10.交流戦の曲(165.
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そんなこんなで一戦目は黒髪では歌川に勝てず敗北し、二戦目は天鵞絨色の状態で対戦をしていると諏訪と東が合流。「お〜、流石の鶴ヶ峰もA級相手じゃ黒のままじゃ無理だったか〜」「言実さん曰く、黒はトリオン量だけじゃなくて身体能力もC級のソレと同じらしいから当たり前ではあるな。……流石に奥寺達には言ってないから知らないだろうけど」と更に追加情報が齎され、露払い役の二人が驚きを隠せずに居た。その理由は
「……風間さん達が来る前に笹森・小荒井・奥寺と手合わせしてますが、柚紀ちゃん普通に黒髪のまま勝ってましたよ?因みに今日は【回数を稼ぐ為に三本勝負・二本先取】で、全部ストレート勝ち。……本人は可能なら同級生で同性の照井ちゃんとも戦いたかったらしいけど、今日は都合が悪いらしくて後日って事になってます。…………香取ちゃんとは面識ないって事を考えると、今の所"B級相手なら訓練生と同じ性能のトリオン体でも勝てる"だけの実力を有している事になりますよね?それって凄くないですか?!俺、同じ条件になったら……勝てるか微妙ですよ?」
「………鶴ヶ峰の場合、間合い管理さえちゃんとしていれば負ける事はほぼ無いだろう。何処か無理してスコーピオンを使おうとするのはあくまでも"無駄遣い防止"が一番の理由だ。因みに木虎にスコーピオンを勧めたのもアイツと聞いたが、それとは理由が異なる。だが結果を見れば、鶴ヶ峰の読み通りの結果になったと言える」
「そう言う意味ではこのトリオン体の改造は成功と言えるな。些か贔屓があると言えなくはないが、鶴ヶ峰の体質的に仕方ないし結局ランク戦でも勝てれば本人は問題ないのと、例え枷があっても勝てれば"S級クラスの彼女に勝てた"と他人に自慢が出来る。ま、あの子がそう簡単にタイマン勝負で負けたりはしないだろう。例え歌川みたいに一勝は出来ても総合的に勝ち越すのは難しい、……ROMによる予習や対策も練っているだろうが一戦すれば大体の手の内は読めてしまう。本当に恐ろしい子だよ(もし、そんな鶴ヶ峰に勝てるとしたら風間みたいな圧倒的な実力と自分のペースを崩さない奴だろう。……それこそ太刀川みたいな奴との対戦は彼女にも良い刺激になるだろうが…)……(ボソッ)"第二の太刀川"みたいにならないか、少し不安ではあるな」
東の独り言に対しては「あり得ないですよ、アイツに限って」と菊地原が返答。(諏訪と風間はランク戦を見つつ露払いの二人と見解を討論中)そしてそんな彼に柚紀のせいで癖となった頭ナデナデをすれば、相手が相手なので反論やら抵抗出来ず甘んじて受け入れる。そして結果柚紀の辛勝でランク戦を終えた二人が戻ってくれば何時もの毒舌が火を吹く
「全く、一応新人である鶴ヶ峰に負けるとか情け無くない?もしかして手加減したの?それとも…………女子だから本気を出せなかったとか、言わないよね?ソレってどうなのさ??敵が……人型近界民が女だって事あり得るんだよ?遠征任務は今後もウチが行くのだって、ほぼ確定してるんだ。…………それじゃあ困るからね」
「…………………分かっている、そんな事。見た目や過去の経験に囚われない様に気をつけてはいるが、……実際にやるのは難しいな」
『……………じゃあ、歌川くんさえ嫌じゃなければ時々手合わせする?此処が嫌なら作戦室に足を運ぶの位、私は平気だよ?私も良い経験になるし、何より"苦手克服"のお手伝いは君だけじゃないし(クスッ)』
「………ふ〜ん、本当に色々成長したよね君。だって此処に来た当初はオドオドビクビクしてたのに、今はそんな事を言える位に成長してるし、オトも安定してる。ま、そうじゃ無きゃ困るけどね、こっちに飛んできた流れ弾に被弾するのは御免だよ僕。そう言う事だから付き合ってもらったら特訓に。……ついでに野々村にも協力…の意味はないかもね、見た目まんま男で女要素は髪くらいしかないし」
同級生が仲良く(?)話していると、首から下げている携帯に着信が入りチェックする柚紀の対応を待っている間に「じゃあ菊地原は鶴ヶ峰相手に全力で戦えるのか?」「勿論出来るよ?お前じゃないんだから」の会話が交わされ、対応が終わった柚紀と菊地原のランク戦が始まりそうだったまさにその時……
- タタタタタタ……
タタタタタタ…
ダダダダダ!! -
「そのランク戦待ったぁーーー!!!柚紀は一日に戦える回数が限られてるんだ!その一回俺に譲れっ!!?」
『ひゃいっ!?!?か、風間さぁ〜ん。太刀川さんが凄い形相でコッチに来るぅ〜〜!!?(タタタ……ススススス)うぅ〜〜〜、怖いよぉぉ〜(……グスン)』
「(あ、そこは俺達じゃなくてソッチに行っちゃう感じなんだね。ま、風間さんなら確実に柚紀ちゃんを守れるだろうから良いけどさ…)(……スッ)ってか太刀川さん、なんで居るんっスか??確か今日は大学の講義受けたり付き合いがあるからコッチに来ないって聞いてましたよ?」
「あ〜……その予定だったが、俺を呼び出した理由が"例のオープンキャンパスで映った蓮見含めた女子勢を紹介しろ"とか性もない内容だったから任務を理由に抜けて来た。………三人は後数ヶ月したら同じ大学に入るだろうから会うチャンスは幾らでもあるしな。で、……あろう事が中には"お前の妹と付き合いたい"とか馬鹿な事を言う奴も居た。ちゃんと"アイツは妹みたいな存在だが血の繋がりはないし、それこそ自力で仲良くなりやがれ"って言ってやったぞ!!ったく、中身を知らない見た目だけで判断するなって感じだぜ。ってな訳だから柚紀、俺といい加減戦え。……嫌じゃないだろ?」
物凄い勢いと表情で接近してくる太刀川が流石に怖いらしい柚紀は年上二人の元へ。(風間に助けを求めたが、避難先は諏訪の後ろ)そんな少女を慰める米屋に呆れた表情で太刀川を見る諏訪、些か怒っている風間と……明らかに不機嫌な出水が前に出て自分の上司と対峙。そして明かされた内容は【律儀な柚紀が断りづらい状況となる】もので実際に戸惑っていた。……口には出さないが(うっ、……嫌じゃないけど万全のコンディションじゃないから太刀川さんと戦いたくないよ〜。勝てる気がしないもん!そもそも出水先輩から今日は来ないって聞いてたから、……イメトレ出来てない。この人と戦う事に対する)と、トリオン体勢と菊地原には心の声が聴こえる程の精神状態と察すれば……地味に私服でトリオン体だった風間が"妥協案"を提示。その内容は……………
「……風間さん達が来る前に笹森・小荒井・奥寺と手合わせしてますが、柚紀ちゃん普通に黒髪のまま勝ってましたよ?因みに今日は【回数を稼ぐ為に三本勝負・二本先取】で、全部ストレート勝ち。……本人は可能なら同級生で同性の照井ちゃんとも戦いたかったらしいけど、今日は都合が悪いらしくて後日って事になってます。…………香取ちゃんとは面識ないって事を考えると、今の所"B級相手なら訓練生と同じ性能のトリオン体でも勝てる"だけの実力を有している事になりますよね?それって凄くないですか?!俺、同じ条件になったら……勝てるか微妙ですよ?」
「………鶴ヶ峰の場合、間合い管理さえちゃんとしていれば負ける事はほぼ無いだろう。何処か無理してスコーピオンを使おうとするのはあくまでも"無駄遣い防止"が一番の理由だ。因みに木虎にスコーピオンを勧めたのもアイツと聞いたが、それとは理由が異なる。だが結果を見れば、鶴ヶ峰の読み通りの結果になったと言える」
「そう言う意味ではこのトリオン体の改造は成功と言えるな。些か贔屓があると言えなくはないが、鶴ヶ峰の体質的に仕方ないし結局ランク戦でも勝てれば本人は問題ないのと、例え枷があっても勝てれば"S級クラスの彼女に勝てた"と他人に自慢が出来る。ま、あの子がそう簡単にタイマン勝負で負けたりはしないだろう。例え歌川みたいに一勝は出来ても総合的に勝ち越すのは難しい、……ROMによる予習や対策も練っているだろうが一戦すれば大体の手の内は読めてしまう。本当に恐ろしい子だよ(もし、そんな鶴ヶ峰に勝てるとしたら風間みたいな圧倒的な実力と自分のペースを崩さない奴だろう。……それこそ太刀川みたいな奴との対戦は彼女にも良い刺激になるだろうが…)……(ボソッ)"第二の太刀川"みたいにならないか、少し不安ではあるな」
東の独り言に対しては「あり得ないですよ、アイツに限って」と菊地原が返答。(諏訪と風間はランク戦を見つつ露払いの二人と見解を討論中)そしてそんな彼に柚紀のせいで癖となった頭ナデナデをすれば、相手が相手なので反論やら抵抗出来ず甘んじて受け入れる。そして結果柚紀の辛勝でランク戦を終えた二人が戻ってくれば何時もの毒舌が火を吹く
「全く、一応新人である鶴ヶ峰に負けるとか情け無くない?もしかして手加減したの?それとも…………女子だから本気を出せなかったとか、言わないよね?ソレってどうなのさ??敵が……人型近界民が女だって事あり得るんだよ?遠征任務は今後もウチが行くのだって、ほぼ確定してるんだ。…………それじゃあ困るからね」
「…………………分かっている、そんな事。見た目や過去の経験に囚われない様に気をつけてはいるが、……実際にやるのは難しいな」
『……………じゃあ、歌川くんさえ嫌じゃなければ時々手合わせする?此処が嫌なら作戦室に足を運ぶの位、私は平気だよ?私も良い経験になるし、何より"苦手克服"のお手伝いは君だけじゃないし(クスッ)』
「………ふ〜ん、本当に色々成長したよね君。だって此処に来た当初はオドオドビクビクしてたのに、今はそんな事を言える位に成長してるし、オトも安定してる。ま、そうじゃ無きゃ困るけどね、こっちに飛んできた流れ弾に被弾するのは御免だよ僕。そう言う事だから付き合ってもらったら特訓に。……ついでに野々村にも協力…の意味はないかもね、見た目まんま男で女要素は髪くらいしかないし」
同級生が仲良く(?)話していると、首から下げている携帯に着信が入りチェックする柚紀の対応を待っている間に「じゃあ菊地原は鶴ヶ峰相手に全力で戦えるのか?」「勿論出来るよ?お前じゃないんだから」の会話が交わされ、対応が終わった柚紀と菊地原のランク戦が始まりそうだったまさにその時……
- タタタタタタ……
タタタタタタ…
ダダダダダ!! -
「そのランク戦待ったぁーーー!!!柚紀は一日に戦える回数が限られてるんだ!その一回俺に譲れっ!!?」
『ひゃいっ!?!?か、風間さぁ〜ん。太刀川さんが凄い形相でコッチに来るぅ〜〜!!?(タタタ……ススススス)うぅ〜〜〜、怖いよぉぉ〜(……グスン)』
「(あ、そこは俺達じゃなくてソッチに行っちゃう感じなんだね。ま、風間さんなら確実に柚紀ちゃんを守れるだろうから良いけどさ…)(……スッ)ってか太刀川さん、なんで居るんっスか??確か今日は大学の講義受けたり付き合いがあるからコッチに来ないって聞いてましたよ?」
「あ〜……その予定だったが、俺を呼び出した理由が"例のオープンキャンパスで映った蓮見含めた女子勢を紹介しろ"とか性もない内容だったから任務を理由に抜けて来た。………三人は後数ヶ月したら同じ大学に入るだろうから会うチャンスは幾らでもあるしな。で、……あろう事が中には"お前の妹と付き合いたい"とか馬鹿な事を言う奴も居た。ちゃんと"アイツは妹みたいな存在だが血の繋がりはないし、それこそ自力で仲良くなりやがれ"って言ってやったぞ!!ったく、中身を知らない見た目だけで判断するなって感じだぜ。ってな訳だから柚紀、俺といい加減戦え。……嫌じゃないだろ?」
物凄い勢いと表情で接近してくる太刀川が流石に怖いらしい柚紀は年上二人の元へ。(風間に助けを求めたが、避難先は諏訪の後ろ)そんな少女を慰める米屋に呆れた表情で太刀川を見る諏訪、些か怒っている風間と……明らかに不機嫌な出水が前に出て自分の上司と対峙。そして明かされた内容は【律儀な柚紀が断りづらい状況となる】もので実際に戸惑っていた。……口には出さないが(うっ、……嫌じゃないけど万全のコンディションじゃないから太刀川さんと戦いたくないよ〜。勝てる気がしないもん!そもそも出水先輩から今日は来ないって聞いてたから、……イメトレ出来てない。この人と戦う事に対する)と、トリオン体勢と菊地原には心の声が聴こえる程の精神状態と察すれば……地味に私服でトリオン体だった風間が"妥協案"を提示。その内容は……………