12.克服訓練の曲(167.
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楽しい時間はあっという間に過ぎ、外は真っ暗となり成人組はそれなりに酔っ払った状態でお会計をしている。(その中で誰よりも飲酒をしている言実は顔色一つ変えずに居るのと、酒代は集金したが食事代は彼女持ちとなったと追記)明日も日曜日である事から二次会やら誰が誰を送るかを話し合っていると、柚紀の携帯が鳴る。……夜の佐鳥達のやり取りは相変わらず継続しているが、早い段階から【今日は色々遭って疲れたから早急に休みます。詳細は明日説明するから許して(>_<)】と連絡済みなので二人からではなく、着信音指定している相手なので誰なのか分かった上で電話に出る
『(p!)もしもし、どうしたのシロ?こんな時間に…❲(ヒック、ヒック)助けて柚紀、……もう、…どうすれば、良いか、…私には、分からないよぉ(ヒック、ヒック…)❳!?……大丈夫だから落ち着いてシロ。先ずは説明して貰えないかな?………泣いていても何も解決しないし、助けたくても私は何もして上げれない』
(全)「!?」
『…………悪いが少しだけ最寄りの個室を借りて構わぬか?どうやら緊急の連絡らしい。……夏なら兎も角、冬の寒い中での電話は可能なら避けたい』
電話相手がシロで、柚紀に助けを求めているのが彼女の会話内容から察し、全員が何かしらの反応を示す。そして内容を第三者に聞かれる心配と恐らく対策を練る必要があり、それを外でする訳にはいかないと判断した言実が店員に交渉。すると対応してくれていた店員が直ぐに店長に話を通し、更には許可が降りたので一度2階に引き返す一行。そして話を聞いている柚紀のフォローを周りがしつつ、今も携帯しているあのタブレット端末を用いて事情が他のメンバーに分かるように文章で伝える。その内容は………
「何々、【一区画の担当が最近やっとB級に成り上がった大学生隊員を中心としたメンバーで勤しんでいたが、連携を全くしようとせず個人で好き勝手に動いて前線が崩壊。保険として野々村が付き添っていたから全滅はしなかったが、大学男子達の無駄に高いプライドが働いて黒服で参加を要求されて渋々応じている状態で、夜にしては珍しくゲートが開いているからアイツも何時落ちても可笑しくない】…………悪い、酒のせいで頭が回らねぇわ。コレ、……結局誰が悪いんだ?」
「ん〜……八割はその馬鹿大学生隊員で、約二割が野々村ちゃんかな?波立つのを防ぐ為に仕方なく黒服で参加したんだろうけど、夜の任務って代わり見つけるのかなり大変なんだよね〜。日中ならまだ要請出せば何とかなるけど。特に大半の隊員は未成年であり、大学生を中心にシフトが組まれている……………と言うよりつる姐がボーダー創設初期の時に駆り出されていた理由が人手不足と、子どもの成長の妨げになるから、…ですよね?」
『………………それは今は関係ない事だ。時にシロ、……ヒナはナニをしておる?アレも今日は基地に常駐しておるだろうに』
❲その、……言実さんなら"少なからず本部勤務のオペレーターが一定期間ごとに辞めている"のはご存知ですよね?理由は進路や理想とのギャップによる落胆とか様々ですが、…………"そうじゃない理由が彼等みたいな人"が原因みたいなんです。えっと、あまり具体的に言いたくはないのですが……【ユズちゃんが異性と二人っきりになりたがらない理由】と言えば、察しは付きますよね?で、今回のターゲットがどうやら…フウちゃんみたいなんです❳
『『「「!!?」」』』
鶴ヶ峰の二人は勿論だが、事情に精通している諏訪や酔っていてもまだ頭の思考回路が働く東はシロがナニを言いたいのかを察してしまう。(風間は酔いが回ってうたた寝をしており、会話には不参加)そして同じ位頭の回転が良い犬飼が「でも黒服…C級用のはベイルアウト付いてないよ?」と"相手の狙いが分かった上で、現段階では策が破綻していないか?"を指摘。すると【以前にもフブキが黒服で現場に出た事があるのを噂で聞いたらしく、言実による特別製と勘違いしている】と推測を告げる。勿論そんな事はなく、フブキの黒服もベイルアウト機能は付いていないのだ。そんな情報が全員に行き渡ったのを確認すればタブレットを言実に渡した柚紀は無言で見つめる。……数秒続いた後に、言実は重たいため息を漏らす
『(ハァ〜〜)……………どうせこのまま帰宅してもお前の事だからコッソリ抜け出すのが目に見えておる。だが、……援軍は見込めぬぞ?下手をしたら"お前一人で"引き継ぎメンバーが来る明け方まで任務を遂行するやも知れぬ。…………それでも、行くのか?』
『………………………………………それでも行きます。ボーダーの役目はネイバーからの脅威から市民の護る事です。……フブキだって隊員である前に同じ三門市民です。その一人を守れずにして、数多の人々を守るなんて…烏滸がましいにも程がある。それに、彼女には歌姫時代から幾度も危ない所を助けられました。だから、…………今度は私の番です。それに、現場では一人になるかも知れませんが……私には頼りになる専属オペレーターが居ますから(ニコッ)きっと大丈夫です』
『……………分かった、好きにしろ。ただ私も飲酒の身故に戦場には立てぬ代わりに(……スッ)一応出れそうな輩に声を掛けてみる。が、あまりアテにはするなよ?迅から何も連絡がないと言う事は……つまりそう言う意味なのだろう』
他の面子を置き去りにして二人だけ話を進めれば、ポケットからトリガーホルダーを取り出した柚紀がそのまま換装。ストラップがちゃんと付いているのを確認してからホルダーに収納し《シロ、フブキの感知射程外に飛ばして》と通信で呼び掛ければそのままワープで姿が消えるのを見送った言実もまた、メンバーを引き連れて行動を開始するのであった
『(p!)もしもし、どうしたのシロ?こんな時間に…❲(ヒック、ヒック)助けて柚紀、……もう、…どうすれば、良いか、…私には、分からないよぉ(ヒック、ヒック…)❳!?……大丈夫だから落ち着いてシロ。先ずは説明して貰えないかな?………泣いていても何も解決しないし、助けたくても私は何もして上げれない』
(全)「!?」
『…………悪いが少しだけ最寄りの個室を借りて構わぬか?どうやら緊急の連絡らしい。……夏なら兎も角、冬の寒い中での電話は可能なら避けたい』
電話相手がシロで、柚紀に助けを求めているのが彼女の会話内容から察し、全員が何かしらの反応を示す。そして内容を第三者に聞かれる心配と恐らく対策を練る必要があり、それを外でする訳にはいかないと判断した言実が店員に交渉。すると対応してくれていた店員が直ぐに店長に話を通し、更には許可が降りたので一度2階に引き返す一行。そして話を聞いている柚紀のフォローを周りがしつつ、今も携帯しているあのタブレット端末を用いて事情が他のメンバーに分かるように文章で伝える。その内容は………
「何々、【一区画の担当が最近やっとB級に成り上がった大学生隊員を中心としたメンバーで勤しんでいたが、連携を全くしようとせず個人で好き勝手に動いて前線が崩壊。保険として野々村が付き添っていたから全滅はしなかったが、大学男子達の無駄に高いプライドが働いて黒服で参加を要求されて渋々応じている状態で、夜にしては珍しくゲートが開いているからアイツも何時落ちても可笑しくない】…………悪い、酒のせいで頭が回らねぇわ。コレ、……結局誰が悪いんだ?」
「ん〜……八割はその馬鹿大学生隊員で、約二割が野々村ちゃんかな?波立つのを防ぐ為に仕方なく黒服で参加したんだろうけど、夜の任務って代わり見つけるのかなり大変なんだよね〜。日中ならまだ要請出せば何とかなるけど。特に大半の隊員は未成年であり、大学生を中心にシフトが組まれている……………と言うよりつる姐がボーダー創設初期の時に駆り出されていた理由が人手不足と、子どもの成長の妨げになるから、…ですよね?」
『………………それは今は関係ない事だ。時にシロ、……ヒナはナニをしておる?アレも今日は基地に常駐しておるだろうに』
❲その、……言実さんなら"少なからず本部勤務のオペレーターが一定期間ごとに辞めている"のはご存知ですよね?理由は進路や理想とのギャップによる落胆とか様々ですが、…………"そうじゃない理由が彼等みたいな人"が原因みたいなんです。えっと、あまり具体的に言いたくはないのですが……【ユズちゃんが異性と二人っきりになりたがらない理由】と言えば、察しは付きますよね?で、今回のターゲットがどうやら…フウちゃんみたいなんです❳
『『「「!!?」」』』
鶴ヶ峰の二人は勿論だが、事情に精通している諏訪や酔っていてもまだ頭の思考回路が働く東はシロがナニを言いたいのかを察してしまう。(風間は酔いが回ってうたた寝をしており、会話には不参加)そして同じ位頭の回転が良い犬飼が「でも黒服…C級用のはベイルアウト付いてないよ?」と"相手の狙いが分かった上で、現段階では策が破綻していないか?"を指摘。すると【以前にもフブキが黒服で現場に出た事があるのを噂で聞いたらしく、言実による特別製と勘違いしている】と推測を告げる。勿論そんな事はなく、フブキの黒服もベイルアウト機能は付いていないのだ。そんな情報が全員に行き渡ったのを確認すればタブレットを言実に渡した柚紀は無言で見つめる。……数秒続いた後に、言実は重たいため息を漏らす
『(ハァ〜〜)……………どうせこのまま帰宅してもお前の事だからコッソリ抜け出すのが目に見えておる。だが、……援軍は見込めぬぞ?下手をしたら"お前一人で"引き継ぎメンバーが来る明け方まで任務を遂行するやも知れぬ。…………それでも、行くのか?』
『………………………………………それでも行きます。ボーダーの役目はネイバーからの脅威から市民の護る事です。……フブキだって隊員である前に同じ三門市民です。その一人を守れずにして、数多の人々を守るなんて…烏滸がましいにも程がある。それに、彼女には歌姫時代から幾度も危ない所を助けられました。だから、…………今度は私の番です。それに、現場では一人になるかも知れませんが……私には頼りになる専属オペレーターが居ますから(ニコッ)きっと大丈夫です』
『……………分かった、好きにしろ。ただ私も飲酒の身故に戦場には立てぬ代わりに(……スッ)一応出れそうな輩に声を掛けてみる。が、あまりアテにはするなよ?迅から何も連絡がないと言う事は……つまりそう言う意味なのだろう』
他の面子を置き去りにして二人だけ話を進めれば、ポケットからトリガーホルダーを取り出した柚紀がそのまま換装。ストラップがちゃんと付いているのを確認してからホルダーに収納し《シロ、フブキの感知射程外に飛ばして》と通信で呼び掛ければそのままワープで姿が消えるのを見送った言実もまた、メンバーを引き連れて行動を開始するのであった