14.招待の曲(169.
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そろそろB級ランク戦・昼の部が始まりそうになり、誰のを見るかを全員無意識に柚紀に訊ねていた。これに対して『皆は?見たい人居ないの??』と訊ね返せば「対戦相手ではないので、あまり気にしない」や「今シーズンのランク戦は不参加だから、参戦する時に改めて知れば良い」と言われてしまい、恐る恐る注目チーム名を上げる。それは……
「はあぁっ?!?弓場隊だとっ!?だってアソコは……(コホン)…お前が苦手意識を持ってる王子先輩が居るだろ?何でまた…」
『だ、だって……悪い人じゃないとは、思うから。その、……二宮さんみたいにちゃんと王子先輩の事を知れば、もう少し、気楽に話せるかなって。………昨日も、当真先輩と一緒に御祝いのお菓子やお茶、頂いたから(モジモジ)』
「……………ちなみにですが、【お菓子や食べ物をくれる人は皆良い人】なんて甘い考えを柚紀先輩はお持ちではないですよね?」
『………(フルフル)流石にそこまで単純じゃないよ?多少は警戒心薄れたけど、まだまだ他の人みたいに話すのは無理。今回だって当真先輩と荒船先輩に犬飼先輩が居たから何とかやり取り出来た状態だもん!!あ、…貰ったお茶が本当に美味しかったから淹れてくるね(スクッ、テクテクテク…)』
「……ねぇ、とっきー。何か地味に犬飼先輩、いつの間にか当真さんや荒船先輩と同列扱いになってる。これって前回の共闘の成果?」
「………………それもだけど、多分二宮さんとの仲を取り持っているのが犬飼先輩で、無意識に懐いているから、じゃないかな?」
「後は当真先輩や奈良坂先輩同様、ユズの能力の影響を受けねぇから気兼ねなく頼れるってのもあるな。ま、あの人を味方に付ける事は悪くねぇと思うぜ?あのタイプの人間は…………敵に回ると厄介だからな〜」
タイミングよく和室から柚紀が出たのを見計らい王子……元より犬飼について話す佐鳥達。これに対して色んな意見や推測が飛び交う中「で、シロ先輩のご意見は?」「まぁ、全部正解かな?敵に回したくない的な発言含めて」とシロが話題を収束させれば、ティーセットを持って柚紀が帰還。お茶の用意をしていれば巽も一休みと号して和室に乱入。……自分は既に試飲済みなので他の人達に振る舞っていると弓場隊が出るランク戦が開始されて、なんだかんだ言っても試合観戦は色々プラスに働くので全員が集中して観賞を始めていた。勿論柚紀も
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試合は弓場隊の勝利で終わり、互いに今回の重要ポイントの意見が飛び交う。まだ荒削り感があるが弓場が"対アタッカー用の必殺技術"を見出しており、それが今回決まった件や神田や蔵内がサポートメインな動きをしたり、王子が相手の隙を付くのが上手いと意見が飛び交う
「にしても王子先輩、弧月とスコーピオンを器用に扱ってるよな〜。俺も一応両方セットしてるが、スコーピオンは片手が負傷して弧月が握れなくなった際の"擬似二刀流"対策や爪モグラを用いた奇襲メインだからあんな風には使わねぇ。……弾トリガーと攻撃トリガーを上手く活用するオールラウンダーとはまた違う器用さが求められる感じだな」
『因みにあの人、地味に弾トリガーもセットされてるから"実質武器は三種類扱う"感じかな?私も一応弾二種とスコーピオン使うけど、結構苦労するんだよな〜……あれ?でもオールラウンダーの人は皆そう、だよね?藍ちゃんや時枝くん、烏丸くんも…か?』
「後は三輪先輩もたが、例外が歌川だな。彼奴はスコーピオン二刀流が主体でメテオラはあまり活用しない。まぁ、風間隊は隠密戦闘を主軸としてるからって明白な理由があるにしても、……考え方によっては王子先輩とスタイル似てるかもな、弓場隊には専門職が二人居る」
「ん〜、フブキの言い分も一理あるような………ないような……」
主に柚紀とフブキが意見交換しているのを参考程度に嵐山隊の三人は聞いていた。どちらの言い分も間違えていないので、……下手に意見すれば二人の仲に亀裂が入ってしまわないか、を恐れて。そんな心配を他所に「じゃあ、試してみるか!」と立ち上がったフブキが何やら意味深な発言をする
「夜の部まで時間あるし、俺が今回の王子先輩の動きに歌川要素を入れたのを再現してやるよ。つまりは、あくまでも二刀流としてでなく弧月とスコーピオンを上手く扱いつつカメレオンを使用するって感じだけどな……どうよ?面白そうじゃないか?」
「……………………えっとさ、風音ちゃん。……その相手をするのって………もしかして…」
「んなの、ユズに決まってるだろう?丁度この部屋にあるトレーニングルームの試運転が必要だし、俺も色んな状況下でも戦える様にする必要があるから訓練としては悪くねぇ。……で、どうする?」
『ん〜…………フブキがどうしてもって言うなら相手するよ?あっ!?……三人は観戦する事になっても平気ならだよ!!?後ね、……"引かないでね?"その、【手合わせは互いに全力で手加減なし】でって決めていてさ、……見た人は大体驚くんだよね。"変わり過ぎ・言実さんみたい"って』
「その決め事があるのもだけど、二人の実力が拮抗してるから少しでも手を抜けば簡単に負けちゃうから(クスッ)仕方ないよ」
柚紀やシロの言い分を聞いて三人とも見てみたいと意見が一致。巽は「私はお仕事の続きするから、二人とも頑張ってね〜」と見送り、隊員達はトレーニングルームへ。シロは柚紀の数値管理の為にモニタリング。例え手合わせでも、……手合わせだからこそ気をつける必要があるのを知っているから
「はあぁっ?!?弓場隊だとっ!?だってアソコは……(コホン)…お前が苦手意識を持ってる王子先輩が居るだろ?何でまた…」
『だ、だって……悪い人じゃないとは、思うから。その、……二宮さんみたいにちゃんと王子先輩の事を知れば、もう少し、気楽に話せるかなって。………昨日も、当真先輩と一緒に御祝いのお菓子やお茶、頂いたから(モジモジ)』
「……………ちなみにですが、【お菓子や食べ物をくれる人は皆良い人】なんて甘い考えを柚紀先輩はお持ちではないですよね?」
『………(フルフル)流石にそこまで単純じゃないよ?多少は警戒心薄れたけど、まだまだ他の人みたいに話すのは無理。今回だって当真先輩と荒船先輩に犬飼先輩が居たから何とかやり取り出来た状態だもん!!あ、…貰ったお茶が本当に美味しかったから淹れてくるね(スクッ、テクテクテク…)』
「……ねぇ、とっきー。何か地味に犬飼先輩、いつの間にか当真さんや荒船先輩と同列扱いになってる。これって前回の共闘の成果?」
「………………それもだけど、多分二宮さんとの仲を取り持っているのが犬飼先輩で、無意識に懐いているから、じゃないかな?」
「後は当真先輩や奈良坂先輩同様、ユズの能力の影響を受けねぇから気兼ねなく頼れるってのもあるな。ま、あの人を味方に付ける事は悪くねぇと思うぜ?あのタイプの人間は…………敵に回ると厄介だからな〜」
タイミングよく和室から柚紀が出たのを見計らい王子……元より犬飼について話す佐鳥達。これに対して色んな意見や推測が飛び交う中「で、シロ先輩のご意見は?」「まぁ、全部正解かな?敵に回したくない的な発言含めて」とシロが話題を収束させれば、ティーセットを持って柚紀が帰還。お茶の用意をしていれば巽も一休みと号して和室に乱入。……自分は既に試飲済みなので他の人達に振る舞っていると弓場隊が出るランク戦が開始されて、なんだかんだ言っても試合観戦は色々プラスに働くので全員が集中して観賞を始めていた。勿論柚紀も
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試合は弓場隊の勝利で終わり、互いに今回の重要ポイントの意見が飛び交う。まだ荒削り感があるが弓場が"対アタッカー用の必殺技術"を見出しており、それが今回決まった件や神田や蔵内がサポートメインな動きをしたり、王子が相手の隙を付くのが上手いと意見が飛び交う
「にしても王子先輩、弧月とスコーピオンを器用に扱ってるよな〜。俺も一応両方セットしてるが、スコーピオンは片手が負傷して弧月が握れなくなった際の"擬似二刀流"対策や爪モグラを用いた奇襲メインだからあんな風には使わねぇ。……弾トリガーと攻撃トリガーを上手く活用するオールラウンダーとはまた違う器用さが求められる感じだな」
『因みにあの人、地味に弾トリガーもセットされてるから"実質武器は三種類扱う"感じかな?私も一応弾二種とスコーピオン使うけど、結構苦労するんだよな〜……あれ?でもオールラウンダーの人は皆そう、だよね?藍ちゃんや時枝くん、烏丸くんも…か?』
「後は三輪先輩もたが、例外が歌川だな。彼奴はスコーピオン二刀流が主体でメテオラはあまり活用しない。まぁ、風間隊は隠密戦闘を主軸としてるからって明白な理由があるにしても、……考え方によっては王子先輩とスタイル似てるかもな、弓場隊には専門職が二人居る」
「ん〜、フブキの言い分も一理あるような………ないような……」
主に柚紀とフブキが意見交換しているのを参考程度に嵐山隊の三人は聞いていた。どちらの言い分も間違えていないので、……下手に意見すれば二人の仲に亀裂が入ってしまわないか、を恐れて。そんな心配を他所に「じゃあ、試してみるか!」と立ち上がったフブキが何やら意味深な発言をする
「夜の部まで時間あるし、俺が今回の王子先輩の動きに歌川要素を入れたのを再現してやるよ。つまりは、あくまでも二刀流としてでなく弧月とスコーピオンを上手く扱いつつカメレオンを使用するって感じだけどな……どうよ?面白そうじゃないか?」
「……………………えっとさ、風音ちゃん。……その相手をするのって………もしかして…」
「んなの、ユズに決まってるだろう?丁度この部屋にあるトレーニングルームの試運転が必要だし、俺も色んな状況下でも戦える様にする必要があるから訓練としては悪くねぇ。……で、どうする?」
『ん〜…………フブキがどうしてもって言うなら相手するよ?あっ!?……三人は観戦する事になっても平気ならだよ!!?後ね、……"引かないでね?"その、【手合わせは互いに全力で手加減なし】でって決めていてさ、……見た人は大体驚くんだよね。"変わり過ぎ・言実さんみたい"って』
「その決め事があるのもだけど、二人の実力が拮抗してるから少しでも手を抜けば簡単に負けちゃうから(クスッ)仕方ないよ」
柚紀やシロの言い分を聞いて三人とも見てみたいと意見が一致。巽は「私はお仕事の続きするから、二人とも頑張ってね〜」と見送り、隊員達はトレーニングルームへ。シロは柚紀の数値管理の為にモニタリング。例え手合わせでも、……手合わせだからこそ気をつける必要があるのを知っているから