞ、今から一分後に出水と私も転送する』と、反論させる暇も無く強行突破をする。……地味に仕事が早いシロの手腕が仇となってしまったのだった。そして二人っきりになった二人が何か話し合いをしていたが、……それは割愛
〜別トレーニングルーム〜
- シュシュン、スタスタッ! -
「おわっ!?……いきなり始めるとかおつるちゃんもかなり強引だね。さて、………オレ達はどうする?二人を迎えに行くのは多分アリ、だよね?」
「問題ないだろうけど……多分難しいよ?さっきの説明で"おれ達三人のオペレーターによる支援有無"は言っていなかった。つまり連絡の取り合いは無理な状態になる(携帯……は流石にデータ化されないか。となると、今現在の最優先事項は…)……とりあえず佐鳥は何時もみたいにバックワーム装着してくれないか?」
「エッ?あ、うん(ビュゥウン)ても何で?別に今回はスナイパーとして動く訳じゃないから使う必要、なくない?」
転送完了して同じ場所に降り立った二人。……言実が事前に打ち合わせする暇を与えない為に即座に飛ばしたのを理解しているかはさておき、自分達はどうするかを議論する。これに対して"前提条件が他のメンバーと異なる"のを指摘した上で"この状態で一番最悪な事態"を瞬時に判断した時枝が対処をする。何故そうしたかと言うと……
- -
-
「(タタタタタタタタタ…)いや〜、レーダー反応だけじゃ"どっちがユズ達か見分けれないの"を懸念してたわ〜。ってかシロ、見分けれたのが時枝のお陰ってどう言う意味だよ?」
❲今回は戦闘目的じゃないから佐鳥くん、バックワーム使ってなくてレーダーに反応していた状態で二箇所とも動いてなくて私も判断出来なかった。……ユズちゃんならトリオン節約を考えてフウちゃんと合流するまでは動かないだろうからね。木虎ちゃんも消費をする行為は避ける筈。で、この場合間違えてフウちゃんが佐鳥くん達の元に行っちゃったら………ヒナ先輩は問答無用で二人近くに転送しそうなんだよね〜。一応主導権は私が握ってるけど、まだまだあの人に私は敵わないから、出し抜くのはお手の物って訳。此処まで理解した?❳
「(タタタタタタタ…)そんでもって、その可能性に気づいたであろう時枝が"コッチは違う"って意味を込めて佐鳥にバックワーム装着を指示した訳か。お陰でシロも確信が持てたからこうやってナビが出来るって事だな!(ザザッ!!)………この辺りか?お〜い、木虎〜ユズ〜!!俺だ〜!!?隠れているなら出てきてくれ〜!!」
時枝の意図をシロが察してフブキに二人が居るであろう場所を大まかに指示。そのポイントに着いて呼び掛ければ、住宅二階窓から柚紀が顔を出し、程なくして合流。……次の行動に移そうとしたのたが
❲えっ?この動きって………まさか太刀川さん"二人と戦ってるの?!"な、何でそんな事してるの?!!❳
「はあぁ?!!何してやがるんだよあの戦闘狂髭野郎はっ!??……ユズどうするよ?」
『あ〜……出水先輩が敵役だから"自分はゴールじゃない"って自己解釈した感じかな?。…となると…………後少しで二人が転送してくるから、その位置次第で逃げる方向が決まるね。……藍ちゃん、バックワームを。多分途中で運搬役をお願いする事になりそうだし、大丈夫だとは思うけど体質的に吸い取り防止で念の為』
「分かりました(ビユウゥン)」
レーダーの反応が小刻みに動いている事と、佐鳥がバックワーム装着したままの点から何が起きているかを予測したシロだが、何故そうなったのかが理解出来ない様子。それはフブキも同じなので考える間もなく柚紀に匙投げをする。そして推測を口にすればそろそろ1分経過するので先を見越したのと、初手の位置バレ対策として木虎にバックワーム使用を指示。そして《一分経過だ、始めるぞ》と言実のアナウンスが入るのであった
『さて、ただ"捌くだけ"ではつまらぬ故に少し条件を設けようか。……柚紀と木虎を一般市民と仮定し、フブキは一定時間まで二人を護り、出水は二人を捕らえる若しくは攻撃を当てれば勝ちとする。…つまりは去年9月に行った実力テストと同じ内容だ』
「異議あり!!?何で二人が一般市民役なの?!佐鳥達じゃ駄目なの??!」
『男子二人のトリオン量は平均値なのと木虎よりは経験豊富故に反射的にシールドを使った場合、出水の弾でもある程度は防げてしまう。それでは緊張感が足りぬし、フブキとて何処か油断してしまうだろう。因みに柚紀を指名した理由は経験者なのと……少ないトリオン量である程度行動を出来るようにすると特訓だ。(タン・タン・タン……)これで木虎並のトリオン量にしたから恐らく何時もより動きが鈍くなる筈だが、……どうだ?』
- ズシリッ!!! -
『へっ?わ、わわわわぁ〜!?(ペタン!)う〜、いきなり重たいモノを担がされた感じがするぅ〜!!(スーパー…)ほっ!!(スクッ!)……これ、気を抜いたらまた座り込みそう。(グーパーグーパー……)今、ほぼ全てのトリオンを身体機能向上に回して普段通りな感じだからシールドに割く余裕がないかも』
「………柚紀先輩は特殊な体質なので仕方ないですが、こうなると色々配慮が必要になりそうですね。……実際敵による襲撃を受けた際に【間接的な理由で市民の方が負傷するケース】だってあり得ます。そう言う意味では良い訓練にはなりますが……」
「(……スッ)それ"特定の場所まで二人……と言うより柚紀さんを護送出来たら"にしたら駄目ですか?実際あの時もチーム戦で対象は彼女一人でしたし、クリア条件も二つでしたから問題ないとおれは思いますが…」
やはり柚紀が一般市民役なのが気に入らない二人がそれぞれ言い分や妥協案を口にすれば、言実も理由を説明した上で了承。そして柚紀の様子を確認後『シロ、余剰している柚紀のトリオンを使って別トレーニングルームをB級ランク戦ステージ並に拡大。更にそこへ佐鳥と時枝、柚紀と木虎は組とし、残りはランダムに飛ばせ。フブキはシロと連携して最初は二人を見つけ出す所からだ。因みにヒナを出水達のサポートに付ける。少し難易度が上がった故に出水以外はゴールと見なす。……そろそろ始めるぞ、今から一分後に出水と私も転送する』と、反論させる暇も無く強行突破をする。……地味に仕事が早いシロの手腕が仇となってしまったのだった。そして二人っきりになった二人が何か話し合いをしていたが、……それは割愛
〜別トレーニングルーム〜
- シュシュン、スタスタッ! -
「おわっ!?……いきなり始めるとかおつるちゃんもかなり強引だね。さて、………オレ達はどうする?二人を迎えに行くのは多分アリ、だよね?」
「問題ないだろうけど……多分難しいよ?さっきの説明で"おれ達三人のオペレーターによる支援有無"は言っていなかった。つまり連絡の取り合いは無理な状態になる(携帯……は流石にデータ化されないか。となると、今現在の最優先事項は…)……とりあえず佐鳥は何時もみたいにバックワーム装着してくれないか?」
「エッ?あ、うん(ビュゥウン)ても何で?別に今回はスナイパーとして動く訳じゃないから使う必要、なくない?」
転送完了して同じ場所に降り立った二人。……言実が事前に打ち合わせする暇を与えない為に即座に飛ばしたのを理解しているかはさておき、自分達はどうするかを議論する。これに対して"前提条件が他のメンバーと異なる"のを指摘した上で"この状態で一番最悪な事態"を瞬時に判断した時枝が対処をする。何故そうしたかと言うと……
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「(タタタタタタタタタ…)いや〜、レーダー反応だけじゃ"どっちがユズ達か見分けれないの"を懸念してたわ〜。ってかシロ、見分けれたのが時枝のお陰ってどう言う意味だよ?」
❲今回は戦闘目的じゃないから佐鳥くん、バックワーム使ってなくてレーダーに反応していた状態で二箇所とも動いてなくて私も判断出来なかった。……ユズちゃんならトリオン節約を考えてフウちゃんと合流するまでは動かないだろうからね。木虎ちゃんも消費をする行為は避ける筈。で、この場合間違えてフウちゃんが佐鳥くん達の元に行っちゃったら………ヒナ先輩は問答無用で二人近くに転送しそうなんだよね〜。一応主導権は私が握ってるけど、まだまだあの人に私は敵わないから、出し抜くのはお手の物って訳。此処まで理解した?❳
「(タタタタタタタ…)そんでもって、その可能性に気づいたであろう時枝が"コッチは違う"って意味を込めて佐鳥にバックワーム装着を指示した訳か。お陰でシロも確信が持てたからこうやってナビが出来るって事だな!(ザザッ!!)………この辺りか?お〜い、木虎〜ユズ〜!!俺だ〜!!?隠れているなら出てきてくれ〜!!」
時枝の意図をシロが察してフブキに二人が居るであろう場所を大まかに指示。そのポイントに着いて呼び掛ければ、住宅二階窓から柚紀が顔を出し、程なくして合流。……次の行動に移そうとしたのたが
❲えっ?この動きって………まさか太刀川さん"二人と戦ってるの?!"な、何でそんな事してるの?!!❳
「はあぁ?!!何してやがるんだよあの戦闘狂髭野郎はっ!??……ユズどうするよ?」
『あ〜……出水先輩が敵役だから"自分はゴールじゃない"って自己解釈した感じかな?。…となると…………後少しで二人が転送してくるから、その位置次第で逃げる方向が決まるね。……藍ちゃん、バックワームを。多分途中で運搬役をお願いする事になりそうだし、大丈夫だとは思うけど体質的に吸い取り防止で念の為』
「分かりました(ビユウゥン)」
レーダーの反応が小刻みに動いている事と、佐鳥がバックワーム装着したままの点から何が起きているかを予測したシロだが、何故そうなったのかが理解出来ない様子。それはフブキも同じなので考える間もなく柚紀に匙投げをする。そして推測を口にすればそろそろ1分経過するので先を見越したのと、初手の位置バレ対策として木虎にバックワーム使用を指示。そして《一分経過だ、始めるぞ》と言実のアナウンスが入るのであった