14.招待の曲(169.
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序盤はフブキも様子見らしく弧月一本のみの状態で柚紀に攻撃を仕掛けていた。それを回避や手で捌く形で凌いでおり、時折危うそうになればシールドやグラスホッパーを使用。そして❲90秒経過!❳のアナウンスと同時に柚紀は"一段解除して髪色が天鵞絨へ"、フブキは二刀流となり攻防戦が白熱する。それを見てふと、木虎が気になった事を口にする
「そう言えばフブキ先輩、何故柚紀先輩相手に旋空を使わないのでしょうか?私との手合わせ時には普通に使うのに」
「ん?……多分柚紀の立ち位置じゃ旋空を有効に使えないからじゃないかな?あれって間合い管理結構大変らしいからさ」
「……………と、言いますと?」
「旋空は射程先端……つまりは届くギリギリの位置が一番威力が高い性質をしている。だから今の柚紀さんみたいに至近距離に居る相手に打ってもあまり意味がない。多分それをすれば、シールドで防がれて反撃食らった野々村の負けになる。さっきの速攻を見た後だから野々村も迂闊に懐に隙を作るのは避けたいだろうからね」
「後は"無意識を改善させる為"かな?佐鳥もあまり剣道を知らないから、前に試合動画を参考に見たけど"剣道って常に打ち合いしている訳じゃないんだよね"。鍔迫り合いとか、間合いの外から互いの隙を伺って有効打を狙うって感じ!!……つまりは意外と隙が出来やすくなったり気が抜けやすい時があるって訳!!?まぁ、風音ちゃんに限って気を抜いているって事はないけど、相手が柚紀だからね〜。………生身とトリオン体の違いによる感覚や常識の違いは養われて来たけど、護るべき相手に刃を向けるのは…やっぱり抵抗ありそうだよね。(オレもそうなりそうだけど、………それが必要だと分かれば迷わない。そんな事態にならないのが一番だろうけど、……その時が来たら今度は…)」
フブキのルーツと言える剣道の事を合わせながら佐鳥を中心に推測を口にしていると、あっという間に更に30秒経過し❲2分経過!!❳のアナウンスとほぼ同時に二人が"足による攻防戦"が追加される。移動・回避と言う訳でなく、所謂蹴り技が繰り出されたのだ。そんなまさかの動きに「何で足が出るのっ?!ってか風音ちゃんは兎も角、柚紀がトリガーなしで相手を攻撃するの初めて見たけど、誰の真似してるの?!?ってかそれってアリなの!?」と佐鳥の突っ込みや疑問が炸裂。この問いに間髪入れずに『カゲ先輩の真似だよ!(グッ!)』と親指を立てながら返事をする柚紀に"あ〜、あの時の……"と時枝と木虎は納得し、フブキは「相手の体制を崩すのは常套手段だろ?俺だってよくやるし、カゲ先輩以外にも風間さんや太刀川さんから受けた事もあるぞ?流石にユズにされるとは、思ってなかったがな」と意外と彼女の中では常識の範囲のご様子。そして更に攻防戦が増す中❲3分経過まで残り10秒!!❳のアナウンスに、柚紀が初めて"グラスホッパー"を使ってフブキから距離を取る。その動作とアナウンスに一瞬躊躇したフブキだが、"そのままの状態で"距離を詰めて攻撃を仕掛けようとしたその瞬間
- ………………バババババ -
❲3分経過……なんだけど、相変わらず時計要らずの正確な感覚を持ってるよねユズちゃんって。それも音楽好きによる影響?❳
『って訳じゃないかな?どっちかと言うと幼い頃は身近に時計が無かったけど、"9時に検体・12時に昼食"的な感じで時間通りの生活をしていたから自然と体内時計が培われたって感じ?そう言えば……フブキはグラスホッパーセットしてないの?それを使って距離を縮めれてればミラージュを仕込む暇無かったから、まだワンチャンあったよ?若しくは旋空を使うとか?確かフブキの射程は通常のアタッカーより長いよね??』
「(シュウゥー)……数日前のアレで、グラスホッパーよりカメレオンが使いたいと思った場面が多かったから、もう固定にするって決めた。緊急性があるならワープして貰うって割り切る。だとしても操縦者は信頼している奴限定だけどな。それと旋空に関してだが……判断が一瞬鈍った、俺がシロに時間経過のアナウンス頼んだのによ〜これじゃ所謂"策士策に溺れる"だな。ってかユズが二勝で俺の負けか〜!!最近勝つのがやっぱり難しくなってきた気がする。お前、戦闘になれば完璧にスイッチが入るって言うか切り替え良過ぎて情け容赦なくなる。……別に駄目じゃねぇぞ?寧ろ良い事なんだろうけど…(にしても此処まで出来るのか普通?………これなら"戦闘時に人格が変わる"って言われた方がまだシックリ来るぜ)」
3分経過とほぼ同時にミラージュショットでフブキを仕留めた柚紀に、その正確な時間管理能力を身に付けた経緯をシロが訊ねる。それを聞いて"あ、彼女にとって時計はアクセサリー感覚なのかな?"と考える佐鳥はどの位の精度がを柚紀に訊ねていた。対して木虎はフブキがトリガーを固定したと聞いてその状態で戦ってみたいと心願する傍ら、彼女が何か疑問を感じているのを察してそれを追求しようとしている時枝。……フブキの勘は侮れないのを知っているので。そんな中、再度シロから連絡が入る
❲お取り込み中の所すみません。今言実さんが来て二人に試作品の試験体になって欲しいらしいんだけど、そっちに行っても大丈夫そう?❳
「ん?つる姐なら構わねぇぞ?ってか一応俺もユズも普通のB級隊員的な位置付けの為に【トリガー及びトリオン体調節をして貰う代わりに、あの人の研究や試作品トリガーのテスターになる】のを公言してるんだ。別にやましい事なくね?何で許可を求めたんだよ?」
『まぁまぁフブキ。これは所謂"ノックせずにいきなり入って来る"のと同じ行為になるからシロが連絡してきたんだよ。フブキだっていきなりそんな事されたら嫌でしょ?(でも、シロの声音がちょっと何時もと違った気がするのは、気の所為……かな?)』
言実訪問の報せと内容を聞いて、三人は会話と思考を一時中断する。そして"浮かない表情をする柚紀"が気になりフブキ達三人が側に寄った、……次の瞬間
- キイィーン、……バサバサ -
「……旋空弧月」
「そう言えばフブキ先輩、何故柚紀先輩相手に旋空を使わないのでしょうか?私との手合わせ時には普通に使うのに」
「ん?……多分柚紀の立ち位置じゃ旋空を有効に使えないからじゃないかな?あれって間合い管理結構大変らしいからさ」
「……………と、言いますと?」
「旋空は射程先端……つまりは届くギリギリの位置が一番威力が高い性質をしている。だから今の柚紀さんみたいに至近距離に居る相手に打ってもあまり意味がない。多分それをすれば、シールドで防がれて反撃食らった野々村の負けになる。さっきの速攻を見た後だから野々村も迂闊に懐に隙を作るのは避けたいだろうからね」
「後は"無意識を改善させる為"かな?佐鳥もあまり剣道を知らないから、前に試合動画を参考に見たけど"剣道って常に打ち合いしている訳じゃないんだよね"。鍔迫り合いとか、間合いの外から互いの隙を伺って有効打を狙うって感じ!!……つまりは意外と隙が出来やすくなったり気が抜けやすい時があるって訳!!?まぁ、風音ちゃんに限って気を抜いているって事はないけど、相手が柚紀だからね〜。………生身とトリオン体の違いによる感覚や常識の違いは養われて来たけど、護るべき相手に刃を向けるのは…やっぱり抵抗ありそうだよね。(オレもそうなりそうだけど、………それが必要だと分かれば迷わない。そんな事態にならないのが一番だろうけど、……その時が来たら今度は…)」
フブキのルーツと言える剣道の事を合わせながら佐鳥を中心に推測を口にしていると、あっという間に更に30秒経過し❲2分経過!!❳のアナウンスとほぼ同時に二人が"足による攻防戦"が追加される。移動・回避と言う訳でなく、所謂蹴り技が繰り出されたのだ。そんなまさかの動きに「何で足が出るのっ?!ってか風音ちゃんは兎も角、柚紀がトリガーなしで相手を攻撃するの初めて見たけど、誰の真似してるの?!?ってかそれってアリなの!?」と佐鳥の突っ込みや疑問が炸裂。この問いに間髪入れずに『カゲ先輩の真似だよ!(グッ!)』と親指を立てながら返事をする柚紀に"あ〜、あの時の……"と時枝と木虎は納得し、フブキは「相手の体制を崩すのは常套手段だろ?俺だってよくやるし、カゲ先輩以外にも風間さんや太刀川さんから受けた事もあるぞ?流石にユズにされるとは、思ってなかったがな」と意外と彼女の中では常識の範囲のご様子。そして更に攻防戦が増す中❲3分経過まで残り10秒!!❳のアナウンスに、柚紀が初めて"グラスホッパー"を使ってフブキから距離を取る。その動作とアナウンスに一瞬躊躇したフブキだが、"そのままの状態で"距離を詰めて攻撃を仕掛けようとしたその瞬間
- ………………バババババ -
❲3分経過……なんだけど、相変わらず時計要らずの正確な感覚を持ってるよねユズちゃんって。それも音楽好きによる影響?❳
『って訳じゃないかな?どっちかと言うと幼い頃は身近に時計が無かったけど、"9時に検体・12時に昼食"的な感じで時間通りの生活をしていたから自然と体内時計が培われたって感じ?そう言えば……フブキはグラスホッパーセットしてないの?それを使って距離を縮めれてればミラージュを仕込む暇無かったから、まだワンチャンあったよ?若しくは旋空を使うとか?確かフブキの射程は通常のアタッカーより長いよね??』
「(シュウゥー)……数日前のアレで、グラスホッパーよりカメレオンが使いたいと思った場面が多かったから、もう固定にするって決めた。緊急性があるならワープして貰うって割り切る。だとしても操縦者は信頼している奴限定だけどな。それと旋空に関してだが……判断が一瞬鈍った、俺がシロに時間経過のアナウンス頼んだのによ〜これじゃ所謂"策士策に溺れる"だな。ってかユズが二勝で俺の負けか〜!!最近勝つのがやっぱり難しくなってきた気がする。お前、戦闘になれば完璧にスイッチが入るって言うか切り替え良過ぎて情け容赦なくなる。……別に駄目じゃねぇぞ?寧ろ良い事なんだろうけど…(にしても此処まで出来るのか普通?………これなら"戦闘時に人格が変わる"って言われた方がまだシックリ来るぜ)」
3分経過とほぼ同時にミラージュショットでフブキを仕留めた柚紀に、その正確な時間管理能力を身に付けた経緯をシロが訊ねる。それを聞いて"あ、彼女にとって時計はアクセサリー感覚なのかな?"と考える佐鳥はどの位の精度がを柚紀に訊ねていた。対して木虎はフブキがトリガーを固定したと聞いてその状態で戦ってみたいと心願する傍ら、彼女が何か疑問を感じているのを察してそれを追求しようとしている時枝。……フブキの勘は侮れないのを知っているので。そんな中、再度シロから連絡が入る
❲お取り込み中の所すみません。今言実さんが来て二人に試作品の試験体になって欲しいらしいんだけど、そっちに行っても大丈夫そう?❳
「ん?つる姐なら構わねぇぞ?ってか一応俺もユズも普通のB級隊員的な位置付けの為に【トリガー及びトリオン体調節をして貰う代わりに、あの人の研究や試作品トリガーのテスターになる】のを公言してるんだ。別にやましい事なくね?何で許可を求めたんだよ?」
『まぁまぁフブキ。これは所謂"ノックせずにいきなり入って来る"のと同じ行為になるからシロが連絡してきたんだよ。フブキだっていきなりそんな事されたら嫌でしょ?(でも、シロの声音がちょっと何時もと違った気がするのは、気の所為……かな?)』
言実訪問の報せと内容を聞いて、三人は会話と思考を一時中断する。そして"浮かない表情をする柚紀"が気になりフブキ達三人が側に寄った、……次の瞬間
- キイィーン、……バサバサ -
「……旋空弧月」