14.招待の曲(169.
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室内に入ればオペレーターのシロに出迎えられ「わぁ〜やっぱり凄い量貰ったね〜。二人は人気者だから仕方ないか」と、こうなると分かっていた風な口調で話す。が、それ以上に招かれた三人が気になるものがあり、それは………
「………確かに作戦室内のカスタマイズは隊員の自由だと聞いてますが…」
「……コレ、出来るんだね。ちょっと意外かも」
「だとしても佐鳥は言っちゃいます!!えっ?!襖に畳っ?!!こんなのアリなの!?!」
「ウルセェぞ佐鳥っ!!……ちゃんとつる姐と忍田さんに許可貰ったから良いんだよ!!!」
『(クスッ)それに三輪隊の作戦室にも茶室的な小部屋が奥にあって、普通に畳を敷いてたから大丈夫だよ?私達だけって訳じゃないかから』
入ってすぐの部屋は壁による間仕切りが見当たらずその、代わりに平屋の縁側みたいな所に下駄箱や人数分のロッカーが設置されていた。……構造がどうなっているかが気になる三人はとりあえず"靴を履いたまま見れる範囲"を探索する事に。襖や畳に目が行きがちだが入って右側には靴のままで作業出来る給湯スペースが完備されており、更には四人掛けのテーブルセットも配置されていた。ちょっとした打ち合わせ等"短時間で済む案件話し合いスペース"との事だ。そして更に奥には……
「ん?(クルッ)いらっしゃい嵐山隊の皆〜。珍しい構図になってるけどゆっくりしていきな〜(ヒラヒラ~)」
「えっと、……巽さん、でしたよね?何故貴女が此処にいらっしゃるのですか?」
「あ、木虎ちゃんと生身でちゃんと話すのはお初かな?……そうです!私が巽陽菜お姉さん生身バージョンです!!?いや〜、少し前までシロと一緒の部屋で師事してたんだけど、長い間それに慣れちゃってて一人が寂しく感じてさ〜…三人に【言実と共同ので良いからパソコン置いて欲しい】ってお願いした訳。つまりは第二のラボ兼仕事部屋で私達もたまーに居るからその時はヨロシク〜(ヒラヒラ~)」
「あくまでもたま〜になのと、重要案件の仕事を持ち込まないのを条件にしていますので、ヒナ先輩にそれも生身の姿で遭遇するのは今回だけかな?言実さんはユズちゃんのトリオン体調節やフウちゃんに試作品の被検体を頼んでるから、先輩よりは遭遇するとは思います」
そんな感じで大人二人のスペースが確保されていた。(話し合い用の椅子がソファーの応接スペースとパソコンスペースのみだが)そこからも靴を脱いで上がる部屋に続いているが「そっちはオペレーター用のパソコンとベイルアウトした際の落下地点であるマットがあるだけで後はなにもないよ?」「強いて言えば素振りが出来るスペースがある位か?」と解説されればそこから中に入る事は無く、いよいよメインとなる和室に足を踏み入れる。丁度真ん中に掘り炬燵になっており、隅に置かれた座布団を持ってきて先ずは客人が各自適当に座れば、三人も茶菓子を持って来て座る。(配置は出入り口に一番近い下座にシロ、そこから時計回りに木虎、フブキ、時枝、柚紀、佐鳥である)そして湯呑みと些か格好が付かないが全員が飲み物を持ったのを確認して、佐鳥が音頭を取る
「さてさて、それでは…野々村隊結成おめでとう!!カンパ〜イ!!?」
「「おめでとう(御座います)」」
『(クスッ)有難う。にしても、嵐山さんと綾辻先輩も一緒にお祝い出来なかったのが何か惜しいかも。……お二人にも都合があるから仕方ないって分かっては居ますが…(シュン)』
「(ナデナデ)そう落ち込むなってユズ。これからずっとあるんだ、新鮮に感じるのだって最初だけだろうし、此処に来る奴だって一部の人間だけだろうさ。……主につる姐のラボに顔出す連中と嵐山隊は引き続き訪れそうだけどな」
「殆どの人は今までの対応で十分だから仕方ないとして、………野々村が隊長になるのはちょっと意外だったなおれは。てっきり柚紀さんがなると思ってたし…」
そう、この隊はあくまで野々村隊であり鶴ヶ峰隊ではないのだ。そうなった経緯は色々あるが一番はやはり………
「そりゃあ鶴ヶ峰は柚紀ちゃんと言実の二人がいるでしょ?で、無いとは思うけど"言実が現役復帰"と勘違いする馬鹿が必ずしも現れないとは限らない。……今でも正隊員のトリオン体保持してるからね〜、我が親友は。かと言って"歌姫隊"は何か違うでしょ?だから一番収まりの良い野々村隊になった訳!!あ、シロを隊長には最初から無かったね。それこそ無理な事たもん!!?」
「………例の新生佐伯隊改めて草壁隊が"オペレーターが隊長"と話題になっていますので、変ないちゃもんのネタにされない為にも賢明な判断だと私は思います。後は、シロ先輩の能力を考慮すると不特定多数の人と接する機会は極力減らすべきです。……隊長と言いましても指揮を必ず取る必要はありませんし、課せられるのはシーズン末の会議出席義務位と聞いてますので、コレならフブキ先輩でも十分に務まるかと」
「ま、理解できなきゃ荒船先輩や諏訪さんに解説頼めば良いしな。後は……ウチへの入隊希望者が二人に無理強いするのを避ける意味合いもある。【俺にランク戦で勝つのが入隊条件】ってランク戦ロビーで堂々発言しておいたから、ルール違反が居れば即資格剥奪にしている。だから……然りげ無く周囲に目を光らせてくれ。俺とシロは受験があるのと更に俺は道場に顔出しもやってるから、そこまで頻繁に来れなくなるが………ユズは違うからな〜。俺が居ない隙に接触してくる可能性があるって、カゲ先輩から警告受けた。ってか少し前に理由は違うがソレが起きちまってる。本人にも極力一人になるなって言って聞かせてるが帰ってきた答えは"善処する"だ。……お前達も多忙な立場なのは分かっているが、人脈もソコソコあるだろ?それを駆使して何とかしてくれ。少なくとも受験が終わるまでで構わねぇからさ」
「任せて風音ちゃん!!?当真さんや出水先輩は殆ど基地に居るから誰かに柚紀をお願いするのは難しくない筈だよ!!」
「それに、野々村が心配する程柚紀さんだって頻繁に基地に来ている訳じゃないから、その時だけ気をつける様にするよ。……数日前のアレみたいな【急遽行く必要がある場合は必ず言実さんの許可を取ってから】って決まり事が増えたし、その際は野々村に多分声掛けされると思うけど、大丈夫?」
「そこは親友兼隊長の責務だから問題ねぇよ。道場にも急な呼び出しがあればそっちを優先させるって話は通してあるからな」
かなり柚紀に分が悪い話をしているので、口を挟まずただ黙々と飲み食いをする親友におかわりのお茶を淹れて上げるシロが話題をB級ランク戦ROUND2にさり気なく誘導すれば、四人ともソチラに乗ったのを見て親友に感謝しながら柚紀もやっと話の輪に加わるのであった
「………確かに作戦室内のカスタマイズは隊員の自由だと聞いてますが…」
「……コレ、出来るんだね。ちょっと意外かも」
「だとしても佐鳥は言っちゃいます!!えっ?!襖に畳っ?!!こんなのアリなの!?!」
「ウルセェぞ佐鳥っ!!……ちゃんとつる姐と忍田さんに許可貰ったから良いんだよ!!!」
『(クスッ)それに三輪隊の作戦室にも茶室的な小部屋が奥にあって、普通に畳を敷いてたから大丈夫だよ?私達だけって訳じゃないかから』
入ってすぐの部屋は壁による間仕切りが見当たらずその、代わりに平屋の縁側みたいな所に下駄箱や人数分のロッカーが設置されていた。……構造がどうなっているかが気になる三人はとりあえず"靴を履いたまま見れる範囲"を探索する事に。襖や畳に目が行きがちだが入って右側には靴のままで作業出来る給湯スペースが完備されており、更には四人掛けのテーブルセットも配置されていた。ちょっとした打ち合わせ等"短時間で済む案件話し合いスペース"との事だ。そして更に奥には……
「ん?(クルッ)いらっしゃい嵐山隊の皆〜。珍しい構図になってるけどゆっくりしていきな〜(ヒラヒラ~)」
「えっと、……巽さん、でしたよね?何故貴女が此処にいらっしゃるのですか?」
「あ、木虎ちゃんと生身でちゃんと話すのはお初かな?……そうです!私が巽陽菜お姉さん生身バージョンです!!?いや〜、少し前までシロと一緒の部屋で師事してたんだけど、長い間それに慣れちゃってて一人が寂しく感じてさ〜…三人に【言実と共同ので良いからパソコン置いて欲しい】ってお願いした訳。つまりは第二のラボ兼仕事部屋で私達もたまーに居るからその時はヨロシク〜(ヒラヒラ~)」
「あくまでもたま〜になのと、重要案件の仕事を持ち込まないのを条件にしていますので、ヒナ先輩にそれも生身の姿で遭遇するのは今回だけかな?言実さんはユズちゃんのトリオン体調節やフウちゃんに試作品の被検体を頼んでるから、先輩よりは遭遇するとは思います」
そんな感じで大人二人のスペースが確保されていた。(話し合い用の椅子がソファーの応接スペースとパソコンスペースのみだが)そこからも靴を脱いで上がる部屋に続いているが「そっちはオペレーター用のパソコンとベイルアウトした際の落下地点であるマットがあるだけで後はなにもないよ?」「強いて言えば素振りが出来るスペースがある位か?」と解説されればそこから中に入る事は無く、いよいよメインとなる和室に足を踏み入れる。丁度真ん中に掘り炬燵になっており、隅に置かれた座布団を持ってきて先ずは客人が各自適当に座れば、三人も茶菓子を持って来て座る。(配置は出入り口に一番近い下座にシロ、そこから時計回りに木虎、フブキ、時枝、柚紀、佐鳥である)そして湯呑みと些か格好が付かないが全員が飲み物を持ったのを確認して、佐鳥が音頭を取る
「さてさて、それでは…野々村隊結成おめでとう!!カンパ〜イ!!?」
「「おめでとう(御座います)」」
『(クスッ)有難う。にしても、嵐山さんと綾辻先輩も一緒にお祝い出来なかったのが何か惜しいかも。……お二人にも都合があるから仕方ないって分かっては居ますが…(シュン)』
「(ナデナデ)そう落ち込むなってユズ。これからずっとあるんだ、新鮮に感じるのだって最初だけだろうし、此処に来る奴だって一部の人間だけだろうさ。……主につる姐のラボに顔出す連中と嵐山隊は引き続き訪れそうだけどな」
「殆どの人は今までの対応で十分だから仕方ないとして、………野々村が隊長になるのはちょっと意外だったなおれは。てっきり柚紀さんがなると思ってたし…」
そう、この隊はあくまで野々村隊であり鶴ヶ峰隊ではないのだ。そうなった経緯は色々あるが一番はやはり………
「そりゃあ鶴ヶ峰は柚紀ちゃんと言実の二人がいるでしょ?で、無いとは思うけど"言実が現役復帰"と勘違いする馬鹿が必ずしも現れないとは限らない。……今でも正隊員のトリオン体保持してるからね〜、我が親友は。かと言って"歌姫隊"は何か違うでしょ?だから一番収まりの良い野々村隊になった訳!!あ、シロを隊長には最初から無かったね。それこそ無理な事たもん!!?」
「………例の新生佐伯隊改めて草壁隊が"オペレーターが隊長"と話題になっていますので、変ないちゃもんのネタにされない為にも賢明な判断だと私は思います。後は、シロ先輩の能力を考慮すると不特定多数の人と接する機会は極力減らすべきです。……隊長と言いましても指揮を必ず取る必要はありませんし、課せられるのはシーズン末の会議出席義務位と聞いてますので、コレならフブキ先輩でも十分に務まるかと」
「ま、理解できなきゃ荒船先輩や諏訪さんに解説頼めば良いしな。後は……ウチへの入隊希望者が二人に無理強いするのを避ける意味合いもある。【俺にランク戦で勝つのが入隊条件】ってランク戦ロビーで堂々発言しておいたから、ルール違反が居れば即資格剥奪にしている。だから……然りげ無く周囲に目を光らせてくれ。俺とシロは受験があるのと更に俺は道場に顔出しもやってるから、そこまで頻繁に来れなくなるが………ユズは違うからな〜。俺が居ない隙に接触してくる可能性があるって、カゲ先輩から警告受けた。ってか少し前に理由は違うがソレが起きちまってる。本人にも極力一人になるなって言って聞かせてるが帰ってきた答えは"善処する"だ。……お前達も多忙な立場なのは分かっているが、人脈もソコソコあるだろ?それを駆使して何とかしてくれ。少なくとも受験が終わるまでで構わねぇからさ」
「任せて風音ちゃん!!?当真さんや出水先輩は殆ど基地に居るから誰かに柚紀をお願いするのは難しくない筈だよ!!」
「それに、野々村が心配する程柚紀さんだって頻繁に基地に来ている訳じゃないから、その時だけ気をつける様にするよ。……数日前のアレみたいな【急遽行く必要がある場合は必ず言実さんの許可を取ってから】って決まり事が増えたし、その際は野々村に多分声掛けされると思うけど、大丈夫?」
「そこは親友兼隊長の責務だから問題ねぇよ。道場にも急な呼び出しがあればそっちを優先させるって話は通してあるからな」
かなり柚紀に分が悪い話をしているので、口を挟まずただ黙々と飲み食いをする親友におかわりのお茶を淹れて上げるシロが話題をB級ランク戦ROUND2にさり気なく誘導すれば、四人ともソチラに乗ったのを見て親友に感謝しながら柚紀もやっと話の輪に加わるのであった