13.夜警の曲(168.
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頭上にチョップをかまし、コチラに意識をフブキが向けたのを確認して持論を柚紀が告げる。流石にそれには反論出来ず、更には幼馴染み兼親友に迷惑を掛けた・泣かせた事に罪悪感を抱くフブキだが、C級のトリオン体には通信機能が付いてなく、でも謝りたくしているのを見て柚紀はホルダーに忍ばせていたミニインカムを取り出す。コレはシルバーブレットを変形させたものであり、オペレーターとの通話が可能な代物だ。(ただ繋げる相手はシロのみなのを柚紀は知らないが、コレを使用中に他と繋げる必要がないので問題なし)そしてそんなシロによる小言を受けている間、柚紀は周囲を警戒する。……自分が現場に出た以上、土竜の強襲が予想されるからである。なので暗視効果はあるがあえて目を閉じて聴覚を強化していると……
- ザッ、ザザッ!……コツコツ -
『(コチラに接近するオトらしいのが聞こえるけど、……敵の音と言うより、駆けてくる足音?それにこの音って)(スゥ)……「(ザッ!?)おっ!?お二人さんみっけ!!?まだ無事そうで良かったよ〜」……貴方達でしたか。でも、……ご迷惑じゃ、ないですか?(コテン)』
「っ!?(プイッ)さ、流石に状況を知っていてそれを見ないフリして帰れる程の神経、……少なくとも俺にはないよ。犬飼先輩や、……この人は分からないけど」
「(フン)…………夜の任務は"大学生及び成人隊員の同伴"が原則、幾ら実力があってもお前達だけにする訳には行かないから仕方なく、だ。………基本俺は手を出すつもりはないから戦力に考えるな(クルッ……コツコツ)」
「つまりはそう言う感じかな?ま、夜は昼間より比較的ゲート開かないから平気だとは思うけど、姪っ子ちゃんが居るからね〜。……危なくなったらサポートするからそれまでは二人で頑張ってね?」
犬飼を先頭に二宮達との合流を果たす。現場に居る事もあり目を合わせない状態で何とか会話する辻と、マイペースに歩いて来た二宮は言う事だけを言えばその場を離れる。そんな分かりづらい二宮の気遣いをさり気なくフォローをするが犬飼も積極的に戦闘には参加しない様子らしい。そんな事を話していると土竜の接近を感知した柚紀とシロから警戒を促され、三人は戦闘態勢に。そして『フブキは後続ヨロシクね』と言った柚紀が地面から現れた土竜を瞬殺。穴から続々と出て来る後続をフブキを中心に始末していく。他三人の動きはと言うと……
- ザシュッ!! -
「……背中は俺が守る。だから君は心配しないでくれ」
「サンキューな辻先輩!ってか、俺だと普通に話せるのにユズは駄目なんだな〜。……ま、女扱いされないって腹を立てたりしねぇけどさ!!」
「(ガガガガガガガガ……)あは〜、そう言う意味じゃやっぱり見た目とか仕草で辻ちゃんは相手を女の子だって認識している感じなのかな〜?となると、野々村ちゃんに女の子っぽい格好をして接して貰うのも改善策の一つって姪っ子ちゃんは思わない?」
『ん〜……女の子っぽい服装って言ったら制服位しかないですよ?寒がりって訳じゃないですが、冬にスカートを穿く理由をフブキは見出だせていないみたいなので。後、彼女は一般受験で高校に入る予定ですし、ランク戦以外に基地を来る理由ないから………かなり難しいですよ?』
比較的に柚紀を狙う敵ばかりだが、やはり溜めたヘイト分があるらしく数体はフブキを狙う。なのでそれを辻がサポートし、露払い役は犬飼が勤めている。……柚紀はトリオン節約の為にとりあえず今は手を出さずにいた。そして遠方から飛来した弾の雨により敵が一掃されたのを確認して一息付けば、動かなくなった土竜を興味津々に犬飼が眺める
「へぇ〜、当真や荒船から聞いては居たけど本当に姪っ子ちゃんが現場に居る時限定で出て来る亜種が居るんだね〜(コツコツ)……見た目は巨大なモールモッドだけど、他には何か特徴あるの??」
『えっと、……今みたいに地中から出てくるのと、ブレード部分が触手に変わります。ただ、触手になると耐久性が落ちる代わりに再生能力が付きます。でも、巨大化する敵は居ますし、触手に変わるのは妨害型も同じなので見分け方はやはり"地中から現れる"が一番かと。………他にも色んな亜種居ますが戦闘経験無い種類ってありますか?』
出水と二宮は自分が三門市に来る前から亜種に狙われていたと聞いている柚紀は、同じチームで防衛任務も一緒にこなしている犬飼にどれだけ経験しているかを確認。すると「この土竜以外だと兵隊蟻と女王とは実際に戦った事がないね。アレは激レアだから仕方ないかな?バンダーの亜種は主に鳩原先輩が始末してくれるから、あまり気にした事ないね」と回答が返ってくる。それならと何かを考える柚紀はさておき、戦闘が終わるとやはりフブキが女子と認識している辻は、距離を取ったり話し方が何時もの女子に対するのになってしまうのを見て、ため息を漏らす
「…………そんなに性別って大切ですか?別に俺は男だろうと女だろうと多分言動は変わりませんよ?ってか、……ソッチさえ許可くれるなら敬語なしにするがどうする?砕けた感じの方がまだ接しやすくないか?」
「あ、……き、気持ち…話をするのが楽になった、気がする。後、………態度、変わってしまって済まない。……嫌な気分になったよな?君は悪くないのに…」
「ん?俺はそんな細かい事は気にしねぇし、先輩がそうなるってのも聞いてるから平気ヘーキ。…人には苦手な事の一つや二つがあって当たり前だし、辻先輩はそれが女子だって事だけ。……ユズのさ、苦手克服する為に頑張る姿を見ているし、先輩なりに頑張っているのも見てて分かる。そんな相手を嫌とか俺は思わねぇよ。俺も日夜、剣の腕を上げる為に鍛錬を欠かさずしてるから、努力する事の大切さや継続の大変さも知ってる。だから、たどたどしい言動をするアンタを馬鹿にしたりは俺はしない。………ま、ないとは思うがもし辻先輩の努力にケチをつける輩が居たら言ってくれ。(ゴキゴキ)…代わりに制裁するんで」
男顔負けの男前な発言と指を鳴らして既にヤル気満々なフブキの表情を見て、……分かりづらいが表情を引き攣らせつつ「そ、その時はヨロシク」とだけ答える。そんな二人のやり取りを見守っていた犬飼と柚紀も話の輪に参加し、それを遠目で見守っていた二宮は……四人が視認出来る距離まで近づきはしたが、話に参加する素振りは見せず終始聞きに徹していたのだった
- ザッ、ザザッ!……コツコツ -
『(コチラに接近するオトらしいのが聞こえるけど、……敵の音と言うより、駆けてくる足音?それにこの音って)(スゥ)……「(ザッ!?)おっ!?お二人さんみっけ!!?まだ無事そうで良かったよ〜」……貴方達でしたか。でも、……ご迷惑じゃ、ないですか?(コテン)』
「っ!?(プイッ)さ、流石に状況を知っていてそれを見ないフリして帰れる程の神経、……少なくとも俺にはないよ。犬飼先輩や、……この人は分からないけど」
「(フン)…………夜の任務は"大学生及び成人隊員の同伴"が原則、幾ら実力があってもお前達だけにする訳には行かないから仕方なく、だ。………基本俺は手を出すつもりはないから戦力に考えるな(クルッ……コツコツ)」
「つまりはそう言う感じかな?ま、夜は昼間より比較的ゲート開かないから平気だとは思うけど、姪っ子ちゃんが居るからね〜。……危なくなったらサポートするからそれまでは二人で頑張ってね?」
犬飼を先頭に二宮達との合流を果たす。現場に居る事もあり目を合わせない状態で何とか会話する辻と、マイペースに歩いて来た二宮は言う事だけを言えばその場を離れる。そんな分かりづらい二宮の気遣いをさり気なくフォローをするが犬飼も積極的に戦闘には参加しない様子らしい。そんな事を話していると土竜の接近を感知した柚紀とシロから警戒を促され、三人は戦闘態勢に。そして『フブキは後続ヨロシクね』と言った柚紀が地面から現れた土竜を瞬殺。穴から続々と出て来る後続をフブキを中心に始末していく。他三人の動きはと言うと……
- ザシュッ!! -
「……背中は俺が守る。だから君は心配しないでくれ」
「サンキューな辻先輩!ってか、俺だと普通に話せるのにユズは駄目なんだな〜。……ま、女扱いされないって腹を立てたりしねぇけどさ!!」
「(ガガガガガガガガ……)あは〜、そう言う意味じゃやっぱり見た目とか仕草で辻ちゃんは相手を女の子だって認識している感じなのかな〜?となると、野々村ちゃんに女の子っぽい格好をして接して貰うのも改善策の一つって姪っ子ちゃんは思わない?」
『ん〜……女の子っぽい服装って言ったら制服位しかないですよ?寒がりって訳じゃないですが、冬にスカートを穿く理由をフブキは見出だせていないみたいなので。後、彼女は一般受験で高校に入る予定ですし、ランク戦以外に基地を来る理由ないから………かなり難しいですよ?』
比較的に柚紀を狙う敵ばかりだが、やはり溜めたヘイト分があるらしく数体はフブキを狙う。なのでそれを辻がサポートし、露払い役は犬飼が勤めている。……柚紀はトリオン節約の為にとりあえず今は手を出さずにいた。そして遠方から飛来した弾の雨により敵が一掃されたのを確認して一息付けば、動かなくなった土竜を興味津々に犬飼が眺める
「へぇ〜、当真や荒船から聞いては居たけど本当に姪っ子ちゃんが現場に居る時限定で出て来る亜種が居るんだね〜(コツコツ)……見た目は巨大なモールモッドだけど、他には何か特徴あるの??」
『えっと、……今みたいに地中から出てくるのと、ブレード部分が触手に変わります。ただ、触手になると耐久性が落ちる代わりに再生能力が付きます。でも、巨大化する敵は居ますし、触手に変わるのは妨害型も同じなので見分け方はやはり"地中から現れる"が一番かと。………他にも色んな亜種居ますが戦闘経験無い種類ってありますか?』
出水と二宮は自分が三門市に来る前から亜種に狙われていたと聞いている柚紀は、同じチームで防衛任務も一緒にこなしている犬飼にどれだけ経験しているかを確認。すると「この土竜以外だと兵隊蟻と女王とは実際に戦った事がないね。アレは激レアだから仕方ないかな?バンダーの亜種は主に鳩原先輩が始末してくれるから、あまり気にした事ないね」と回答が返ってくる。それならと何かを考える柚紀はさておき、戦闘が終わるとやはりフブキが女子と認識している辻は、距離を取ったり話し方が何時もの女子に対するのになってしまうのを見て、ため息を漏らす
「…………そんなに性別って大切ですか?別に俺は男だろうと女だろうと多分言動は変わりませんよ?ってか、……ソッチさえ許可くれるなら敬語なしにするがどうする?砕けた感じの方がまだ接しやすくないか?」
「あ、……き、気持ち…話をするのが楽になった、気がする。後、………態度、変わってしまって済まない。……嫌な気分になったよな?君は悪くないのに…」
「ん?俺はそんな細かい事は気にしねぇし、先輩がそうなるってのも聞いてるから平気ヘーキ。…人には苦手な事の一つや二つがあって当たり前だし、辻先輩はそれが女子だって事だけ。……ユズのさ、苦手克服する為に頑張る姿を見ているし、先輩なりに頑張っているのも見てて分かる。そんな相手を嫌とか俺は思わねぇよ。俺も日夜、剣の腕を上げる為に鍛錬を欠かさずしてるから、努力する事の大切さや継続の大変さも知ってる。だから、たどたどしい言動をするアンタを馬鹿にしたりは俺はしない。………ま、ないとは思うがもし辻先輩の努力にケチをつける輩が居たら言ってくれ。(ゴキゴキ)…代わりに制裁するんで」
男顔負けの男前な発言と指を鳴らして既にヤル気満々なフブキの表情を見て、……分かりづらいが表情を引き攣らせつつ「そ、その時はヨロシク」とだけ答える。そんな二人のやり取りを見守っていた犬飼と柚紀も話の輪に参加し、それを遠目で見守っていた二宮は……四人が視認出来る距離まで近づきはしたが、話に参加する素振りは見せず終始聞きに徹していたのだった