12.克服訓練の曲(167.
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事情を聞いて逆に迷惑を掛けたと言実に謝罪される。そして未だに顔色が優れない姪を見て『………今日の夕飯は外食にするか。良ければお前達も来るか?』とまさかのお誘いが掛かる。それを聞いて「本当ですか?行きたいです!前の歓迎会の時はそこまで仲が良くなかったから仕方ないですが、当真から自慢話で聞かされてちょっとムカつくと言いますか羨ましかったんですよね〜」と犬飼が語る。それを聞いて『ならばその店にするか。……他に外せない約束や希望の店はあるか?』と残り三人に訊ねるが特に拒否や反論は無かったので荷物を取りに行く為に言実が一時退室。その後、何かを思い出したらしい犬飼がある事を口にする
「あ、これって流れ的につる姐の奢りになるよね?どうせだったら焼き肉ねだれば良かったかもな〜。あそこのお肉は種類もあって美味しいから多分姪っ子ちゃんも気にいるよ?」
『や、焼き肉、ですか?………(サスサス)…………ちょっと無理、かな?バーベキューとか嫌いじゃないけど、室内でそれも煙で視界が悪くなる状況……あんまり好きじゃなくて』
「…………鶴ヶ峰ってこう、…見晴らしが悪くなるの、嫌な感じ?薄暗いのも嫌そうだし……」
『そう、ですね。見えてさえいれば対処しやすいですが、不意打ちや死角からの攻撃とかは…かなり苦手です。だから、常に周囲を気にする必要があるんのは理解出来ても、さっきの勉強している時みたいになる事がたまにあって、……あはは』
「それって逆に"私達の前でなら集中しても大丈夫"って思ってくれているって事じゃないかな?……嬉しくはあるけど、そこまで親交ない私達に対してって、…どうなのかな?」
『……………多分二宮さん達と関わるのは今回みたいな"勉強や苦手克服の為"って今後もなりそうですし、環境や雰囲気的に"第三者が介入する危険性が低い"と……本能的と言いますか感で判断したからだと思います。………犬飼先輩だって場の空気を読める方ですから、邪魔したりしなさそうですもん。ま(クスッ)貴方だって隊長さんを怒らせたくはないでしょうですし、この状況を作り出した立役者さんですから、それを自ら阻害する愚行は……しないですよね?』
こんな感じで主導権は柚紀が握った感じで会話を、二宮は介入せず東へ【今日のドイツ語講義の進捗状況や、この後の外食に関する報告】を律儀にしていた。そして東からの返事を読み返していると…ほんの少しだけ表情に変化が。それに目敏く気づいた柚紀が訊ねようとしたタイミングで言実が現れ、聞けずじまいになり少しモヤモヤしながら作戦室を後にするのであった
それから言実も二宮も車・免許を持っていないので徒歩で目的のお店に向かう最中『……私も車をそろそろ持つか』のボヤきを聞いて犬飼が話を盛り上げていれば、意外と直ぐに到着。そして電話で予約をしていたからか言実の顔を見た店員が何も言わずに二階へ案内する途中で
「ん?……つる姐じゃねぇか!?アンタも此処で飲むのか?ってか二階に来たって事はエンジニア共との飲み会か何か………(ポトッ)に、に、……二宮とだとっ!!?コイツ見た目はアレだがまだ未成年だぞ?!ナニ考えてるんだアンタはっ!!?」
『(ハァ〜)……廊下が狭いから背後がよく見えないのは分かるが、二宮だけな訳なかろうがバカ諏訪。………ちゃんと連れが居る』
『(タタタタ……ヒョコッ)あ!?諏訪さんだぁ〜!!ん?でもこの時間帯だし…………風間さん達と飲み会ですか?(コテン)』
「ぉ、……おう、まぁな。ランク戦初戦で快勝したら風間に飲み代奢って貰う約束してって訳だ。(ナデナデ)お前のお陰で見事に勝てたから感謝してるぜ!?ってか、何でこの面子と飯に来たんだ??」
まさかの諏訪と遭遇。そして狭い廊下で話すのも通行の邪魔になると言う事もあり移動すれば、店員の粋な計らいで諏訪達が使っている隣の個室に案内される。が、"どうせだし…"と言う事で可動式の間仕切り壁撤去をダメ元で頼めば快諾され一つ続きの部屋にしてもらう。だが、テーブルは独立したままの状態でそれなりに隙間があるので、ラウンジや食堂の席みたいに多少なりとも別空間を意識されている
そしてそこに居た風間・木崎・寺島・東への互いに挨拶もそこそこに、アウターを脱いで適当に座り最初の飲み物を頼んだ辺りでメニューを見始めた犬飼に言実はこう告げる
『悪いが今回はコースメニューにさせてもらった。が、食べたいのがあれば諏訪達経由で頼め。……構わないか?』
「おう!!今日は風間の奢りだからジャンジャン頼め〜!!?」
「………後で覚えていろよ諏訪。それにしても東さんから一応聞いてはいたが、……順調そうだな。で、どの位で解読出来そうだ?」
『えっ?ん〜………まだまだ基礎的なのやったばかりですから暫く掛かりそうです。……風間さんも気になる感じですか?』
「風間だけじゃなくて、一部のエンジニアもあの人が残した研究資料内容には興味はあるからね。ま、言実さんが写しすら拒否したから君経由で知るしかない状況な感じかな?」
「だが、内容次第では他人に知られたくないモノの可能性がある。……鶴ヶ峰が教えたくないと判断すれば話す必要はない。もし他人が強要してきてもそれこそ言実さんが居るから問題ないだろうが………必要なら声を掛けろ。静樹さんには玉狛全員が世話になっているから力を貸す」
『お気遣い感謝します(ペコリ)』
お隣さんとの世間話もそこそこに氷見とメニュー表を見る柚紀は気づいていない。今の何気ないやり取りで【エンジニア・玉狛支部メンバーも理由は異なるが柚紀を気に掛けている】のが明白となったのだ。(諏訪と風間がセコム要因なのは初期の段階から分かっていたので割愛)そしてそれを二宮隊メンバーにそれとなく"警告"の意味合いがあったのかは、…………のんびり晩酌をしている東のみ知る
「あ、これって流れ的につる姐の奢りになるよね?どうせだったら焼き肉ねだれば良かったかもな〜。あそこのお肉は種類もあって美味しいから多分姪っ子ちゃんも気にいるよ?」
『や、焼き肉、ですか?………(サスサス)…………ちょっと無理、かな?バーベキューとか嫌いじゃないけど、室内でそれも煙で視界が悪くなる状況……あんまり好きじゃなくて』
「…………鶴ヶ峰ってこう、…見晴らしが悪くなるの、嫌な感じ?薄暗いのも嫌そうだし……」
『そう、ですね。見えてさえいれば対処しやすいですが、不意打ちや死角からの攻撃とかは…かなり苦手です。だから、常に周囲を気にする必要があるんのは理解出来ても、さっきの勉強している時みたいになる事がたまにあって、……あはは』
「それって逆に"私達の前でなら集中しても大丈夫"って思ってくれているって事じゃないかな?……嬉しくはあるけど、そこまで親交ない私達に対してって、…どうなのかな?」
『……………多分二宮さん達と関わるのは今回みたいな"勉強や苦手克服の為"って今後もなりそうですし、環境や雰囲気的に"第三者が介入する危険性が低い"と……本能的と言いますか感で判断したからだと思います。………犬飼先輩だって場の空気を読める方ですから、邪魔したりしなさそうですもん。ま(クスッ)貴方だって隊長さんを怒らせたくはないでしょうですし、この状況を作り出した立役者さんですから、それを自ら阻害する愚行は……しないですよね?』
こんな感じで主導権は柚紀が握った感じで会話を、二宮は介入せず東へ【今日のドイツ語講義の進捗状況や、この後の外食に関する報告】を律儀にしていた。そして東からの返事を読み返していると…ほんの少しだけ表情に変化が。それに目敏く気づいた柚紀が訊ねようとしたタイミングで言実が現れ、聞けずじまいになり少しモヤモヤしながら作戦室を後にするのであった
それから言実も二宮も車・免許を持っていないので徒歩で目的のお店に向かう最中『……私も車をそろそろ持つか』のボヤきを聞いて犬飼が話を盛り上げていれば、意外と直ぐに到着。そして電話で予約をしていたからか言実の顔を見た店員が何も言わずに二階へ案内する途中で
「ん?……つる姐じゃねぇか!?アンタも此処で飲むのか?ってか二階に来たって事はエンジニア共との飲み会か何か………(ポトッ)に、に、……二宮とだとっ!!?コイツ見た目はアレだがまだ未成年だぞ?!ナニ考えてるんだアンタはっ!!?」
『(ハァ〜)……廊下が狭いから背後がよく見えないのは分かるが、二宮だけな訳なかろうがバカ諏訪。………ちゃんと連れが居る』
『(タタタタ……ヒョコッ)あ!?諏訪さんだぁ〜!!ん?でもこの時間帯だし…………風間さん達と飲み会ですか?(コテン)』
「ぉ、……おう、まぁな。ランク戦初戦で快勝したら風間に飲み代奢って貰う約束してって訳だ。(ナデナデ)お前のお陰で見事に勝てたから感謝してるぜ!?ってか、何でこの面子と飯に来たんだ??」
まさかの諏訪と遭遇。そして狭い廊下で話すのも通行の邪魔になると言う事もあり移動すれば、店員の粋な計らいで諏訪達が使っている隣の個室に案内される。が、"どうせだし…"と言う事で可動式の間仕切り壁撤去をダメ元で頼めば快諾され一つ続きの部屋にしてもらう。だが、テーブルは独立したままの状態でそれなりに隙間があるので、ラウンジや食堂の席みたいに多少なりとも別空間を意識されている
そしてそこに居た風間・木崎・寺島・東への互いに挨拶もそこそこに、アウターを脱いで適当に座り最初の飲み物を頼んだ辺りでメニューを見始めた犬飼に言実はこう告げる
『悪いが今回はコースメニューにさせてもらった。が、食べたいのがあれば諏訪達経由で頼め。……構わないか?』
「おう!!今日は風間の奢りだからジャンジャン頼め〜!!?」
「………後で覚えていろよ諏訪。それにしても東さんから一応聞いてはいたが、……順調そうだな。で、どの位で解読出来そうだ?」
『えっ?ん〜………まだまだ基礎的なのやったばかりですから暫く掛かりそうです。……風間さんも気になる感じですか?』
「風間だけじゃなくて、一部のエンジニアもあの人が残した研究資料内容には興味はあるからね。ま、言実さんが写しすら拒否したから君経由で知るしかない状況な感じかな?」
「だが、内容次第では他人に知られたくないモノの可能性がある。……鶴ヶ峰が教えたくないと判断すれば話す必要はない。もし他人が強要してきてもそれこそ言実さんが居るから問題ないだろうが………必要なら声を掛けろ。静樹さんには玉狛全員が世話になっているから力を貸す」
『お気遣い感謝します(ペコリ)』
お隣さんとの世間話もそこそこに氷見とメニュー表を見る柚紀は気づいていない。今の何気ないやり取りで【エンジニア・玉狛支部メンバーも理由は異なるが柚紀を気に掛けている】のが明白となったのだ。(諏訪と風間がセコム要因なのは初期の段階から分かっていたので割愛)そしてそれを二宮隊メンバーにそれとなく"警告"の意味合いがあったのかは、…………のんびり晩酌をしている東のみ知る