10.交流戦の曲(165.
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「………コレって単純に"一撃入れた方が勝ち"って流れだな。普通ならあの間合いだと旋空使えば落とせそうだが、"今回は無し"を条件にやらせてるから、かなり太刀川が不利な感じだな」
「えっ?……俺達にはその条件言われてないですよ?…………何でですか?諏訪さん??」
「「東さん、分かりますか??」」
「ん?………お前達三人は【旋空をセットこそしているが、実際のランク戦での使用率はかなり低い】だろ?特に後数日で2月となりB級ランク戦が始まれば"奥寺と小荒井は連携による攻撃が主体"となり、"笹森は場合によるが結構最前線で戦うよりカメレオンを使ったサポート的な動きが多くなる"……それを今は見据えて準備をしているだろうから旋空は使わない。……あの子ならそこまで考えた上で"野々村が来ない今日を選んだ"、こんな感じかな?」
「……………………………ソレが本当なら、マジで柚紀ちゃんが恐ろしく感じるのは俺だけか?まだつる姐とか東さんが考えたんなら分かるけどよ〜。……秀次が"柚紀ちゃんの側に居るならついでに戦略を学んでおけ"的な事を言ってて最初は冗談だと思ってたが…………コレを見越してなのか?」
条件を告げられていない三人とおつむが弱い米屋の言い分や東の解説は置いておき、スクリーンではパイパーによる変幻自在な弾丸攻撃が繰り出されており、弾道的に"それ、合成弾並みの性能じゃね?"と出水が内心で突っ込みつつ、多少被弾はしたが弧月が届く間合いに太刀川が近づき誰もが勝負ありと思ったその時
「…………えっ?いきなり分解済みの弾が出て来たっ!!?でもそれはズルになるから出来ない筈だよ!!?」
「わぁ〜……本当に作ったんだ【カメレオンとの合成弾】………確かに弾生成時の独特のオトすら、僕にも聴こえなかった。"サイレント"…は、既に似た名前のトリガーがあるから………幻影弾 辺りが妥当かな?名前は」
半数の者が柚紀の仕掛けを理解出来てない中、ランク戦を終えた太刀川・菊地原が合流。……柚紀はやはりセクハラ被害が軽いトラウマ化しているらしくブースから出て来る気配がないので嵐山達が迎えに行く。そして丁度良いタイミングで言実がロビーに顔を出せば『先にラボに戻っていろ。調節が必要みたいだからな。……打ち合わせもそこで構わぬだろう?』と移動を促され五人はロビーを後にする。そして話題は太刀川を倒した例の隠し玉についてとなる
「アレ"対僕対策"で講じた無音弾らしいです。オトもですが攻撃する瞬間まで姿が視認出来ない、……つまりはカメレオンとバイパーを合わせた合成弾との事です。ん?……ハウンド、だっけ?ま、どっちでも変わらないか。アレは…"スコーピオンに変わってアタッカー対策として鶴ヶ峰が講じた策の一つ"で、見事に刺さりましたからね」
「流石の俺もアレには吃驚したし一本取られたな〜(ガハハハハ)……ま、今後は【一見無意味な言動や表情の変化、無防備な状態の柚紀には要注意】って事を学べただけで収穫があったから勝ち負けは気にしないさ」
「……………(スッ)えっと質問ですが、何で鶴ヶ峰限定で気をつける必要があると太刀川さんは思ったんですか?何かで注意を逸らす行為は誰だってしそう、ですよ??俺だって、風間さん達程じゃないですが、相手の意表を突く為にカメレオン……使ってますが」
菊地原の発言は兎も角、太刀川の言い方が些か引っ掛かった笹森が疑問を提示する。これに対して「いや、太刀川の言い方が当たっているな」と諏訪が擁護する。その理由は
「例の合成弾、あれは鶴ヶ峰にしか出来ねぇ代物だ。アレを見たら"弾を生成していない無防備な状態でも、実は弾を透明化させているかも"と疑心暗鬼に陥れれて無闇に近づけれなくなる。アタッカーには良い牽制材料となる。これは日佐人も理解出来るだろ?」
「まぁ、そうですが。でも必ずカメレオンをセットしているとは限らな…「なら、間合いに詰められて鶴ヶ峰の表情が曇ったらお前はどう判断する?」えっ?……まぁ、今日は流石に疑いますが後日だとそれこそ演技かもって…………あれ?何でそう、俺は思うんだろ??」
「そこはこの人に解説してもらいましょうか。鶴ヶ峰の事を知るならこの方に聞くのが一番ですからね」
既に柚紀の術中に嵌っている笹森を見て、これ以上混乱状態にさせない為にと東が解説を叔母である言実に頼む。そして帰って来た答えがコチラ
『柚紀はまだまだ試行錯誤の段階で、自らのプレイスタイルが確率しておらぬ。故に考えついた事を片っ端から実行して自己分析している。……セットトリガーを現段階で一つ空けている理由がそれであり、下手をすればその都度・状況に応じて入れ替えするのが主流になるやもしれぬな。複数のスタイルを状況に応じて使い分ける事、イマドキのアニメや漫画でも使っている手法故に珍しくもなかろう?ま、……それである程度実践が可能なレベルにまでするのは一苦労だろうが、あの子が持つサイドエフェクトや鶴ヶ峰特有の特徴を活用してこそ成立する。真似は容易には出来ぬさ。それと………本人は無自覚だが心理戦はあの子が最も得意とする戦術だ。故に一見無駄な会話や表情一つで戦況が一気に変わる事もある。それに太刀川が気づいた……かは不明だが"脅威に感じた"のならそれは正解だ。……………一瞬の隙や気の緩みが命取りになる、そんな空間にあの子は以前身を置いていた。それ故に自然と身に付けた一種の防衛手段がソレだ。あれはかなり厄介で、…手強いから覚悟しておけ。それをどう対処するかは………己で見定めろ、答えは…一つではないからな』
「えっ?……俺達にはその条件言われてないですよ?…………何でですか?諏訪さん??」
「「東さん、分かりますか??」」
「ん?………お前達三人は【旋空をセットこそしているが、実際のランク戦での使用率はかなり低い】だろ?特に後数日で2月となりB級ランク戦が始まれば"奥寺と小荒井は連携による攻撃が主体"となり、"笹森は場合によるが結構最前線で戦うよりカメレオンを使ったサポート的な動きが多くなる"……それを今は見据えて準備をしているだろうから旋空は使わない。……あの子ならそこまで考えた上で"野々村が来ない今日を選んだ"、こんな感じかな?」
「……………………………ソレが本当なら、マジで柚紀ちゃんが恐ろしく感じるのは俺だけか?まだつる姐とか東さんが考えたんなら分かるけどよ〜。……秀次が"柚紀ちゃんの側に居るならついでに戦略を学んでおけ"的な事を言ってて最初は冗談だと思ってたが…………コレを見越してなのか?」
条件を告げられていない三人とおつむが弱い米屋の言い分や東の解説は置いておき、スクリーンではパイパーによる変幻自在な弾丸攻撃が繰り出されており、弾道的に"それ、合成弾並みの性能じゃね?"と出水が内心で突っ込みつつ、多少被弾はしたが弧月が届く間合いに太刀川が近づき誰もが勝負ありと思ったその時
「…………えっ?いきなり分解済みの弾が出て来たっ!!?でもそれはズルになるから出来ない筈だよ!!?」
「わぁ〜……本当に作ったんだ【カメレオンとの合成弾】………確かに弾生成時の独特のオトすら、僕にも聴こえなかった。"サイレント"…は、既に似た名前のトリガーがあるから………
半数の者が柚紀の仕掛けを理解出来てない中、ランク戦を終えた太刀川・菊地原が合流。……柚紀はやはりセクハラ被害が軽いトラウマ化しているらしくブースから出て来る気配がないので嵐山達が迎えに行く。そして丁度良いタイミングで言実がロビーに顔を出せば『先にラボに戻っていろ。調節が必要みたいだからな。……打ち合わせもそこで構わぬだろう?』と移動を促され五人はロビーを後にする。そして話題は太刀川を倒した例の隠し玉についてとなる
「アレ"対僕対策"で講じた無音弾らしいです。オトもですが攻撃する瞬間まで姿が視認出来ない、……つまりはカメレオンとバイパーを合わせた合成弾との事です。ん?……ハウンド、だっけ?ま、どっちでも変わらないか。アレは…"スコーピオンに変わってアタッカー対策として鶴ヶ峰が講じた策の一つ"で、見事に刺さりましたからね」
「流石の俺もアレには吃驚したし一本取られたな〜(ガハハハハ)……ま、今後は【一見無意味な言動や表情の変化、無防備な状態の柚紀には要注意】って事を学べただけで収穫があったから勝ち負けは気にしないさ」
「……………(スッ)えっと質問ですが、何で鶴ヶ峰限定で気をつける必要があると太刀川さんは思ったんですか?何かで注意を逸らす行為は誰だってしそう、ですよ??俺だって、風間さん達程じゃないですが、相手の意表を突く為にカメレオン……使ってますが」
菊地原の発言は兎も角、太刀川の言い方が些か引っ掛かった笹森が疑問を提示する。これに対して「いや、太刀川の言い方が当たっているな」と諏訪が擁護する。その理由は
「例の合成弾、あれは鶴ヶ峰にしか出来ねぇ代物だ。アレを見たら"弾を生成していない無防備な状態でも、実は弾を透明化させているかも"と疑心暗鬼に陥れれて無闇に近づけれなくなる。アタッカーには良い牽制材料となる。これは日佐人も理解出来るだろ?」
「まぁ、そうですが。でも必ずカメレオンをセットしているとは限らな…「なら、間合いに詰められて鶴ヶ峰の表情が曇ったらお前はどう判断する?」えっ?……まぁ、今日は流石に疑いますが後日だとそれこそ演技かもって…………あれ?何でそう、俺は思うんだろ??」
「そこはこの人に解説してもらいましょうか。鶴ヶ峰の事を知るならこの方に聞くのが一番ですからね」
既に柚紀の術中に嵌っている笹森を見て、これ以上混乱状態にさせない為にと東が解説を叔母である言実に頼む。そして帰って来た答えがコチラ
『柚紀はまだまだ試行錯誤の段階で、自らのプレイスタイルが確率しておらぬ。故に考えついた事を片っ端から実行して自己分析している。……セットトリガーを現段階で一つ空けている理由がそれであり、下手をすればその都度・状況に応じて入れ替えするのが主流になるやもしれぬな。複数のスタイルを状況に応じて使い分ける事、イマドキのアニメや漫画でも使っている手法故に珍しくもなかろう?ま、……それである程度実践が可能なレベルにまでするのは一苦労だろうが、あの子が持つサイドエフェクトや鶴ヶ峰特有の特徴を活用してこそ成立する。真似は容易には出来ぬさ。それと………本人は無自覚だが心理戦はあの子が最も得意とする戦術だ。故に一見無駄な会話や表情一つで戦況が一気に変わる事もある。それに太刀川が気づいた……かは不明だが"脅威に感じた"のならそれは正解だ。……………一瞬の隙や気の緩みが命取りになる、そんな空間にあの子は以前身を置いていた。それ故に自然と身に付けた一種の防衛手段がソレだ。あれはかなり厄介で、…手強いから覚悟しておけ。それをどう対処するかは………己で見定めろ、答えは…一つではないからな』