9.初任務の曲(164.
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それからは連鎖的に亜種による強襲が続き、柚紀に補給の暇もなくトリオンの減りが激しいのをモニタリングしているシロから共有され歌姫時程ではないが引き気味に…四人が仕留め損なった敵を潰すのが続く。別に危なっかしくはないのだが、これでは任務の参加意味がないと不貞腐れてしまう柚紀を、同じくサポート的な立ち位置に居る佐鳥が諌める。そんな中
- パチパチ、バチバチ……ドスドスドス、ドスーン!! -
❲!?警戒っ!!!巨大化や砲撃型及び洗脳型亜種反応確認!気をつけて!?❳
「ちょっ!?いきなり至近距離に複数のバムスター・バンダーで更に亜種混じりかよっ!?(ガキィーン!)くっ!?まだ周囲に隠密型、居るって言うのにッ!!?」
「フブキ先輩っ!!?「(クイッ!)野々村を心配する気持ちは分かるが、下手に今のに体制を崩せばお前が隠密型の餌食になる。洗脳型が居る状態で無闇に負傷するのは危険だ!」っ!!?ですが、このままでは先輩がっ!!!?」
『………コチラ歌姫。少し早くなりますが次の任務担当部隊、出せますか?……言実さん』
《(ジジッ)……ギリギリ一部隊分の人数はおる。………殺るのか?》
『この乱戦状態です、それが一番洗脳被害に遭う可能性が低いかと。……出動手配お願いします。………(トントン)佐鳥くん、面倒な亜種含めた敵を一掃します。だからちょっと手伝ってくれないかな?』
研ぎ澄まされた感覚で死角からの攻撃や隠密型すら対処していたフブキだが、背後に新たな敵が現れて意識が散漫してしまう。……二種共にモールモッド程脅威ではないが、やはり背を取られる事をフブキも良い気はしないのだ。それをカバーしようと木虎が動こうとするが隠密型が辺りに潜伏している状態で背後を晒すのはマズいと時枝が止める。が、孤立してしまっているフブキが負傷するのも時間の問題と時枝も分かっているらしく、表情は芳しくない。それらを傍目から見ていた柚紀が"最善の方法を算出、その後に待ち受ける状況打破"の為に今日も作戦室に常駐している言実に通信を入れて手短にやり取りを済ませれば【単独行動は禁止】と別れる際に迅に忠告されていたので、佐鳥を巻き込む事に。そして佐鳥が頷いたのを確認してから『フブキ!?無理して倒さなくて良いから、もう少しだけ攻撃を凌いでて!!後三人ともバックワーム装着を!!?』と声を掛ければ彼と一緒にグラスホッパーにて高層建築の屋上に移動する
- スタッ、……ストン -
「はいとうちゃ〜く!!で、どうするつもり?」
『(スーパー……キイィーン!!?…パチッ)フルアタックハウンドで敵を一層します。ただ変則的だし、余計な情報を遮断する為に"三人にはレーダーから消えてもらう必要があった"のと、佐鳥くんには念の為ツインをお願いする関係上、バックワーム使えないし、バンダーに対して射線はあの位置じゃ通らなかったでしょ?……つまりそう言う事。…………(ニコッ)残りは多分私が倒せる筈だけど、うち漏らし居たら後始末お願いしますね?』
「(……キイィーン、スチャッ)OK!!一丁殺りますか!別にガンナーみたいな動きも悪くないけど、やっぱりオレにはスナイパー本来の立ち位置やお仕事の方が性に合っているみたい!!(ニカッ)君の期待には応えるよ!一応ボーダー隊員としては先輩だからね!!?」
『(………ポン!…フルフル、……スーハー)いきます!!全攻撃追尾弾 !!?』
- ババババ、…ババババババババババババババババババババ……………ドンドーン! -
- ドカーーン!! -
余計な情報を遮断する為にシロとリンクしていない若葉色の瞳を器用に閉じ、【右を威力重視で弾丸は大きめ、左を弾数多めの速度重視】の弾をそれぞれ調律して発射体制を整える。これだけ高度な事をするにはサイドエフェクトをフル活動する必要があり、放てば最後トリオンが枯渇するのを流石の柚紀も分かっていたのでいきなりの不意打ち防止も兼ねて前線から離脱したのだ。そしてそんないきなりの言動に嫌な顔せずに付き合ってくれる佐鳥の笑顔を見て一瞬集中力が切れかけるが、何とか持ち堪えて弾を発射させる
そして柚紀の攻撃と佐鳥の狙撃でほぼ敵を一掃完了したが、最後の悪足掻きで放たれたバンダーによる砲撃が二人が居る建物にヒット、倒壊を始める。それを"何時ものように"移動して離脱しようとする二人だったが
『(ガクン!!)エッ?!しまったっ!カラダが……き、キャアァァーーーー!!!?』
「!??えっ!!?ちょっ!?柚紀っ!!?(ダン!!)」
「「「!!?」」」
地上三人も降り注ぐ瓦礫から退避していて距離が開いてしまい、落下している柚紀の悲鳴を聞いて流石に驚きを露にする。佐鳥もグラスホッパー持ちの柚紀が退避に失敗するとは思っておらず慌てて引き返すが瓦礫のせいで上手く近付けずにいた。……疲労度に伴い痛覚が解禁される柚紀がこのまま落下すればタダでは済まない状態でいよいよ地上に激突しかけた、その時
- キイィーン、スタスタスタン!……ポフン!! -
「ったく!まだまだ甘ちゃんだなお前等〜!!あんな大芸道をやった後だぜ?幾ら柚紀でもトリオン枯渇して動きが鈍くなるってもんだぞ?ってか、スゲェー瓦礫の量だな〜!!(キイィーン)……二人共露払い頼んだぞ〜。俺はお疲れなコイツのお守りと運搬役に引き渡す必要があるからな(スタスタスタ…)」
「ヘイヘイ。……どうせだ、どっちが沢山の瓦礫を破壊するか勝負しないか?…"鋼"」
「(…スチャッ)良いぞ、軽い肩慣らしになるな。無いとは思うが佐鳥に当てるなよ?…"カゲ"」
『ひゃいっ?!?えっ?えっ??と、当真先輩に、カゲ先輩と村上先輩っ?!!?』
落下地点にワープしてきた当真が柚紀をチャッチすれば影浦と村上に瓦礫撤去を頼みゆっくり退避しつつ念の為頭上にシールドを展開。状況が飲み込めない中、瓦礫の雨から脱出した柚紀達を三人が出迎えるが、当真の後方から佐鳥含めた三人が現れ、更にはフブキ達の後方からはお迎えの出水とオマケの太刀川が現着。バックワーム着用を指示した後に出水にトリオン切れで動けない柚紀を託せば「オツカレさん、後は俺達に任せてお前は休め(ナデナデ)」と言われて緊張の糸が切れたらしく換装が解かれそのまま眠ってしまう柚紀。一瞬バランスを崩す出水だが何とか持ちこたえれば太刀川を先頭に現場を離脱する。負傷こそしていないが四人もトリオン消費は著しく、生身の柚紀を守りながらの戦闘は極力避けたいのがフブキも思っているので反論はしなかった
- パチパチ、バチバチ……ドスドスドス、ドスーン!! -
❲!?警戒っ!!!巨大化や砲撃型及び洗脳型亜種反応確認!気をつけて!?❳
「ちょっ!?いきなり至近距離に複数のバムスター・バンダーで更に亜種混じりかよっ!?(ガキィーン!)くっ!?まだ周囲に隠密型、居るって言うのにッ!!?」
「フブキ先輩っ!!?「(クイッ!)野々村を心配する気持ちは分かるが、下手に今のに体制を崩せばお前が隠密型の餌食になる。洗脳型が居る状態で無闇に負傷するのは危険だ!」っ!!?ですが、このままでは先輩がっ!!!?」
『………コチラ歌姫。少し早くなりますが次の任務担当部隊、出せますか?……言実さん』
《(ジジッ)……ギリギリ一部隊分の人数はおる。………殺るのか?》
『この乱戦状態です、それが一番洗脳被害に遭う可能性が低いかと。……出動手配お願いします。………(トントン)佐鳥くん、面倒な亜種含めた敵を一掃します。だからちょっと手伝ってくれないかな?』
研ぎ澄まされた感覚で死角からの攻撃や隠密型すら対処していたフブキだが、背後に新たな敵が現れて意識が散漫してしまう。……二種共にモールモッド程脅威ではないが、やはり背を取られる事をフブキも良い気はしないのだ。それをカバーしようと木虎が動こうとするが隠密型が辺りに潜伏している状態で背後を晒すのはマズいと時枝が止める。が、孤立してしまっているフブキが負傷するのも時間の問題と時枝も分かっているらしく、表情は芳しくない。それらを傍目から見ていた柚紀が"最善の方法を算出、その後に待ち受ける状況打破"の為に今日も作戦室に常駐している言実に通信を入れて手短にやり取りを済ませれば【単独行動は禁止】と別れる際に迅に忠告されていたので、佐鳥を巻き込む事に。そして佐鳥が頷いたのを確認してから『フブキ!?無理して倒さなくて良いから、もう少しだけ攻撃を凌いでて!!後三人ともバックワーム装着を!!?』と声を掛ければ彼と一緒にグラスホッパーにて高層建築の屋上に移動する
- スタッ、……ストン -
「はいとうちゃ〜く!!で、どうするつもり?」
『(スーパー……キイィーン!!?…パチッ)フルアタックハウンドで敵を一層します。ただ変則的だし、余計な情報を遮断する為に"三人にはレーダーから消えてもらう必要があった"のと、佐鳥くんには念の為ツインをお願いする関係上、バックワーム使えないし、バンダーに対して射線はあの位置じゃ通らなかったでしょ?……つまりそう言う事。…………(ニコッ)残りは多分私が倒せる筈だけど、うち漏らし居たら後始末お願いしますね?』
「(……キイィーン、スチャッ)OK!!一丁殺りますか!別にガンナーみたいな動きも悪くないけど、やっぱりオレにはスナイパー本来の立ち位置やお仕事の方が性に合っているみたい!!(ニカッ)君の期待には応えるよ!一応ボーダー隊員としては先輩だからね!!?」
『(………ポン!…フルフル、……スーハー)いきます!!
- ババババ、…ババババババババババババババババババババ……………ドンドーン! -
- ドカーーン!! -
余計な情報を遮断する為にシロとリンクしていない若葉色の瞳を器用に閉じ、【右を威力重視で弾丸は大きめ、左を弾数多めの速度重視】の弾をそれぞれ調律して発射体制を整える。これだけ高度な事をするにはサイドエフェクトをフル活動する必要があり、放てば最後トリオンが枯渇するのを流石の柚紀も分かっていたのでいきなりの不意打ち防止も兼ねて前線から離脱したのだ。そしてそんないきなりの言動に嫌な顔せずに付き合ってくれる佐鳥の笑顔を見て一瞬集中力が切れかけるが、何とか持ち堪えて弾を発射させる
そして柚紀の攻撃と佐鳥の狙撃でほぼ敵を一掃完了したが、最後の悪足掻きで放たれたバンダーによる砲撃が二人が居る建物にヒット、倒壊を始める。それを"何時ものように"移動して離脱しようとする二人だったが
『(ガクン!!)エッ?!しまったっ!カラダが……き、キャアァァーーーー!!!?』
「!??えっ!!?ちょっ!?柚紀っ!!?(ダン!!)」
「「「!!?」」」
地上三人も降り注ぐ瓦礫から退避していて距離が開いてしまい、落下している柚紀の悲鳴を聞いて流石に驚きを露にする。佐鳥もグラスホッパー持ちの柚紀が退避に失敗するとは思っておらず慌てて引き返すが瓦礫のせいで上手く近付けずにいた。……疲労度に伴い痛覚が解禁される柚紀がこのまま落下すればタダでは済まない状態でいよいよ地上に激突しかけた、その時
- キイィーン、スタスタスタン!……ポフン!! -
「ったく!まだまだ甘ちゃんだなお前等〜!!あんな大芸道をやった後だぜ?幾ら柚紀でもトリオン枯渇して動きが鈍くなるってもんだぞ?ってか、スゲェー瓦礫の量だな〜!!(キイィーン)……二人共露払い頼んだぞ〜。俺はお疲れなコイツのお守りと運搬役に引き渡す必要があるからな(スタスタスタ…)」
「ヘイヘイ。……どうせだ、どっちが沢山の瓦礫を破壊するか勝負しないか?…"鋼"」
「(…スチャッ)良いぞ、軽い肩慣らしになるな。無いとは思うが佐鳥に当てるなよ?…"カゲ"」
『ひゃいっ?!?えっ?えっ??と、当真先輩に、カゲ先輩と村上先輩っ?!!?』
落下地点にワープしてきた当真が柚紀をチャッチすれば影浦と村上に瓦礫撤去を頼みゆっくり退避しつつ念の為頭上にシールドを展開。状況が飲み込めない中、瓦礫の雨から脱出した柚紀達を三人が出迎えるが、当真の後方から佐鳥含めた三人が現れ、更にはフブキ達の後方からはお迎えの出水とオマケの太刀川が現着。バックワーム着用を指示した後に出水にトリオン切れで動けない柚紀を託せば「オツカレさん、後は俺達に任せてお前は休め(ナデナデ)」と言われて緊張の糸が切れたらしく換装が解かれそのまま眠ってしまう柚紀。一瞬バランスを崩す出水だが何とか持ちこたえれば太刀川を先頭に現場を離脱する。負傷こそしていないが四人もトリオン消費は著しく、生身の柚紀を守りながらの戦闘は極力避けたいのがフブキも思っているので反論はしなかった