13.夜警の曲(168.
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〜叔母さまに置いてけぼりにされた諏訪さん達のその後〜
「ってか、この酔い潰れ二人どうしろってんだよ?!トリオン体になっても巨体のレイジを運ぶのは無理だぞっ!??」
「………タクシーって手はあるけど、流石に四人は乗れないよね。俺も諏訪も二人の介護を一人でするのは無理だし」
「だな。っておいっ!!?(ガシッ!)大人しくしてろこの見た目詐欺筆頭がっ!!?……この近くの交番勤務の警官とは顔見知りだから補導されずに済んだが、面倒な事になるのはゴメンだぞ俺はっ!!!?」
「あ〜……さっきの人達?でも何で知り合いに??何かお世話になった理由でもあるの??」
「…………忘れたのか?さっきの店は夏のどんちゃん騒ぎの会場で、面子と待ち合わせに使ったのが此処。で、その時に何が遭ったか…話した筈だぞ?」
「あ、例のアクシデント三連チャンに鶴ヶ峰によるトリオン花火の演出付きの歌の屋外リサイタルがあった奴?………それがきっかけだとしても、あれだけ親しげになるものなの?何か"あの警官の知り合いが諏訪に世話になっている"みたいな事、言ってなかった?」
「あ〜………そりゃ多分…「お〜、居た居た!!お〜い、諏訪の兄ちゃん!!?助けに来てやったぞ〜!!!」…ん?アンタは確か市河の、何で此処に?」
「ん???…お前だって"ワシやフブキが習得してる武道を警察関係者に護身で教えてる"のを知ってるだろう?で、そこの交番勤務の奴等も例に漏れずでお前さん達が酔い潰れたダチの対処に困ってるって連絡来てよ〜、来てやった!?……その巨体の兄ちゃんを支えるとなると(クイッ)っと!……ワシ並みの体系の奴じゃねぇと無理だからな!?ハッハハハ!!!」
「…………今の会話内容で事情は分かったがこの人が……市河の、お祖父さん??」
「おぅ、今でも現役の大工…棟梁だ。現場指揮や管理もだが普通に働いているぜ?因みに親父さんの方は経営と平行に不動産も扱うバリバリインドア派。………これを反面教師って言うんだろうな〜」
「ま、適材適所だ!!気にするな!……一先ず言実ちゃんに指定された場所までこいつ等を搬送するが、お前さん達はどうする?一緒に来るか??」
「…………(ガシガシ…)つる姐が行き先を指定したのなら、俺達が居なくても恐らく問題ないだろうからこのまま帰ります。……さっさと寝て酔いを覚ましておきてぇし」
「(ニッ!)承知した!!んじゃあ、気をつけて帰れよ〜(ノッシノッシ、ノッシ……)」
「……………木崎を支えながら風間を小脇に抱えて普通に移動するとか、かなりパワフルでアグレッシブなお祖父さんだね。でもあのまま目的地まで歩いて行くつもりなのかな?」
「んな訳ねぇだろ?………向こうに従業員の誰かが運転する車があるんだろうさ。…………現場へは車での移動が基本だ。大人数でそれも体格良い奴等を乗せて走るから、かなりデケェ車を有してる。で、免許は必須条件らしいから多分酒飲めねぇ奴にでも頼んだって感じか?あの爺さん、毎日晩酌する程の酒豪だって有名だからな。今日は控え目な感じだけどよ」
「……………何でそこまで分かるのさ?」
「……(カチッ、フーー)…………鶴ヶ峰がこの街に来る前、冬島さんと俺の三人で晩飯食いに行った時珍しくあの人が泥酔状態になった事がある。で、意識が朦朧とする中"此処に電話をしろ"って言われて掛けた先があの爺さん。そして姐さんが酔い潰れた事を話したら即効で回収しに来やがったんだが……"無理に飲ませたとか未成年を居酒屋に連れ込んで飲ますな"とか勘違いして冬島さんが鉄拳制裁の餌食に。……まだ完全に意識が飛んでなかった姐さんの仲裁のお陰で状況の整理が出来たが、酒も入ってた事もあっておっさんはダウン。…(……フーー)で、今回もお世話になる介抱先の……例のお婆ちゃん先生の元に搬送された感じだ。あの時の爺さんは話を聞く余裕が無い程酒飲んだ後みてぇだったからな」
「………………………本当に言実さん関連の事案だと、諏訪が一番情報通だよね。鶴ヶ峰は一緒に居なかった期間がかなりあるし」
「(……フー)でもねぇぞ?あくまでもボーダー内じゃ、俺があの人に仕事場以外で関わる機会が多いだけだ。だから(……クシャ)本当に一番の情報通は巽の姐さんじゃないか?ま、あの人は姐さん以外も、当て嵌まりそうだがな(……ヒラヒラ~)」
「…………俺も久し振りにアパートに帰ろうかな?…最後に帰ったの、何時だっけな〜。これなら基地のラボの方がまだ色々設備あるか?(テクテク)」
- - -
- -
-
〜早朝・お婆ちゃん先生が営むカフェ一区の茶室内にて〜
- ♪〜♫♪〜〜〜♫〜 -
「んっ……(ゴソゴソ……タン)……何だ?こんな朝早くから…」
❲ちょっと風間さん!?何でアイツ……鶴ヶ峰が夜勤に参加してるんですかっ?!こんな時間から歌う理由と言ったらそれしかないですよね?!!そんなの彼女に激アマな言実さんが承諾するとは思えませんよ僕は!!?❳
「(…フワァ〜)……色々遭ったんだ仕方ないだろう?事情は追々話してやるから………お前も出て来い菊地原、歌姫発動後はセーフティ発動してアイツは場に残れない様になっている筈だ。朝から交代要員が見つからない可能性もあるのと、歌姫後なら俺一人でも事足りるだろうが、慢心が今回の騒動の発端だからな(…タン、…スクッ)」
「(……モソッ)…行くのか?」
「あぁ。どういう原理かは知らないが鶴ヶ峰が単独行動した理由はちゃんと覚えている。朝から働き者の部下にちゃんと説明してやらないとな」
「行くのは構わないが、テーブルにあるペットボトルの水は飲んで行け。それはこの家の裏庭にある井戸水を煮沸消毒したのが入っていて、この店の人気を支える程美味いのに加えて"二日酔いにも効く不思議な水"だ。……そう言えば迅があの子に与えるのもその水が多いな。やはり薬品による消毒されていない方が良いのか??」
「………(ゴクゴク、…フゥ)確か美味いし、マンションも特殊な浄水器を設置していたな。(……後で迅に聞いてみるか。聞かなきゃならない事があるから探す必要があるし)………先生に世話になったと伝えておいてくれ(スタスタスタ、ガラガラ……ピシャン!)」
「ってか、この酔い潰れ二人どうしろってんだよ?!トリオン体になっても巨体のレイジを運ぶのは無理だぞっ!??」
「………タクシーって手はあるけど、流石に四人は乗れないよね。俺も諏訪も二人の介護を一人でするのは無理だし」
「だな。っておいっ!!?(ガシッ!)大人しくしてろこの見た目詐欺筆頭がっ!!?……この近くの交番勤務の警官とは顔見知りだから補導されずに済んだが、面倒な事になるのはゴメンだぞ俺はっ!!!?」
「あ〜……さっきの人達?でも何で知り合いに??何かお世話になった理由でもあるの??」
「…………忘れたのか?さっきの店は夏のどんちゃん騒ぎの会場で、面子と待ち合わせに使ったのが此処。で、その時に何が遭ったか…話した筈だぞ?」
「あ、例のアクシデント三連チャンに鶴ヶ峰によるトリオン花火の演出付きの歌の屋外リサイタルがあった奴?………それがきっかけだとしても、あれだけ親しげになるものなの?何か"あの警官の知り合いが諏訪に世話になっている"みたいな事、言ってなかった?」
「あ〜………そりゃ多分…「お〜、居た居た!!お〜い、諏訪の兄ちゃん!!?助けに来てやったぞ〜!!!」…ん?アンタは確か市河の、何で此処に?」
「ん???…お前だって"ワシやフブキが習得してる武道を警察関係者に護身で教えてる"のを知ってるだろう?で、そこの交番勤務の奴等も例に漏れずでお前さん達が酔い潰れたダチの対処に困ってるって連絡来てよ〜、来てやった!?……その巨体の兄ちゃんを支えるとなると(クイッ)っと!……ワシ並みの体系の奴じゃねぇと無理だからな!?ハッハハハ!!!」
「…………今の会話内容で事情は分かったがこの人が……市河の、お祖父さん??」
「おぅ、今でも現役の大工…棟梁だ。現場指揮や管理もだが普通に働いているぜ?因みに親父さんの方は経営と平行に不動産も扱うバリバリインドア派。………これを反面教師って言うんだろうな〜」
「ま、適材適所だ!!気にするな!……一先ず言実ちゃんに指定された場所までこいつ等を搬送するが、お前さん達はどうする?一緒に来るか??」
「…………(ガシガシ…)つる姐が行き先を指定したのなら、俺達が居なくても恐らく問題ないだろうからこのまま帰ります。……さっさと寝て酔いを覚ましておきてぇし」
「(ニッ!)承知した!!んじゃあ、気をつけて帰れよ〜(ノッシノッシ、ノッシ……)」
「……………木崎を支えながら風間を小脇に抱えて普通に移動するとか、かなりパワフルでアグレッシブなお祖父さんだね。でもあのまま目的地まで歩いて行くつもりなのかな?」
「んな訳ねぇだろ?………向こうに従業員の誰かが運転する車があるんだろうさ。…………現場へは車での移動が基本だ。大人数でそれも体格良い奴等を乗せて走るから、かなりデケェ車を有してる。で、免許は必須条件らしいから多分酒飲めねぇ奴にでも頼んだって感じか?あの爺さん、毎日晩酌する程の酒豪だって有名だからな。今日は控え目な感じだけどよ」
「……………何でそこまで分かるのさ?」
「……(カチッ、フーー)…………鶴ヶ峰がこの街に来る前、冬島さんと俺の三人で晩飯食いに行った時珍しくあの人が泥酔状態になった事がある。で、意識が朦朧とする中"此処に電話をしろ"って言われて掛けた先があの爺さん。そして姐さんが酔い潰れた事を話したら即効で回収しに来やがったんだが……"無理に飲ませたとか未成年を居酒屋に連れ込んで飲ますな"とか勘違いして冬島さんが鉄拳制裁の餌食に。……まだ完全に意識が飛んでなかった姐さんの仲裁のお陰で状況の整理が出来たが、酒も入ってた事もあっておっさんはダウン。…(……フーー)で、今回もお世話になる介抱先の……例のお婆ちゃん先生の元に搬送された感じだ。あの時の爺さんは話を聞く余裕が無い程酒飲んだ後みてぇだったからな」
「………………………本当に言実さん関連の事案だと、諏訪が一番情報通だよね。鶴ヶ峰は一緒に居なかった期間がかなりあるし」
「(……フー)でもねぇぞ?あくまでもボーダー内じゃ、俺があの人に仕事場以外で関わる機会が多いだけだ。だから(……クシャ)本当に一番の情報通は巽の姐さんじゃないか?ま、あの人は姐さん以外も、当て嵌まりそうだがな(……ヒラヒラ~)」
「…………俺も久し振りにアパートに帰ろうかな?…最後に帰ったの、何時だっけな〜。これなら基地のラボの方がまだ色々設備あるか?(テクテク)」
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〜早朝・お婆ちゃん先生が営むカフェ一区の茶室内にて〜
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「んっ……(ゴソゴソ……タン)……何だ?こんな朝早くから…」
❲ちょっと風間さん!?何でアイツ……鶴ヶ峰が夜勤に参加してるんですかっ?!こんな時間から歌う理由と言ったらそれしかないですよね?!!そんなの彼女に激アマな言実さんが承諾するとは思えませんよ僕は!!?❳
「(…フワァ〜)……色々遭ったんだ仕方ないだろう?事情は追々話してやるから………お前も出て来い菊地原、歌姫発動後はセーフティ発動してアイツは場に残れない様になっている筈だ。朝から交代要員が見つからない可能性もあるのと、歌姫後なら俺一人でも事足りるだろうが、慢心が今回の騒動の発端だからな(…タン、…スクッ)」
「(……モソッ)…行くのか?」
「あぁ。どういう原理かは知らないが鶴ヶ峰が単独行動した理由はちゃんと覚えている。朝から働き者の部下にちゃんと説明してやらないとな」
「行くのは構わないが、テーブルにあるペットボトルの水は飲んで行け。それはこの家の裏庭にある井戸水を煮沸消毒したのが入っていて、この店の人気を支える程美味いのに加えて"二日酔いにも効く不思議な水"だ。……そう言えば迅があの子に与えるのもその水が多いな。やはり薬品による消毒されていない方が良いのか??」
「………(ゴクゴク、…フゥ)確か美味いし、マンションも特殊な浄水器を設置していたな。(……後で迅に聞いてみるか。聞かなきゃならない事があるから探す必要があるし)………先生に世話になったと伝えておいてくれ(スタスタスタ、ガラガラ……ピシャン!)」