1.入隊前日の曲(156.
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更にシステム関連でシロも作戦室を訪れ、甘い中華まんを女子を中心に楽しみながら話題はやはり明日の入隊式に
「なぁ嵐山さん、……多分ユズは黒服だろ?他にも居るか?居ねぇなら暫く俺が黒服C級隊員に扮する必要があるかと思ったんだが………個人情報とか言ってつる姐も陽菜さんも教えちゃくれなくてよ〜。それで来たって訳だ」
「(クスッ)野々村らしい考えだね。それに黒服でも一日でB級になれないだろうから、暫くは見るであろう事だからそこまで二人が気にするのも引っ掛かるけど………個人名は防ぐとして、ポジションや年齢とかなら話してもおれは問題ないと思いますが嵐山さんはどうですか?」
「……充の意見に俺も賛成だ。万が一ナニが言われても俺が判断したと言えば野々村ちゃん達もお咎めないだろう。えっと黒服隊員の資料は………(パラパラパラ…)お!あったあった!……今回も黒服は一人じゃないが、中距離ポジションと女子は柚紀ちゃんだけだな。因みにアタッカーに二人、スナイパーに一人で年下が二人に同級生が一人居る」
「………となると、状況次第じゃ黒服になる必要があるな。……シロ、明日までに用意出来るか?」
「(……スッ)そうなるだろうって事で言実さんからお預かりして来たよ。一応ホルダー色変えたから間違えるって事はないだろうけど気をつけてね?訓練生のトリオン体もトリガーも正隊員より性能は下。間違えてもコッチで防衛任務とか、出たら怒られるじゃ済まないからね?」
「………(ガシッ)流石つる姐、俺の行動もお見通しな訳か。入隊時のオリエンテーションは俺の時と同じだろ?なら平気だって!!」
「…………(モグモグ…)(………何だろう?風音ちゃんのそれ、フラグに思っちゃうのはオレの気のせいかな?)」
フブキ中心で進む話し合いにツッコミを入れずに聞きに徹していた佐鳥は、一つ完食した後に資料を再確認する事に。言実を中心に決められているであろう黒服隊員をちゃんと把握する為に(普段はあまり気にしていないが、今回は柚紀の同期になるので"恋敵の可能性を視野に入れて"念の為)
一方で中華まんは食べずにお茶を飲みながら話を聞いていた時枝は市河が訪問して来た理由が"それだけでない"気がして訊ねてみると
「あ〜、うん………システム関連に関してはただ単純に明日サポートに私も携わる的な報告だけで本命は……ユズちゃんのメディカルチェックだよ。今日はまだして無かったからね〜」
『!!?……あのさ、シロ。それ、必要?少し前ならその、色々不安定だったから分かるけど…今は大分安定してるよ?肉体的も精神的にもさ』
「本当にそうかな?食堂でのお菓子作りは確かに前からあったけど、アレは【体調を崩して基地での生活している際に"体調が戻ったかを観察する数日の暇潰し"期間に行っていた】けど、今回は家事や出水先輩達の指導でトリガーに慣れる作業とか、ソコソコ多忙な中での差し入れ作り。………何か不安な事があって、それを嵐山さん達に聞いて欲しくて来たんじゃないの?」
(全)「!!?」
シロの指摘に全員が柚紀の方を見る。一瞬それに驚いてしまうが、物陰やシロの後ろに隠れたりせずただ苦笑いを浮かべる柚紀。だが、……佐鳥には泣きそうな顔に見えて近寄って「……大丈夫?(ナデナデ)」と訊ねれば少しの沈黙の後に『大丈夫、……じゃない』と涙目になる柚紀を優しく抱き締めた佐鳥に、少女の思考が……不安事が流れ込んでくる。その内容は…
- ドウスレバ、ミンナニミトメラレルカナ? -
- イマ、ボーダーショゾクノタイインハ"ウタヒメノスゴサ"ヲシッテイル -
- デモ、アシタアウCキュウノヒトタチハ……ソレヲシラナイ -
- ソレニ、ウタヒメハ"サポートメイン"デタタカッタコトハホトンドナイ -
- テキヤ、タイイントタタカッテカツ"イメージ"ナラデキテイル -
- デモ、ドコカゴリオシナセンジュツバカリデ……アノフタリトオナジキガシテ"ワタシラシクナイ" -
- マネッコッテ、オモワレタクナイ -
- "ワタシニシカデキナイセンジュツ"ッテ、ナニカナイカナ -
- そうでなきゃ私は…… -
- S級だと名乗れない。名乗っちゃ、駄目な気がする -
口には出さない…出せない不安や葛藤を受信した佐鳥が内部通話で他のメンバーに共有。生身若しくは内部通話がない女子三人には嵐山が掻い摘んで説明すれば、皆がどうすればと考え始める。そして常に他人の心情を受信する辛さを知っているシロが介抱役を佐鳥からフブキに変えた直後にこんな発言が飛び出す
「そんなの"オリエンテーションの試験全て一位とか、C級ランク戦で全戦全勝"すりゃあ良くねぇか?ユズなら少なくとも前者は楽勝だろうし、後者も……得意な間合いを常にキープすればコッチだって楽勝だろ?(ナデナデ)」
『……それが通じるのはC級相手ね。B級に上がったら確実に………………太刀川さんに相手をせがまれる、それも何回も。別に戦いたくないって訳じゃないけど、私は迅さんと違って戦うならノーマルトリガーを駆使する必要がある。だから見つかったら毎回誘われる気がする。それを断ったとしても…まだ例の券、余ってるから絶対に使われる』
「例の券って、太刀川隊の人に渡したアレの事か?確かにそうなるのは俺でも簡単にイメージが出来るし、柚紀ちゃんが苦労するのも目に見える。だからそうだな〜………【あらかじめ一日何回しかランク戦しないと決めたらどうかな?】日常生活に支障を与えない為とか、必要なら言実さんとそう約束したとを理由にしてさ!コレならあの人も無理強いしない筈だ!!」
「後は……やっぱり迅さんにたまに手合わせして貰うのが手っ取り早いな。あの人たまーにノーマルトリガーセットしてるトリオン体も使っているから、頼めばやってくれないか?………よし、本人にもだが玉狛メンバーに"ユズを太刀川さんから守る為"と言う感じで協力を仰ぐとしますか!あ、それなら風間さんにも頼むかな〜。あの人をコッチ側に付ければ心強いし!!」
「なぁ嵐山さん、……多分ユズは黒服だろ?他にも居るか?居ねぇなら暫く俺が黒服C級隊員に扮する必要があるかと思ったんだが………個人情報とか言ってつる姐も陽菜さんも教えちゃくれなくてよ〜。それで来たって訳だ」
「(クスッ)野々村らしい考えだね。それに黒服でも一日でB級になれないだろうから、暫くは見るであろう事だからそこまで二人が気にするのも引っ掛かるけど………個人名は防ぐとして、ポジションや年齢とかなら話してもおれは問題ないと思いますが嵐山さんはどうですか?」
「……充の意見に俺も賛成だ。万が一ナニが言われても俺が判断したと言えば野々村ちゃん達もお咎めないだろう。えっと黒服隊員の資料は………(パラパラパラ…)お!あったあった!……今回も黒服は一人じゃないが、中距離ポジションと女子は柚紀ちゃんだけだな。因みにアタッカーに二人、スナイパーに一人で年下が二人に同級生が一人居る」
「………となると、状況次第じゃ黒服になる必要があるな。……シロ、明日までに用意出来るか?」
「(……スッ)そうなるだろうって事で言実さんからお預かりして来たよ。一応ホルダー色変えたから間違えるって事はないだろうけど気をつけてね?訓練生のトリオン体もトリガーも正隊員より性能は下。間違えてもコッチで防衛任務とか、出たら怒られるじゃ済まないからね?」
「………(ガシッ)流石つる姐、俺の行動もお見通しな訳か。入隊時のオリエンテーションは俺の時と同じだろ?なら平気だって!!」
「…………(モグモグ…)(………何だろう?風音ちゃんのそれ、フラグに思っちゃうのはオレの気のせいかな?)」
フブキ中心で進む話し合いにツッコミを入れずに聞きに徹していた佐鳥は、一つ完食した後に資料を再確認する事に。言実を中心に決められているであろう黒服隊員をちゃんと把握する為に(普段はあまり気にしていないが、今回は柚紀の同期になるので"恋敵の可能性を視野に入れて"念の為)
一方で中華まんは食べずにお茶を飲みながら話を聞いていた時枝は市河が訪問して来た理由が"それだけでない"気がして訊ねてみると
「あ〜、うん………システム関連に関してはただ単純に明日サポートに私も携わる的な報告だけで本命は……ユズちゃんのメディカルチェックだよ。今日はまだして無かったからね〜」
『!!?……あのさ、シロ。それ、必要?少し前ならその、色々不安定だったから分かるけど…今は大分安定してるよ?肉体的も精神的にもさ』
「本当にそうかな?食堂でのお菓子作りは確かに前からあったけど、アレは【体調を崩して基地での生活している際に"体調が戻ったかを観察する数日の暇潰し"期間に行っていた】けど、今回は家事や出水先輩達の指導でトリガーに慣れる作業とか、ソコソコ多忙な中での差し入れ作り。………何か不安な事があって、それを嵐山さん達に聞いて欲しくて来たんじゃないの?」
(全)「!!?」
シロの指摘に全員が柚紀の方を見る。一瞬それに驚いてしまうが、物陰やシロの後ろに隠れたりせずただ苦笑いを浮かべる柚紀。だが、……佐鳥には泣きそうな顔に見えて近寄って「……大丈夫?(ナデナデ)」と訊ねれば少しの沈黙の後に『大丈夫、……じゃない』と涙目になる柚紀を優しく抱き締めた佐鳥に、少女の思考が……不安事が流れ込んでくる。その内容は…
- ドウスレバ、ミンナニミトメラレルカナ? -
- イマ、ボーダーショゾクノタイインハ"ウタヒメノスゴサ"ヲシッテイル -
- デモ、アシタアウCキュウノヒトタチハ……ソレヲシラナイ -
- ソレニ、ウタヒメハ"サポートメイン"デタタカッタコトハホトンドナイ -
- テキヤ、タイイントタタカッテカツ"イメージ"ナラデキテイル -
- デモ、ドコカゴリオシナセンジュツバカリデ……アノフタリトオナジキガシテ"ワタシラシクナイ" -
- マネッコッテ、オモワレタクナイ -
- "ワタシニシカデキナイセンジュツ"ッテ、ナニカナイカナ -
- そうでなきゃ私は…… -
- S級だと名乗れない。名乗っちゃ、駄目な気がする -
口には出さない…出せない不安や葛藤を受信した佐鳥が内部通話で他のメンバーに共有。生身若しくは内部通話がない女子三人には嵐山が掻い摘んで説明すれば、皆がどうすればと考え始める。そして常に他人の心情を受信する辛さを知っているシロが介抱役を佐鳥からフブキに変えた直後にこんな発言が飛び出す
「そんなの"オリエンテーションの試験全て一位とか、C級ランク戦で全戦全勝"すりゃあ良くねぇか?ユズなら少なくとも前者は楽勝だろうし、後者も……得意な間合いを常にキープすればコッチだって楽勝だろ?(ナデナデ)」
『……それが通じるのはC級相手ね。B級に上がったら確実に………………太刀川さんに相手をせがまれる、それも何回も。別に戦いたくないって訳じゃないけど、私は迅さんと違って戦うならノーマルトリガーを駆使する必要がある。だから見つかったら毎回誘われる気がする。それを断ったとしても…まだ例の券、余ってるから絶対に使われる』
「例の券って、太刀川隊の人に渡したアレの事か?確かにそうなるのは俺でも簡単にイメージが出来るし、柚紀ちゃんが苦労するのも目に見える。だからそうだな〜………【あらかじめ一日何回しかランク戦しないと決めたらどうかな?】日常生活に支障を与えない為とか、必要なら言実さんとそう約束したとを理由にしてさ!コレならあの人も無理強いしない筈だ!!」
「後は……やっぱり迅さんにたまに手合わせして貰うのが手っ取り早いな。あの人たまーにノーマルトリガーセットしてるトリオン体も使っているから、頼めばやってくれないか?………よし、本人にもだが玉狛メンバーに"ユズを太刀川さんから守る為"と言う感じで協力を仰ぐとしますか!あ、それなら風間さんにも頼むかな〜。あの人をコッチ側に付ければ心強いし!!」